#42 世界遺産訪問記(百舌鳥古市古墳群・2023/11/5)(4)

引き続き百舌鳥・古市古墳群の紹介ですが、今回から古市エリアに入ります


允恭天皇陵古墳

25.允恭天皇陵(市野山)古墳(いんぎょうてんのうりょう)

3段の墳丘を持つ全長230mの前方後円墳で、両側のくびれ部分には造り出しが設けられています
築造時は二重の濠を持っていたそうです

鍋塚古墳

26.鍋塚古墳(なべづか)

仲姫命陵古墳の北側の堤に乗るような位置にある方墳で、仲姫命陵古墳の陪冢の一つと考えられています
現状では1辺40mほどなのですが、周辺調査の結果から元々は1辺63mほどの規模だったと推測されています
こちらは公園のように整備されていて階段で上部まで登ることができます

八島塚古墳

27.八島塚古墳(やしまづか)

助太山古墳・中山塚古墳と並んで造られた方墳
3古墳の東側に位置しています
これらの3古墳は墳丘の南辺を揃え、濠を共有するという独特な築造法を採用しています

中山塚古墳

28.中山塚古墳(なかやまづか)

助太山古墳・八島塚古墳と並んで造られた方墳
3古墳の中央に位置しています
これらの3古墳は墳丘の南辺を揃え、濠を共有するという独特な築造法を採用しています

助太山古墳

29.助太山古墳(すけたやま)

中山塚古墳・八島塚古墳と並んで造られた方墳
3古墳の西側に位置しています
これらの3古墳は墳丘の南辺を揃え、濠を共有するという独特な築造法を採用しています

仲姫命陵(仲津山)古墳

30.仲姫命陵(仲津山)古墳(なかつひめのみことりょう)

3段の墳丘を持つ墳丘長290mの前方後円墳
裾に近い位置に平坦面が見られるので4段での築成を意図していた可能性があります
仲姫命は応神天皇の皇后で、仁徳天皇の母親にあたる方です
八幡神として知られる誉田別命(ほんだわけのみこと・応神天皇)とともに八幡三神の一柱として祀られる比売神を、この仲姫命とする説もあるようです

古室山古墳

31.古室山古墳(こむろやま)

3段の墳丘を持つ墳丘長150mの前方後円墳
東側のくびれ部分には造り出しが見られます
墳頂部に石材が散在していたことから竪穴式石槨であった可能性が推測されています
墳丘の周囲には濠が巡らされているのですが、濠の平面形が墳丘の形(前方後円墳形)にくびれていることが確認されています

大鳥塚古墳

32.大鳥塚古墳(おおとりづか)

変則的な構造を持つ前方後円墳で、後円部が3段、前方部が2段で築かれており、後円部の高さが著しく高いことが特徴です(写真では分かりづらくすみません)
墳丘の周囲には幅の狭い馬蹄型の濠が巡っている(現在は埋没保存)のですが、当初から水をたたえていなかったのではないかと考えられています

まだ続きます(多分、次が最後です)

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