運命の甘い毒

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異世界よりの転生スターシードだった者 地に降り立ち武術を成す -Kindle-

『異世界よりの転生スターシードだった者 地に降り立ち武術を成す』 Kindle小説発売! 異世界より転生した僕 スターシードとしての記憶を得て武術と人生を刻んでいく 世界は幸福と生の間にある ===== 【降り立つ】 それは、地に降り立つと 肉体を得た それを使うのは自由である 拳を放ち 生を成す   【路上】 路上にいた 意識はしっかりしている ただ、見えている世界が違う 一人がコブシを握り 一人が私の手を掴んでいる その瞬間 手が動く 足が動く いや、全

    • 喪失とぬくもり

      夕暮れ時 ゴロリ横になる 夕陽も消えて うっすらと暗い 思い出す 喪失の影 過ぎ去った日々と  過ぎ去った人々 夕暮れの心地よい風が吹く 闇に近づく時 あなと言う星が見え出す 優しい輝きは  わたしの心に静かな安らぎを語る 夜の涼やかな風は  新たな時へのいざない 月夜にふたり ぬくもりを感じる夜

      • エナジスト フォワードの軌跡

        記憶を持った子どもたちが生まれ始め何年がたつだろう 2045年 予測されていたシンギュラリティは指数関数的な進化で予測を遥かに超えた速度で進んだ。 それでも、予測の名残から世界ではAIの台頭を祝う祭りが行われていた。 子どもたちは 過去を語る 中国の史実 ネイティブ・アメリカンの原始呪術 近代日本の戦後 星の記憶 その中でも 未来の記憶を語る子どもたち 【フォワード】 と呼ばれパラレル宇宙の可能性を探る事に長けた人々としてエナジストのなかでも素地を創るとなっていた。

        • 刻まれた記憶

          ふたりで自分を生きよう それぞれ ではない 二人で自分を生きる この星に降りて幾年月 星は忘れても  約束は忘れても   時は忘れなかった 二人で自分を生きよう あなたが私であるように 私があなたであるように 星の雫は、今も輝いている わたしたちの中 落ちた雫は芽を出し  それぞれを生きてきた 落ちた雫は  痛みも喜びも   その内に蓄えている いま、ヒトツとなり また輝く 高原を思い出す  波間を思い出す   空を思い出す 新たな記憶を思い出し  

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        • スターシードと物語
          23本
        • 45本
        • エナジスト2022F
          7本
        • スターシードと詩
          74本
        • ルノルマンと詩
          2本
        • 想い
          2本

        記事

          ゆるやかな読書

          借りた本を読もうとハンモックに寝転ぶ ページを開き 最初に気付く  彼女の香り ページをめくると香る 強く燃えるわけではない けれど会いたい自分がいる それは自分を焼かない炎 心はそこにある 心はここにある その手に触れる事もできる その唇に触れる事もできる 想いを綴り また、ページをめくる

          ゆるやかな読書

          優しき風、優しき時

          キラキラと  降り注ぐ キラキラ キラキラ 笑顔が  声が   ふたりの間に流れる空気 その瞬間  時の速度は変わる ゆっくりと動く 風景は流れていく 愛は 雨のように注ぎ  二人の過去を流し   ふたりの裂け目は 柔らかく  癒やされる あなたがわたしを わたしがあなたを キラキラ キラキラ 瞳に映るわたし 瞳に映るあなた サラサラ サラサラ 風が優しく頬を撫でる 抱き合い  頬を合わせる ふたりに吹く風 サラサラ  サラサラ 香りが  ふ

          優しき風、優しき時

          注がれる言葉、想い合う瞬間

          傍らにいて  寝転ぶあなた わたしは  あなたに言葉を注ぐ 安らぎ  満たされる時 わたしは  あなたに言葉を注ぐ あなたは  そっと腕を回し   わたしを抱きしめる 傍らにいて  ともに歩く時 わたしは  あなたに想いを告げる あたなは  前を見たまま   恥ずかしそうに 微笑む 傍らにいて  あなたが苦悩する時 わたしは  あなたに優しさを注ぎたい あたながしてくれるように 優しい微笑みと わたしへの理解が わたしの心を溶かしてくれる ふたり

