見出し画像

経験と意思との関係について考えたこと。

連続テレビ小説なつぞらにこんな一節があった。

亜矢美「咲太郎に聞いたんだけどさ、何か、夢があるんだって?」
なつ  「はい。それも、北海道に行けたから、夢を持つこともできたんです。」 

なつぞらを毎朝見れてはいないが、気になっていたので、YouTubeで毎週の各5話を5分にまとめた動画を見て、そこで出てきた一節だった。15分×5日を5分にまとめた動画のため、真意がわかっていないかもしれない。それでもわたしは、なつの台詞「北海道に行けたから夢を持つこともできた」に心を打たれた。

わたしは昔から「やらないで後悔するならやって後悔したい」派なので、色々片足突っ込んでみることが多い。続かないで途中で辞めてしまうことが多いけど、やっぱり経験からわかること、しっくりくることもあるよなぁ、と思う。

わたしは今の仕事にしっくりきていない。大学4年の就活でその時行きたかった会社から内定を貰えず、その後半年ベンチャーでインターンをし、その後新卒で入社した会社での仕事。周りで新卒で入った会社で楽しそうにいきいきと働いている友人などを見ると、「羨ましいなあ、なんでわたしはそうなれなかったんだろう」と思ったりする。それでもわたしは最近やっと、「就活の失敗」、「半年のインターン」、「いまの仕事」を経験して自分がしっくりくるのってこういうことかな、が見えてきた。

・働くことは嫌いではないらしい。
・オンとオフがはっきりしすぎているともやもやするみたい。仕事とプライベートが少しリンクした方が好きかも。
・自分の仕事がどこの誰にどんな影響を与えられているのかわからないともやもやするみたい。
・毎回同じ仕事ではなく、毎回自分で考える仕事が好きかも。
・仕事が目の前に落とされる感覚にはあまりしっくりこない。自分で探したい?
・土日のために働くのは嫌だ。
・「あ〜まだ月曜か」と思ってしまうことが嫌だ。
・チームで働いてそこで自分の能力を発揮したい、自分の発揮できる仕事を見つけたい。
・一緒に働く人の発する言葉に結構敏感かも。

そんなことを、やっとやっとわかってきた。
インターンを経験して、今の会社で1年強働いて、就活で見てきた企業を振り返って、自分の働くことに対する価値観ってこんなことなんじゃないかなあ、って出していくことができてきた。

回り道だった。もっと早くいろんな周りの人みたいに決断できたんじゃないか、とも思う。就活の段階でこんなに考えられなかったかなあ、と思う。

それでも、多分無理だったなあ、とも思う。経験をして、そこから感じたこと・考えたことをもって、やっと私は決断できるタイプの人間らしい。やっぱり、やらないとわからない、タイプの人間らしい。この2年くらいでいろんな選択肢を経験からなる実感を持って消す事ができるようになった。やっと、迷いがなくなってきた。

なつみたいに、明確な夢はまだないけれど、わたしも経験によって決断が後押しされている感覚だ。「あの時があったから、今この決断をできるんです」「今こう考えて、これからこうしようと思ってるんです」とそう自信を持って言えるようになってきた。そんなことを思った、一節だった。

今度のお休みはちゃんと丁寧になつぞら見ようっと。

#つらつらなるままに #働くって #なつぞら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?