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ちっちゃいおばあちゃんがでっかいほうき持ってた

ちっちゃいおばあちゃんがでっかいほうき持ってた。
おばあちゃんはそのでっかいほうきを使って落ち葉を掃いていた。黄色の落ち葉がどんどん集められる。

こういうの、なんて言うんだっけ。「巨大武器」だ。
人間と武器の大きさのギャップがいい、ってやつだ。

それにしてはほうきは小さすぎるかもしれない。おばあちゃんの身長より大きいくらいだから。
でも、夢見るだけならなんでもいいのだ。

私はそのおばあちゃんの横を通り過ぎる。
彼女から少し離れたところにあった、腰くらいの高さの四角いゴミ箱に、落ち葉がたくさん詰まっていた。

道を歩く。隣を車が追い越していく。
北風は寒く、私の指先を赤く凍えさせる。手袋を持ってくればよかったな、と思う。

コンビニへ向かう。コピー本を作るためだ。
といっても、自分のために一冊だけ作る、頒布もしない小さなものなのだが。

コピー本の作り方が載っている記事を見ながらコピー機を操作する。
新しい機械にあわあわしてしまったが、朝九時、そして土曜日の店内にはほとんど客はいない。
店員が商品を整理する音が聞こえるだけだ。

なんとかコピーを終え、次はホッチキスを買いに百均へ向かう。
こちらも客は少なかった。目当ての中綴じ用ホッチキスは残りひとつしかなく、それを購入した。

帰宅し、コピー本を作る。
なかなかのものができた。

ホッチキスが難しかった。クリップがなかったのだ。
折ってからホッチキスをしたのだがこれでよいのかわからない。
まぁいいや。

今度は表紙にもこだわりたい。
ペイントソフトで好きに作れたら楽しいかもしれないなと今から考えている。

また来年、なにか作れたらいいな、と思う。

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