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はじめての有馬記念講座!〜分析&枠順考察編〜

こんにちは、じーやまです!

今回も、前回に引き続きまして有馬記念に関する記事を書いてみたいと思います。

第2回は分析&枠順考察編ということで、初心者の方は少し難しいかもしれませんが、競馬予想の仕方について、多少なりとも知れる内容になっています!

…ということで、今回も長文かつ拙文になりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

※個人的な事情ではありますが、ここ数日かなり忙しかったため、第2回として予定していた「出走馬紹介編」は割愛させていただきます。



目次

1.傾向分析〜有馬記念を知ろう〜
-①過去5年の勝ち馬から分かる傾向
-②枠順別データ
-③馬齢別データ
-④人気別データ
-⑤脚質別データ
2.コース分析〜中山2,500mを知ろう〜
3.各馬の枠順考察



1.傾向分析〜有馬記念を知ろう〜


まずは各種傾向分析です。

競馬予想において絶対に必要な傾向分析。
受験で例えると過去問のようなものでしょう。

有馬記念を勝つ馬はどのような馬かー。
好走する可能性が高いのはどのような馬かー。
人気の割にオトクなのはどの馬かー。

1つ1つのデータを考察し、紐解いていきたいと思います!


①過去5年の勝ち馬から分かる傾向

最初に過去5年の上位3頭について、様々な要素を絡めながら考察します。

下の画像をご覧ください(画質悪いかも…)

画像1

枠順、馬齢、人気、脚質については後ほど詳しく取り扱いますので、ここでは割愛。

走破タイムは大体2:32〜2:33前後

有馬記念自体が中山開催後半に行われることもあり、芝のコンディションがあまり良くないことに加え、コーナーを6回(最初の入り含め)こなす必要のあるコース形態。

そのため、一流馬が集結するG1レースにしては、そこまで時計が早くはありません

対照的な傾向が出やすいのが東京競馬場で行われるジャパンカップ

上記の画像の「前走」の部分を見ても、ジャパンカップで惜敗した馬の好走が目立ちます

つまり、スピードや末脚の持続力が求められるジャパンカップと、スタミナにパワー、さらに器用さが求められる有馬記念では、必要とされている能力が違うということです。

〜ポイント1〜
前走ジャパンカップ惜敗組に妙味あり!


また、過去5年の上位馬の顔ぶれを見て何か気付くことがあるでしょうか?

正解は「同じ馬の名前が複数回出ている」です!

キタサンブラック、ゴールドアクター、シュヴァルグラン。

2014年3着のゴールドシップも2012年の同レースの勝ち馬であり、リピーターが多いレースと言えるでしょう。

〜ポイント2〜
リピーターに注目!


☆補足情報

過去5年の傾向だけ見てもわからない部分が大きいですが(※)、競走馬に騎乗するジョッキーにもコースと得手不得手があります。

※なぜ過去5年に限定したかは後で説明します。
(めちゃくちゃ大事な理由があるので)

有馬記念については、同レース最多勝となる4勝を挙げているグランプリ男・池添謙一騎手(フィエールマン)を筆頭に、同3勝の武豊騎手(ワールドプレミア)、同2勝のルメール騎手(アーモンドアイ)が出場します。

特に池添騎手に関しては、年間リーディング(勝利数)では例年10位前後にも関わらず、有馬記念は最多勝と、この舞台に特に強いのは明らかです。

個人的に好きな騎手でもあるので注目してみてください!

〜ポイント3〜
池添、武豊、ルメール騎手に要注意!


②枠順別データ

続いて枠順別データです。

前回述べた通り、有馬記念は公開枠順抽選会が行われるなど、他のG1レースに比べて「枠」への注目度が高いレースです。

ということで過去5年の傾向はこちら↓

画像2

※()内の数字は左から(1着-2着-3着-着外)
※複勝率…3着以内に入る確率のこと

まず見てとれるのが、「内枠有利」です。
5枠から外が(1-2-4-33)であるのに対し、4枠から内は(4-3-2-32)。

複勝圏内(3着以内)であれば大差はないものの、勝利数を見る限り、経済コースをロスなく立ち回れる内枠の馬の方が有利と言えるでしょう。

また、外枠の中では6枠が比較的成績が良く、これは自分より内側にいる馬と外側にいる馬の両方を見た上で、ポジショニングを判断できる点が有利だからでしょう。

7枠、8枠については絶望的な数字


その理由については後述します。

〜ポイント4〜
有馬記念は内枠有利。ただし6枠には注意!


