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日本語教師への道

こんにちは、ユウガです。

三日坊主にならないように毎日投稿を心がけていましたが、気づけば1週間放置していました。。。
習慣になるまではほど遠そうです。笑


さて、以前、日本語教師になったきっかけを書きましたが、あれ、よく考えると「日本語教師を目指したきっかけ」ですね。
ということで、今回は、日本語教師のスタートを切るまでの話をしようと思います。

(自転車の写真をお借りしましたが、自転車は関係ないです)


日本語教師の資格とは

日本語教師というのは、実は半分近くがボランティアという不思議な業界なんですけど、ボランティアじゃないほうも国家資格ではなく、教員免許は必要ありません。

ちょうど去年から、日本語教師が国家資格になるかもしれないと話題になっています。

個人的には国家資格化には賛成で、日本語教師がきちんとキャリアとして認められるようになってほしいと期待しています。(つい先日もパブリックコメントの募集があり、生まれて初めて意見を送りました。)

国家資格になるかどうかは未定ですが、いわゆる日本語教師資格と言われているのは、以下の3つのうち1つ以上です。
国内の多くの日本語学校での採用条件です。

① 大学で日本語教育の主専攻または副専攻として学び修了する
② 学士の学位を有し、かつ日本語教師養成講座420時間コース(文化庁届出受理講座)を受講し修了する
③ 日本語教育能力検定試験に合格する

私が日本語教師養成講座に通ったのは2012年なのですが、②の要件に「学士の学位を有し」というのはありませんでした。
これから日本語教師を目指す方は、国家資格の流れはもちろん、最新の情報を調べてみてください。


日本語教師養成講座

私の場合は②と③に当てはまります。

当時、地元の養成講座(②)は、土曜夜と日曜昼の通学コースで修了までに1年かかりました。

一方、日本語教育能力検定試験(③)は、チャンスは1年に1回。合格率は20%ほどと言われています。

費用のことを考えると、試験合格のほうが断然安い。
でも1年に1回の試験に懸けるより、確実に資格がほしい。

そう考えて、養成講座&検定合格の両方を受けることにしました。
(いわば資格を買ったのです…。)

養成講座は、日本語を教える基礎となる、言語学、音声学、教授法の歴史、教案の書き方、評価法など様々な授業がありました。

教え方については、コツだけ教えてくれて、基本は自分で考えろ、というタイプだったと思います。


今は、養成講座自体オンラインになっているそうですし、オンラインツールの活用が必須になっていると思います。また、文法中心の教え方よりも、「何ができるようになったか」というCan-doシラバスの教え方が主流になっているのではないかと思います。

私ももう一度勉強したいくらいです。


そんなこんなで、1年間で養成講座を修了し、勢いそのままに検定試験も合格できました。


資格取得後:台湾へ

実は養成講座に通い始めた頃から考えていたのですが、講座が修了したら、すぐ台湾に行こうと思っていました。

その理由は、日本でやっていけるか自信がなかったから。笑

詳しく言うと、
・2011年の震災後ということもあり、留学生が減少し、国内の求人数が少なかった。
・求人があっても3年以上の経験が必要だった。
・日本語学校は都市圏に集中していたが、東京・大阪の生活が怖かった。
・収入的にも、非常勤の給料で東京・大阪で一人暮らしをするのは厳しいと思った。

一方、台湾のほうは、
・未経験でも求人が多かった。
・親日の人が多いし、安全に生活できると思った。
・友達がいるから、親を安心させられる。
・食べ物がおいしかった。外食文化があるので、自炊スキルが低くても生きていける。
・物価が安く、給料が安くても生活できる。
・中国語も勉強していたので、簡単なコミュニケーションは取れる。
などといいことづくし。

東京・大阪での生活は怖かったけど、台湾は怖くなかったんです。笑
(これ、同意してくれる人と、何じゃそれってなる人に分かれるw)


台湾の日本語塾

養成講座修了前に日本語教師求人サイトを探して、台湾にある日本人が経営している日本語塾を見つけ、とりあえず3ヶ月のインターンシップに参加することにしました。
少々出費はありましたが、生活基盤を整える初期投資だと思えば妥当かなというくらいでした。
ワーキングホリデービザも取得していきました。

先生方は全員日本人で、みんな寮に住んでいるのですぐに生活が始められるというのが魅力的でした。

塾自体の話は、また別に書こうと思いますが、結局この塾で1年間過ごして、ワーキングホリデーのビザが切れることもあって、他の塾に転職しました。




…という感じで、日本語教師としてのスタートを切ったわけなんですが、実は面接も模擬授業も受けていません。
かなりの裏ルートだった気がします。笑

まぁもし正攻法で、日本語学校で面接受けて模擬授業して…だと受からなかった気がするので、とりあえずスタート切らせてくれたことに感謝します。


日本語教師、どうスタートを切る?

先日、「日本語教師の養成講座には通ったんですけど、まだ教える自信がなくて…」という相談を受けました。

正直、こればかりは実践あるのみだと思っています。

最初の一歩を踏み出すのはかなり勇気がいりますが、2歩目、3歩目はどんどん軽くなっていきます。

ボランティア教室に行ってみるもよし、オンラインレッスンに講師登録してみるもよし、海外に飛び出すもよし。

様々な働き方があるのも日本語教師の特徴の一つだと思うので、どんな形でもとりあえずスタートを切ってみるといいと思います。



若干話がそれて、説教くさくなってしまい、すみません。

最後まで読んでくれてありがとうございました🥰

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