やまだノート

人間 男 日本人 中年 虫歯と頭痛に悩む 食う寝る処に住む処は大切だぞ。

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最近の記事

野宿の中学生 1日目 前半

盆の時期。 とりあえず早朝に家を出て、線路に沿って自転車をこいでいたら、たぶん目的地に着くんじゃないかな。宍戸くんはそんな気持ちでJR線を右手にペダルをこいでいく。当然そんなんだから、袋小路に出くわしたり、行き止まりにぶつかったり、隣町に着くころにはすでに昼になっていた。 彼は国道を走ることが都市間を行くということを知らなかった。 体中吹き出る汗のなか、持ち前の、まあそのうち着くさという楽天的な性格でじりじりと国道に近づく。国道にある道路標識を見て初めて、あーこの道をまっす

    • 神出鬼没、変幻自在、根無し草の風来坊、器用貧乏の八方美人。 そりゃ、僕にとってはほめ言葉。 僕に対するいちばんダメージの大きな言葉は、「心ない人」 平穏と痙攣を繰り返すこの心は、喜怒哀楽を携えて、あなたの傍らで涙を流しています。 友よ。

      • 初夏の夜明け。萠出ずる東の空。 東雲を通り黎明の光が差す。 入梅し、地面が潤されれば、まぶしい真夏の陽射しが動植物を照らす。 秋の実りのあと、あたたかな優しい冬が来て、また新たな春を待ちわびる。 あなたを想い30年経ってました。 元気であれば、いつでも会える。 どうか息災で。

        • きっとくる、と夢と理想を抱きつつ、信念を貫こうと最大の努力をしては転ぶ。 転んだまま顔を上げることなく、しばらく寝そべる。 でもまた立ち上がる。周りを見ると友だち志を共にする友だちがいて、見えぬ形で支えてくれる。 そして立って歩く先で私はその友だちの転ばぬ先の杖となる。

        野宿の中学生 1日目 前半

        • 神出鬼没、変幻自在、根無し草の風来坊、器用貧乏の八方美人。 そりゃ、僕にとってはほめ言葉。 僕に対するいちばんダメージの大きな言葉は、「心ない人」 平穏と痙攣を繰り返すこの心は、喜怒哀楽を携えて、あなたの傍らで涙を流しています。 友よ。

        • 初夏の夜明け。萠出ずる東の空。 東雲を通り黎明の光が差す。 入梅し、地面が潤されれば、まぶしい真夏の陽射しが動植物を照らす。 秋の実りのあと、あたたかな優しい冬が来て、また新たな春を待ちわびる。 あなたを想い30年経ってました。 元気であれば、いつでも会える。 どうか息災で。

        • きっとくる、と夢と理想を抱きつつ、信念を貫こうと最大の努力をしては転ぶ。 転んだまま顔を上げることなく、しばらく寝そべる。 でもまた立ち上がる。周りを見ると友だち志を共にする友だちがいて、見えぬ形で支えてくれる。 そして立って歩く先で私はその友だちの転ばぬ先の杖となる。

          レールが垂直に交わるところ

          なんてことはない。 日本ではあまり見られないが、大陸の鉄道では、意外にも2つの垂直に交わる十字のレールがある。 分岐器ではないからまっすぐにしか行けない。 私はそのとき、都内のどこか。 複線の十字に交わる線路の中にいた。 電車は漢字の井、の中の真ん中にいる私など介すこともなく平気で上下左右からやってくる。 私は怯える美しい女性の肩を腕に、大丈夫だから…と言っても、その細い肩は震えたまま。 どれだけ声をあげても手で合図したとしても、電車の運転手はスピードを落とすこともなく

          レールが垂直に交わるところ

          空間にある階段

          空間と申しましても、どこかの地方の駅。 その駅前の広場のようなところでございましょうか。 のどかな田園が広がるような小さな都市の中にある階段がありまして、高所恐怖症の私ではあるのでございますが、十数メートル位の高さの一番最上部で焦っているのでございます。 機械のようなおもちゃのような。そのようなものの解除だとか、施錠されたものの解錠ができない。 後ろは長蛇の列となってはおるのですが、最上部より先には空間しかございませんで。 焦る私を何人かのお人が手を添えてくださったり、私

          空間にある階段

          実生活とネット社会の中で

          実生活においても、ネットにおいてもそうだけれども、やはり言葉を並べて、どなたかがお目にかかる以上は、それなりにその言葉に責任を持って、言葉を配置して文章ないし表現をした方が私はいいと考えています。 ここでは私は匿名とさせていただいており、素性を明かせる者でもありませんが、人が目にして不愉快になるようなことはできるだけ避けてきました。 例えば知り得る情報というものが確かであって、データとして出ていても、不都合なものは潰されますし、日本特有の「空気読め」「ぐぐれかす」などの言