☆補足情報

現在は「公開枠順抽選会」という形で枠順が決まっている有馬記念。

しかし、2014年はくじで選ばれた順に好きな枠順を選べる「公開枠順ドラフト」が行われました。

結果は、1番目に引いたジェンティルドンナ陣営が2枠4番を選択し、見事1着

2番目に引いたトゥザワールド陣営が3枠6番を選択し、9番人気の低評価を覆して2着

ドラフト結果通りのワンツーとなり、翌年から廃止され、現行の形がとられるようになりました。

2枠4番と3枠6番

知っておいて損はない情報でしょう。


③馬齢別データ

競馬を予想する上で、「斤量」という要素は欠かせません。

斤量とは、馬が背負う騎手の重さのこと。
強い馬ほど重く、弱い馬ほど軽く設定されることもあり、実力以外の面での公平性を保つ手段の1つです。

有馬記念では、4歳以上牡馬が57キロ4歳以上牝馬&3歳牡馬がら55キロ、3歳牝馬が53キロという負担重量。

年齢別データは下記の通りです。

画像3

画像4

とにかく目立つのが3歳牡馬の好走です。

先ほど述べた通り、負担重量が55キロと他の牡馬よりも2キロ軽く、馬体が成長した3歳後期の牡馬に1番恩恵の大きい斤量設定と言えるでしょう。

他には5歳牝馬の好走も目立ちます。

ノーザンファームおよび社台ファーム生産の牝馬は、5歳で現役を終える馬が多く、引退レースとして目一杯に仕上げてくるからこその実績だと考えられます。

〜ポイント5〜
斤量面の恩恵が大きい3歳牡馬と、引退間近の5歳牝馬は狙い目!!


④人気別データ

「競馬でお金をGETしたい!」と考える際に、最も重要なのは人気順&オッズです。


以下の4頭について考えてみましょう。

⑴単勝オッズ1.5倍 勝率50%複勝率80%の馬
⑵単勝オッズ2.5倍 勝率20%複勝率35%の馬
⑶単勝オッズ10倍 勝率12.5%複勝率25%の馬
⑷単勝オッズ50倍 勝率1%複勝10%の馬


馬券の買い方は様々(これについては説明カット)ですが、軸向きな馬は勝率、複勝率ともにずば抜けている⑴の馬でしょう。

しかし、勝率と複勝率がこれだけ高いと、流石にオッズもかなり低く、仮に勝ったとしても得られる金額は少ない。

馬券の組み立て方次第では、当たったにも関わらず収支がマイナスになる「トリガミ」のリスクもあります。

その点で浮上してくるのが(3)の馬

勝率とオッズを掛け合わせた期待値は1番高く、勝率はそこまで高くはないものの、「妙味のある馬」と言えるでしょう。

反対にオッズが低い割に勝率が高くない⑵の馬は妙味がなく、負ける前提で馬券を組み立てた方がプラスになりやすいと言えます。

⑷はいわゆる大穴。

低確率ではありますが、当たれば万馬券になる可能性もある。資金面と相談して買うか買わないかを判断すべきでしょう。

…余談はその辺にして、人気別データはこちら↓

画像5

まず見て取れるのが1番人気の信頼性の高さ

過去にもゴールドシップ(2年連続)、サトノダイヤモンド、キタサンブラック、レイデオロと、G1を複数回制するような強い馬がしっかりと結果を残す印象。

しかしながら、1番人気以外については8.9番人気の好走が目立つなどバラツキが大きく、単勝は普通ながら、三連系の馬券の配当が大きく出るレースでしょう。

〜ポイント6〜
1番人気は複勝率80%ながら人気薄の激走に注意!三連系なら万馬券も…!?


