【#32】 アイラ島の蒸留所
概要
今回はウイスキーの代表的な生産国であるスコットランドにある6つの生産地域の1つである「アイラ島」を説明する。
アイラ島について
スコットランドのアイラ島はウイスキーの聖地である。島の1/4がピート層 (植物の泥炭) に覆われていることから、スモーキーでピート香の強いウイスキーが特徴である。島の大きさは淡路島より少し大きい程度で、人口は約3000人である。
アイラ島の蒸留所について
現在稼働している蒸留所は、ブナハーブン・アードナッホー・カリラ・アードベック・ラガヴーリン・ラフロイグ・ボウモア・ブルックラディ・キルホーマンの9つである。一つ一つが個性的で人気が高い蒸留所であるが、今回は各蒸留所の特徴を簡単に説明する。
ブナハーブン蒸留所
ブナハーブンは河口を意味する。カティーサークやフェイマスグラウスの原酒である。アードナッホー蒸留所
アードナッホ湖の畔に位置する。2018年に開設された新しい蒸留所である。カリラ蒸留所
カリラはアイラ海峡を意味する。年間の生産量はアイラ1位である。アードベック蒸留所
アードベックは「小さな丘」の意味である。ピートの度合いはアイラ島の中でも最も高い。ラガヴーリン蒸留所
ホワイトホースのキーモルトとして有名である。「シングルモルトの巨人」との異名がある。ラフロイグ蒸留所
キャッチコピーは「好きになるか、嫌いになるかのどちらか」であり、癖の強さが根強い人気を支えている。ファーストフィルのバーボン樽しか使用しないこだわりを持ち合わせている。ボウモア蒸留所
「アイラの女王」の異名を持ち、アイラ島の真ん中に位置している。ブルックラディ蒸留所
トレイサビリティを重視している。オクトモアなどヘビーな銘柄も展開している。キルホーマン蒸留所
ボトリング設備も保有しており、100%アイラを実現している。
最後に
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