          実生活とネット社会の中で

          野宿の中学生

          現代となっては、公園で、橋の下で、寺の軒下などで野宿をしながら自転車にまたがり旅をする中学生なんてものは、たちまち補導されてしまうかもしれない。 平成にして3年。 青春という青い春まっただ中のジョー・宍戸くんは、中学になり初恋の中にいて、「自分」という者の存在に対して、疑問を持ち始めていた。 何しろ宍戸くんは勉強はできない。運動もできない。部活動は顧問と先輩からの嫌がらせにより幽霊部員となっていたため、本当にこう、パッとしない中学生。自分自身でも特に何か僕にはこれができる

          野宿の中学生

          サード・パーティ パススルーポイント ◯◯

          ◯◯には都市名が入る。 このサードパーティパススルーとは一体何か。 実は、ちょうどスーパーの店員さんが、バックヤードから売り場に出る扉のように、そういう扉が各都市の見えないところに実は点在している。 本当に地味で見えづらいようなところに、各々が持つプロフェッショナルがその都市部に出るとき、通過をするするところがある。扉ではなくて、ちょうどスライドするような動きをし、何食わぬ顔でそれぞれの仕事をするため、活用しているパススルーポイントがある。 プロフェッショナルと言って

          サード・パーティ パススルーポイント ◯◯

          飛行機恐怖症という、私の同志はいますか!? 飛行機にさえ取れれば、目的地まで一発で行けるこの時代、どうしても空路を選べない私は、陸路か海路で目的地を目指します。 海外でさえもです!!情けない!

          飛行機恐怖症という、私の同志はいますか!? 飛行機にさえ取れれば、目的地まで一発で行けるこの時代、どうしても空路を選べない私は、陸路か海路で目的地を目指します。 海外でさえもです!!情けない!

          配信アプリとか、チャット?とかネット上で横行する、言葉の暴力とそこに所属する群れの住民たち

          最近増え始めたご相談を受ける内容の中に、特に多くなってきたことは、実生活での人間関係というよりは、ネット上での人間関係に悩み、苦しむ人が心を痛めているといううったえかけ。 私は配信アプリはラジオ番組的に聞き流しをして、配信者独特の考え方とか、その心の在り方などをながら聞きしている。 たまに面白い内容を配信し、視聴者と面白い言葉をしているチャンネルがあるのだ。 そう。ほとんど、たまにだ。 ではその配信のほとんどで何が繰り広げられているかと言うと、「ケンカ」であり、「罵声の

          配信アプリとか、チャット?とかネット上で横行する、言葉の暴力とそこに所属する群れの住民たち

          シリーズ 地方移住失敗譚1(出発)

          この3、4年ぐらいからかなあ、日本国内での生活スタイルや考え方や価値観のようなものに、まるで、え?と言いたくなるような変化が生じてきた。 新型コロナウイルスの流行であったり、m-RNAワクチンの人体への応用だったり、さらに旧ソ連内の内輪もめに、お得意の戦争屋さんによる介入。 私はとてもこういった価値観の変化についていくことができず、退職を余儀なくした。 しばらくフリーでその場しのぎのような仕事をこなしてもいたけれど、首都圏にいることにとてつもない息苦しさを憶えた。 人

          シリーズ 地方移住失敗譚1(出発)

          さあ、新しい年度の朝日は雨天のため見られず。 また床に入るとしよう!

          さあ、新しい年度の朝日は雨天のため見られず。 また床に入るとしよう!

          シリーズ 地方移住失敗譚

          山田は半年ほど前のこと、つまり去年の秋となるが、配偶者と離別し、首都圏を離れ、まだそんなに衰えていない「はず」の体力と、ちょろっとした技術などで、地方活性化に一役担えないかなと、心を踊らせながら四国のとある自治体を拠点として、尽力したつもりであったが、結局はただの地域の人たちの心を理解しない、ただの厄介者としてしかなれなかったため、この新年度の半ば、四国某自治体を完全撤収する。 奇妙であり、貴いお支えあり、優しさと温かさという人の心に触れながらも、なんにもお返しなどできず、

          シリーズ 地方移住失敗譚

          皆さん、新年度明けましておめでとうございます。

          皆さん、新年度明けましておめでとうございます。

          山田の罪の告白とその内容

          私がどれほど世間というものに甚大な迷惑を振り撒いていたか、具体的な示しが与えられたので、忘れないうちにここに書き記しておこう。 電話ボックスに赤色の公衆電話と巨大な招き猫を外部に取り付けて、それをどこかの山上から、下町のような人口の密集するところに、雨のように降らせた。丁寧に私の免許証まで取り付けてあり、(内容はゴールドでもグリーンでもブルーでもなく、ホワイト)身元が意図的に判るように撒き散らした。地元の人は死者もたくさん出て、未だに撤去できないものもあることから、あの悪夢

          山田の罪の告白とその内容