          注がれる言葉、想い合う瞬間

          残される言葉

          あなたに 贈る あなたに  届けて   わたしの 残される    想い 人は  いつか 時が満ち 旅立つ その時 わたしは あなたに  残せるもの わたしは  残したい 言葉 わたしは 残したい あなたへの    ことば 二人の夜を 二人の時を 綴り 重ねた  想いを   二人の    言葉を あなた  残す 時、満ちる時 あなたに残す ふたりの言葉 わたしは消えるのではない あなたは  ここにいる わたしは  ここにいる ふたりは

          残される言葉

          愛しカタ

          ひとは 愛し方を忘れている ひとは 愛される 愛 受取る それを忘れていた あなたのカタチ わたしのカタチ 二つを合わせる ひとつの愛 わたしたちの 愛  その輝きを見ていよう   味わおう 語り合おう ふたりでひとつ

          ふたりの太陽、ふたりの月

          彼女は青い月  シンとした夜に僕を照らす 僕は赤い太陽  熱く彼女を包み込む 彼女は白き月  優しき言葉が心を照らす 僕は青き日の出  希望と明日へ導く 時に二人は入れ替わる お互いが  ともに照らす お互いが  よりそい そっと  ともに在る 時に月 時に太陽 入れ替わる魂 そして  ひとつの時を生きる

          ふたりの太陽、ふたりの月

          雷鳴は青い風

          雷鳴は青い風 轟々と鳴り響き  世界は大きく光る 伸びゆく者たち  その光   浴びたるは、ひととき 雲は風を起こし  夏の雨 その音に怯えるな わたしは、ここにいる その音に震えるな わたしは、あなたと共にある 青い風が通り過ぎる  そこには青い空が待っている 結んだ手は  そのまま   ふたり空を見上げる

          雷鳴は青い風

          ふみを食べる女

          その女は文を食べる 段落と 単語と 文節と 合間に入った改行を味わい 句読点に味を愉しむ 彼の言葉は どんな味がするだろう いつも読んでいる文は 少し渋めの暗い味 文は その人を表し 文は人生の影 女は文を食べる その人生にある時間と経験を 日に当てて 滲ませた味を喜ぶ 人知れず もくもくと 人知れず ささやかに

          ふみを食べる女

          ふたりは踊る、空は響いている

          踊るように 二人の瞳は触れる 踊るように 二人の指は交わる あなたに出会った あの日 音楽は始まった あなたの秘密を教えて わたしの秘密は言えない 踊るように 言葉を交わしたい 意味が心を痺れさせる 音を響かせたい あなたに触れた あの日 リズムは始まった その鼓動を感じてる その潤いは、わたし達を溶かしていく あなたは 二人に何をさせたいの 空に叫ぶ わたしたちは 踊り続ける わたしは触れる あなたは囁く 巡りゆく リズムの中で

          ふたりは踊る、空は響いている

          森人との約束

          木が揺れている 遠くに見える樹が  揺れている ザワザワ ギシギシ 聴こえるはずの無い音が聴こえる その揺れを見ると 思い出す あの女(ひと) 強きひと  そして   弱きひと 人は多くの自分を持つ あの時は 剣を持つ武人 雄叫びが  森に響くと   木々が揺れる 草木に風が這う  風が鳴く 守り人 剣には多くの血が流れた時がある 彼は  その時を思う時   心に風が吹く 森はその香りで  彼を癒やす わたしは  大樹から見守っていた 時に彼

          森人との約束

          いくつかの時と、いくつかの弟子たち

          師匠!師匠! これ見てくださいよ! その少年は家に飛び込んでくると 嬉しそうに私に話しかける 彼と出会って何年になるだろう 道端で眠る彼に 食べ歩きの残りを渡してから 彼との縁は始まった いや どこか遠くでも、、 その時は少女だった 少女は、いつも私の仕事を見ていた 幼い顔はいずれ整った細身の面影を有し 「師匠」 と呼ぶ 何度出会っているのだろう 我が苦悩も 我が喜びも 知っている 学び 教え 共に旅をした 今、まだ青い夕日を見ながら 多く

          いくつかの時と、いくつかの弟子たち

          水色だったころ

          わたしは  水色の世界にいる 眠りについた  わたしは 遠き時  その場所にいた その水色は  風のようであり   ゼリーのようでもあり 甘い香りがした わたしは、いつも満足げ わたしは、いつも幸せ そこにいる ある時 赤い一滴 それは、少しずつ世界に広がる また、一滴 それは、わたしに集まり 新たな肉体と言うものを作り始めた それが出来上がるころ わたしは、水色の世界とは違うものになっていた そこを出て  一歩   一歩 森のような緑 喧

          水色だったころ