⑤脚質別データ

どのスポーツにおいても、勝敗の予想に欠かせないのがゲーム展開の考察。

競馬でも、展開予想は難易度が高く、玄人向きの予想ファクターと言えるでしょう。

しかしながら、展開を完璧に読み切ることができれば、的中率も当然上がり、少額投資で巨額の配当金なんてことも。

そんな展開予想の重要な要素の1つである脚質別データがこちら↓


画像6

画像7

上の画像がスタート直後の第1コーナーの通過順位、下が最後の直線前の最終第4コーナーの通過順位を示しています。

自分でまとめていても驚くほど「逃げ・先行馬有利」の傾向。一目瞭然です。

何故「逃げ・先行馬有利」なのかについては後ほど触れますが、このデータこそが僕が「過去5年だけの傾向」にこだわった理由です。

〜ポイント7〜
逃げ・先行馬圧倒的有利。
コーナー通過順10位以下の馬はかなり厳しい…


※重要※

以上で述べたファクター以外にも、競馬を予想する中で役に立つデータは数多くあります。

血統、調教、パドック、サインetc…

しかしながら、データを何も考えずに頭に詰め込みすぎると、どの馬も良い馬に、どの馬も悪い馬に見えてしまい、結果として何を買えばいいのか分からなくなりがちです。

大事なのは、ファクターの数ではなく質。

どの情報が必要で、どの情報が不要なのか考え、一貫性のある予想をすることが何よりも大事であると僕は考えています。

〜ポイント8〜
情報の取捨選択には特に気をつけるべし!



2.コース分析〜中山2,500mを知ろう〜


続いて、コース分析に移っていきます!

前回の記事で触れた通り、中山の芝2,500mはパワーやスタミナ、そして器用さが求められるコース形態です。

また、枠順や脚質のデータを見ても、他の競馬場、コースに比べてもかなり極端な結果が出ており、ある意味でコース自体がかなりの難関と言えるでしょう。

そんな中山芝2,500mについて解説していきます!

画像8

※JRAホームページより。(http://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html)

スタートするのは、外回りコースと内回りコースの合流地点の少し手前の赤矢印の位置。

とにかく最初のコーナーに入るまでの直線距離が短いのが特徴です。

それこそが、有馬記念が「内枠有利・外枠不利」となる最大の要因であり、このレースにおいても最も重要なポイントなのは間違いありません。

それは何故か。

理由は、前述した脚質データにある通り、有馬記念は逃げ・先行馬が絶対優位なレースであり、外枠の馬が無理に先行しようとすると、コーナーの外側を序盤に回らされることになり、距離ロスがかなり大きくなるためです。

内枠の馬は、出たなりに最短距離を通ってポジションをとれます。

しかし、外枠の馬は最初のポジショニングで有利不利がはっきりしているレースであるが故に、スタートから5〜600mの時点でかなり体力を消耗してしまいます。

さらに、その先に待ち構えているのがホームストレッチ前の急坂

以上の点が、中山芝2,500mが「内枠有利」である最大の理由です。


続いて、有馬記念が何故「逃げ・先行絶対優位」のレースなのかについて。

ズバリ、最大の要因は2014年に中山競馬場で行われた路盤改修工事の影響でしょう。

詳細は下記URL↓ ※競馬ラボより
(https://www.keibalab.jp/topics/20085/)

主に、水はけや芝のコンディションの向上を目的に施工された工事でしたが、これによって馬場の高速化が進み、以前は後ろからレースを進める馬に有利だった状況が一変。

僕が比較的短いスパンでありながら「過去5年」にこだわった理由がそこにあります。

調べていただければ分かると思いますが、過去5年とそれ以前では、枠順の有利不利以外はまるっきり違うレースと言っても過言ではないレベルに傾向が違う。

だからこそ、しっかりと情報を集めた上での絞り込みが重要なのです。


3.各馬の枠順考察


1枠1番 スカーレットカラー(牝4)

《主要データ》

成績:16戦3勝(3-4-1-8)
主な実績:19'府中牝馬S1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→エリザベス女王杯 7着
・脚質→好位〜差し

《考察》

マイナスにはならないものの、大きくプラスにもならない枠という印象。

府中牝馬Sの末脚一閃の競馬から追い込み馬というイメージがあるが、エリザベス女王杯やパールSでは先行もしている。

しかしながら、やはり後方からレースを進めたほうが成績が良く、流れ次第ではあるものの、強気のイン突きが持ち味の岩田騎手と噛み合えば、というところ。

評価:E(展開次第だがかなり厳しい)


1枠2番 スワーヴリチャード(牡5)

《主要データ》

成績:18戦6勝(6-3-4-5)
主な実績:18'大阪杯1着、19'ジャパンカップ1着

・有馬記念実績→17年4着
・前走→ジャパンカップ1着
・脚質→自在

《考察》

枠順により人気するとは思うが、個人的にはあまりプラスとは思えない。

もともと、広い競馬場で長く良い脚を使ってレースを自分から動かしていくタイプの馬であり、自由度の低い内に閉じ込められて一瞬の切れ味を求められる展開は不向き。

さらに左回りが得意で、前走が勝負駆けだったことも考えると、人気するなら厚くは買いたくない馬かなという印象。

評価:C(人気なら消し)


