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Assemble活動記 ー4月ー

4月は3つの勉強会/イベントを実施。累計100名を超える方にご参加いただきました。
楽しんでくださった皆様、勉強会で学んだことを活用してくださった皆様に、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

コロナ禍により4月中旬に予定していた対人関係療法勉強会の延期を決めるところからのスタート。30名の定員も1週間経たず満席となり講師さんとの打ち合わせも順調だっただけに、なかなかどうしてうまくいかないもんだなぁと。「これからどうなっちゃうのかしら」と見通しがつかなく、混沌とした感覚でした。(BGM:紅蓮華)

そんな慌ただしい4月の振り返りをnoteにまとめます。自身の備忘録、ご興味のある方に少しでも知ってもらえるようになればいいなと思います。お付き合いいただけましたら幸いです。

4/10 「今だからこそ支援職としてできることをみんなで考えよう会」

4.10できることを考える会チラシ

対人関係療法イベントの延期がきっかけで「コロナこの野郎期」に入りました(個人的に)。
そこで、運営の森山さんとこんな会を開催しました。

社会的に見通しがつかない中、支援職は支援の継続性を求められます。
心理職、福祉職、教育職など計12名にご参加いただき、継続していくため大切なこと、新しい可能性はどんなことかなど、お互いの環境の現状や、懸念点やアイディアをブレスト形式にオンラインで話し合う会を開催しました。「同じステータスの支援職同士が支え合えるつながり」を作ることは本当に大切であると再認識した会でした。
実は「災害状況における支援者の困り感」を明確化するという裏テーマがあり開催した文脈もあり、この会の意見を参考に現在、災害支援関係の勉強会を企画中です。

4/18 マインドフルネス体験型ワークショップatオンライン~自分と他者の癒しにつなげる~

4.18マインドフルネス勉強会チラシ1

4.18マインドフルネス勉強会チラシ2

「オンラインでイベントやりません?」とle:selfの藤本先生に突撃して実現しました。
オンラインマインドフルネスイベントは色々あると思ったので、提供できる価値や届けたいものは何かについて何度も話し合い、「支援者自身のケアにもつながるマインドフルネス技法を伝える支援職向け勉強会」になりました。

現状は支援者にとってもストレスフルで、そもそも自身のケアも支援する上で大切だと思い、体験によって自分のケアにもなり、さらに、明日からの支援に活用できるメソッドを盛り込んだものにしました。藤本先生には数多のご無理に応えていただきました。
いただいた感想をいくつかご紹介します(紹介したいものがありすぎて困った)

「ありがとうございました。勉強したいと思い参加しましたが、学びになったのはもちろん、自分自身がリラックスできました。セルフケアしながらこの時期を乗り越えていきたいと思います。」

「理論だけでなく瞑想も体験できたので、自分で安心して使うことができそうと思えました。」

「やわらかくてあたたかい雰囲気を作ってくださってそれだけでも自分自身が和らいだ感じがしました。ただ理論を知るだけじゃなくてじっくりと体験させてくださってありがたく思います。」

藤本先生のガイドが暖かく、自宅ということもありリラックスできるのはもちろん、エビデンスベースの座学は、専門的に学び続けている先生ならではでした。
このイベントは情報解禁1週間で満席になり、5月開催予定の第2弾もすでに満席です。
いただいた感想を読んでも、運営として届けたいものが届けられているなと思ったので、継続/パワーアップして開催していきたいイベントです。

4/26 明日使えるオンライン臨床の実践/ノウハウの共有

オンライン臨床チラシ

オンライン臨床チラシ2

「企画持ち込んでもいいですか?」と中村さんに突撃され実現しました。
オンライン臨床の関心が高まったり、オンライン支援開始を余儀なくされている方が相当数いるらしいんですね。(主にTwitter動向から)
オンライン臨床自体研究が進んでおらず、エビデンスこそ探せばそこそこ見つかるものの、「実践」となると戸惑いを覚える方も多いのでは、と思い、実施ツールや枠組/構造化など事前準備についてもしっかりとお伝えする時間に。
「明日すぐ実践できる」状態を実現できるよう、これまでの実践を経て学んだことを共有するトークイベントにしました。
また少し、ご参加の方の感想を共有します。

「とてもタイムリーな研修をまさにオンラインで受けられて、嬉しいです。オンラインでがんばっていこうという仲間に出会えることが嬉しいです。」

「本当に日常もままならないなかでオンラインカウンセリングを行うとなり、知識や環境等沢山の不安がありました。今日お話をお伺いできて、安心して臨めそうです。」

「自分はオンライン臨床の可能性はあるよなーと思いつつ、話をすると否定的な意見やリスク面が強調されてしまって安全に使用するのが難しいという結論になってしまいがちでした。ただそうじゃなく可能性の方を強調していただけたので、活用可能性を実感できてとても良かったです。」

当日はチャットツールを用い、100通を超えるご質問やご意見(励ましの言葉など)をいただき非常にインタラクティブな雰囲気でした。
当日参加と録画視聴含めて80名を超えました。
これは勝手な所感なのですが、やるべきことや必要なことなど、ある程度の仮説は皆さんの中にありながら、漠然としていて見通しが立たない状況があったのかなと想像します。このイベントではそのモヤが少し晴れて一定の見通しが立ったのかなと。
とはいえ新しいことを始めるには必要なものがいろいろありますから、こちらも少しずつ育てていき、より多くのものを届けられるようにしていきたいイベントの一つです。

最後に

オフレコ情報もあるので詳細は書けないですが、「Assemble勉強会がきっかけで、支援に変化がありました」とご報告くださる支援者の方もいらっしゃり、届けたいものが届いていることを実感できたのも4月でした。

ベースラインのビジョンはさほど多くありません。
「支援職の価値の最大化(最近は「適切化」の方が言い表せている気がしてます)」

「それによってより多くの、より適切な支援を、一人でも多くのクライアントさんにとどけること」

このことしかほぼ考えておらず、そのために必要な要素や技術、環境を逆算している形です。
信頼できる団体であることを伝え続けて行きたく、そのためには一つの勉強会開催の過程を手を抜かず実施しきること。
まだまだ試用段階でもあり至らないこともありますが、今後ともAssembleをよろしくお願いします。

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