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#10 世界遺産検定の勉強法(2)

(承前)

■時事問題&その他

ボリュームが小さいようですが、分量にすると10%も出題されます
テキストではコラムといった位置づけの「無形文化遺産」や「世界の記憶」といった関連項目も、各国の遺産1,100件以上をしらみ潰しに覚えていくよりもはるかに効率がいい学習となります

また時事問題ですが、苦にならないようであれば、常にあらゆるニュースにアンテナを張っているのがベストだとは思います
が、やはり効率は悪いので、おすすめはWikipediaの世界遺産委員会の記事を読むことをおすすめします
各年の登録遺産はもちろん注目すべき議事の流れ等も記載されていたりしますので目を通しておくといいですよ

■各国の世界遺産

最もボリュームが多く、出題範囲が広いため取捨選択が難しい項目ですよね
分量としても出題の45%を占めているので、捨ててしまうという訳にもいきません

これはあくまで1級に受かるためだけの考え方なのですが、これまであげた基礎知識と日本の世界遺産で45%、時事問題その他で10%あります
ここまでの55%をほぼ完璧に得点出来れば、100点程度は取れることになります

で、45%の各国の遺産も過去問を確実におさえていれば3割程度は取れるはずです

これで計算上は130~140点は取れることになりますよね?
どうでしょう、気が楽になりませんか?
満点やそれに近い高得点を目指すのであれば邪道な考え方ですけど、あくまで認定(140点以上)の獲得のみを目指すのであればこんな考え方も一考に値します

(さらに邪道ですがマークシートの4択なのでとにかくマークすれば45%のうち11%は取れるはず…)

■各国の世界遺産の暗記ツール

最初に私が受検した際には昔ながらの手書きの単語帳を作ったのですが、1,000件超の単語帳を持ち歩くのはなかなかに厳しいので、やはりスマホのアプリがいいと思います

私が使っているのはWordHolicというアプリで、こんな感じで分類のフォルダとカードを作ってます

分類のサブフォルダは公式テキストの分類に沿っています
個別のカードについては、「登録年」「保有国」「見出し」「説明文の太字・赤字」「写真の構成資産」等のみを記載し、裏面にその遺産の名称を入れています
なので、このカードのみではこの世界遺産がどのようなものなのかはよく分からないのですが、検定の問題において4択の選択肢を選ぶのであればこの程度で充分だと思います

これも勉強法としてはおそらく邪道で、世界遺産についての理解を深めるということにはほぼ役に立ちませんので、あしからず

■終わりに

以上、あくまで1級の範囲の世界遺産を理解するため、ではなく1級検定を攻略するための勉強法となります

ほとんどの受検生にとって大きな壁となる1級検定について、何度受検してもあと一歩足りない、というような方の少しでも手助けとなれば幸いです

もちろん、実力があって学習時間も充分にとれるという方は、各遺産のノートをしっかり作って理解を深めていくというのが正攻法ですし、次のマイスターを受検する際にも間違いなく役に立つ方法であることは間違いないです

ちなみにこんな感じのスタンスで臨んで、2級合格→1級はすんなり合格したものの、知識はまったく定着していないので2年後に受検した1級リスタはあっさり不合格でした・・・
(翌年リスタ再受検ではリベンジ果たしましたが)

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