2枠3番 エタリオウ(牡4)

《主要データ》

成績:14戦1勝(1-7-0-6)
主な実績:18’菊花賞2着

・有馬記念実績→初出走
・前走→ジャパンカップ7着
・脚質→差し〜追い込み

《考察》

ちょっとだけ怖い枠。

基本的には後方からの追い込み競馬ながら、前走のジャパンカップでは先行して7着と人気以上に好走。鞍上の横山典弘騎手とも手が合い始めて来たか。

とはいえ、先行しても上位クラスには通用しないことが前走で証明されたと解釈することも出来るし、実力面で一枚劣る印象。

評価:D(怖さあるが実力面△)


2枠4番 スティッフェリオ(牡5)

《主要データ》

成績:24戦8勝(8-3-2-11)
主な実績:19'オールカマー1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→天皇賞秋 12着
・脚質→逃げ〜先行

《考察》

絶好枠。

他の先行馬が外に入ったこともあり、ひょっとしたら逃げるのはこの馬になるかも。

先述のオールカマーを勝つなど中山適性もあり、小倉大賞典、福島記念など小回り実績も豊富。

実力面で一枚劣る印象はあるが、狙ってみたい穴馬の1頭。

評価:C(絶好枠活かし一発も)


3枠5番 フィエールマン(牡4)

《主要データ》

成績:8戦4勝(4-2-1-1)
主な実績:18’菊花賞1着、19'天皇賞春1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→凱旋門賞12着
・脚質→好位〜差し

《考察》

枠順は文句なし。

海外遠征帰りの状態面に不安はあるが、長距離実績はピカイチ。

グランプリ男・池添謙一騎手がどのようなポジショニングで競馬を進めるかに注目。

評価:B(調子次第も枠◎)


3枠6番 リスグラシュー(牝4)

《主要データ》

成績:21戦6勝(6-8-4-3)
主な実績:18'エリザベス女王杯1着、19'宝塚記念1着、19'豪コックスプレート1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→コックスプレート1着
・脚質→自在

《考察》

人気馬の中では1番良い枠かなと。

やや不器用で勝ちきれない印象が強かった3〜4歳時と比べ、馬体も完成し、多様な競馬が出来るようになっている。

海外帰り、中山初出走、鞍上のレーン騎手が初中山という部分は要検証も、申し分ない実力&枠であることは間違いない。

評価:A(絶好枠活かし頭も)


4枠7番 ワールドプレミア(牡3)

《主要データ》

成績:6戦3勝(3-1-2-0)
主な実績:19'菊花賞1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→菊花賞1着
・脚質→好位〜差し

《考察》

枠は問題なし。

ただ、実績に比べ実力面には多少疑問符がつく印象もあり、初関東遠征&初中山をどうこなすかがポイント。

有馬記念3勝の武豊騎手の手綱捌きに注目。

評価:C(実力やや不安も枠は○)


4枠8番 レイデオロ(牡5)

《主要データ》

成績:16戦7勝(7-2-1-6)
主な実績:17'東京優駿1着、18'天皇賞秋1着

・有馬記念実績→18年2着
・前走→ジャパンカップ11着
・脚質→好位〜差し

《考察》

枠は絶好も状態面が…。

ダービーを制するなど、中距離G1で強さを見せている現5歳世代の大将格。

しかしながら、ここ1年は衰えも見られ、前走は2.2秒差の大敗。

リピーターが多く、復活の印象が強い有馬記念ではあるが、人気して買う馬ではない印象。

評価:E(好枠も衰え目立つ)


5枠9番 アーモンドアイ

《主要データ》

成績:10戦8勝(8-1-1-0)
主な実績:18'ジャパンカップ1着含むG1を6勝

・有馬記念実績→初出走
・前走→天皇賞秋1着
・脚質→自在

《考察》

…あまりこの馬に常識を当てはめるべきではないのかなという印象を抱いてしまうほど、実力面で抜けていることは間違いない。

内枠がベストではあったものの、この枠でも問題なし。過去3年の有馬記念全てで2着以内をキープしているリーディングジョッキー・ルメール騎手を考えても、死角は無しか。

個人的には馬券内は堅いと思うけど、勝ち切るところまではない可能性もあると思っている。

評価:S(枠実力とも死角無し)


