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3月7日は「サウナの日」

今年も3月7日「サウナの日」がやって参りました。

公益社団法人日本サウナ・スパ協会が「3・7」の語呂合わせで制定した「サウナの日」は毎年各地でサウナ関連のイベントが行われる一日で、全国のサウナ愛好家がサウナへ集う1日です。


サウナの日スペシャルイベントとして『37歳のお客様+そのお連れ様1名を無料でサウナにご招待』も開催しており、「37」という組み合わせは日本のサウナ界では非常に神格化された数字でもあります。

今年は日曜日なので全国のサウナ愛好家はこぞってサウナに繰り出し、サウナを堪能したのではないでしょうか?

私も例に漏れず、本日はサウナを堪能予定です。


サウナの歴史を振り返る

熱した石によって熱せられた部屋で発汗を行う「石発汗浴」は4000年前から世界中にあったとされ、太古の時代より人は発汗浴を行っていました。

発汗浴を行う理由として「治癒」「宗教上の儀式」「修行」「リラックス」「社交の場」という役割のもと行われており、古代の日本でも行われていた「蒸し風呂」も例外ではありません。

サウナは2000年ほど前にフィン族が現在のフィンランドに住み着いた時に生まれた発汗浴です。

世界中に存在していた発汗浴は生まれては消えを繰り返していましたが、フィン族が生み出したサウナは今も変わらずに現在まで伝承されており、現在ではそれが世界中に広まっている状態になります。

伝統的なサウナを「スモークサウナ」と呼び、フィンランドでは「スモークサウナこそが本当のサウナである」という声もあるほどです。

スモークサウナとは簡単にいうと電気やガスストーブの代わりに石を積んだ炉で薪を燃やし煙の熱と熱しられたサウナストーンによってサウナ室を温めるサウナになります。

サウナで欠かせない要素として「ロウリュ」と「ヴィヒタ」がありますが、これもフィンランドの長いサウナ史の中で育まれた文化です。

ロウリュは熱せられたサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させて、熱を体に受ける手法です。ロウリュは「サウナの魂」が宿るとも言われており、非常に重要な要素です。

ヴィヒタはシラカバの枝を束ねたもので体を叩くマッサージ方法で、これもサウナが生まれた時期と同タイミングで誕生したと言われています。「ヴィヒタ抜きのサウナは塩抜きの料理」と言われるほどサウナにおけるヴィヒタは重要な要素になります。

日本にサウナが普及1964年東京オリンピック後で、サウナは新しい入浴方法として話題を集めサウナブームが起こったそうです。

公益社団法人日本サウナ・スパ協会の始まりは1969年に結成された日本サウナ党からで、ここから日本のサウナ文化は全国へと広まっていくことになります。

1984年3月日本サウナ協会(現在の公益社団法人日本サウナ・スパ協会)によって「3・7」の語呂合わせから「サウナの日」と制定されたことで生まれました。

日本におけるサウナの歴史が急激に動いたのは平成に入ってからで、特に「サ道」の影響は非常に大きかったといえます。

また、2012年に業界唯一の公益社団法人として「日本サウナ・スパ協会」が発足されたことも重なり勢いがついたこともポイントです。

国内でSNSの利用が増加した時期とも重なり、サウナ情報を投稿する動きも増え、口コミでサウナの良さは広がっていき、芸能関係のサウナ愛好家によるサウナ推しを全面に出す動きもまたサウナブームの火付け役となりました。

2019年にドラマ サ道が放送されたことで一気に火がつき現在のサウナブームが起こることになりました。


サウナの日を楽しもう

サウナの日は全国で様々なサウナイベントが行われていたり、サウナ愛好家によるイベントが開催されていたりするのである種のお祭りです。

お祭りに参加し、SNSでサウナ愛を語るのもよし、いつもと変わらずサウナ日入り噛み締めるのもよし、サウナについて深く考える1日でもよし、とどんな過ごし方をしてもよい日です。

私は何か特別なことをせず、ホームサウナに足を運びサウナに入る日にしようと思っています。

暗い現実を吹き飛ばす熱い熱気でととのっていきましょう。


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