5枠10番 サートゥルナーリア(牡3)

《主要データ》

成績:7戦5勝(5-0-0-2)
主な実績:18'ホープフルS1着、19'皐月賞1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→天皇賞秋6着
・脚質→先行〜好位

《考察》

欲を言うと3〜4枠がベストではあったが、マイナスではない枠という印象。

負けた2走はいずれも東京競馬場。
精神面や厳しいペースへの耐性が疑問視されるが、スタート位置がスタンドから遠いこと、逃げ先行馬にスタミナに不安を持つ馬が多いことを考えると、前走よりかは好条件か。

素質面は文句なし。
あとは実力が出せるかどうか。

評価:A(不安要素多いが素質◎)


6枠11番 キセキ(牡5)

《主要データ》

成績:19戦4勝(4-4-5-6)
主な実績:17'菊花賞1着

・有馬記念実績→18年5着
・前走→凱旋門賞7着
・脚質→逃げ〜先行

《考察》

内枠が良かったとのコメント多数も、個人的には良い枠という印象。

というのも、昨年に比べてスタートの出が悪くなっており、無理に逃げにこだわる必要もなくなった今なら、内外の両方が見られる中枠の方が競馬がしやすいと思ったから。

昨年2番人気ということを考えても、人気薄なら是非狙いたい馬かなと。

評価:B(実績の割に妙味あり)


6枠12番 クロコスミア(牝6)

《主要データ》

成績:32戦5勝(5-4-4-19)
主な実績:17'、18'、19'エリザベス女王杯2着

・有馬記念実績→初出走
・前走→エリザベス女王杯2着
・脚質→逃げ〜先行

《考察》

内枠が欲しかった…。

距離適性等は問題無しも、ここでは実力が一枚落ちる印象。引退レースということで頑張ってはほしいものの、少し厳しいか。

評価:E(厳しいが奮起に期待)


7枠13番 アルアイン(牡5)

《主要データ》

成績:19戦5勝(5-3-2-9)
主な実績:17'皐月賞1着 19'大阪杯1着

・有馬記念実績→初出走
・前走→マイルCS16着
・脚質→先行

《考察》

枠、実力面ともに厳しいか。

個人的に好きな馬で、両者にとって初G1となる皐月賞を制した松山騎手とのコンビ復活は楽しみにしてある。

時の流れの速さを感じる引退レース。

評価:E(あくまで引退レースか)


7枠14番 ヴェロックス(牡4)

《主要データ》

成績:9戦3勝(3-3-2-1)
主な実績:19'皐月賞2着

・有馬記念実績→初出走
・前走→菊花賞3着
・脚質→先行

《考察》

かなり狙っていた馬だったが、内枠がほしかった…。

もともと小回りが利く器用な馬で、距離も問題なく、斤量面の恩恵を考えても買いたい一頭ではあった。

しかし外枠となると…。

不利なデータを覆せるほどの実力があるかどうかは疑問符。

評価:C(適性あるも枠△)


8枠15番 アエロリット

《主要データ》

成績:18戦4勝(4-7-1-6)
主な実績:17'NHKマイル

・有馬記念実績→初出走
・前走→天皇賞秋3着
・脚質→逃げ

《考察》

厳しい枠であることは間違いないが、ずっと応援してきた馬だからこそ最後まで全力で応援したい。

東京実績が目立つが、輸送と重い馬場が苦手なタイプなので、中山が悪いとも思わない。

ただ、枠や距離適性の面を考えても、買うとしても応援馬券かなという感じ。

評価:E(ド根性で粘れるか)


8枠16番 シュヴァルグラン(牡7)

《主要データ》

成績:32戦7勝
主な実績:17'ジャパンカップ1着

・有馬記念実績→16年6着、17年&18年3着
・前走→ジャパンカップ9着
・脚質→ 好位〜差し

《考察》

なんと4年連続の出走。

過去2年連続で3着に入るなど、実績面は1番ながら、絶望的な8枠16番という枠、年齢的な衰えを考えても、買っても抑え程度かなという印象。

いよいよ引退レース。
長い現役生活お疲れ様でした。

評価:D(実績◎も枠絶望)


おわりに


ということで、有馬記念特集第2回はこれにて終了。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

第3回は僕の個人的な予想と買い目の紹介の予定ですが、時間の都合で厳しいかも…。

「書けたら書く」という書かないフラグを建てておきますが、ゆるめにお待ちください!

それでは〜

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