渡辺 祐/Addictone

ギターブランドAddictone代表。 ギタリスト、ミュージシャンから 経験ゼロからブ…

渡辺 祐/Addictone

ギターブランドAddictone代表。 ギタリスト、ミュージシャンから 経験ゼロからブランド立ち上げ現在10年目奮闘中。

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最近の記事

ハンドペイント仕様のARENA

このギターのペイントをしてくれたアーティストであるHayato Teraguchiくん(以下ハヤトくん)と知り合ったのは今年(2023年の春ごろ)なんですが、出会いのきっかけとなるのは数年前に遡ります。 何年か前にギタリストの山岸竜之介さんがSNSに デニムジャケットかミリタリージャケット(記憶が曖昧w)の背中の部分に派手なペイントをしたものアップしていたんですよね。 それを見たとにビビッときて、すごくカッコいいなぁと思って ギターにこういうペイントしたらカッコ良さそうだな

    • エレキギターの塗装のお話

      エレキギターって塗装がかなり重要なんですが、 Addictoneではトラッドなモデル (いわゆるfender系)はボディネック全て下地からラッカーで、 ARENAやECHOはボディのみ極薄のウレタン塗装をしています。 ネックの塗装はかなり薄いです。 そしてネックのジョイント部分とそれ以外の部分では吹く量も変えていたりします。 塗装を綺麗に仕上げるに木地の仕上げから下地塗装がかなり重要で、 早く綺麗に仕上げようとすると下地塗装は硬く厚めに塗って それをガッツリ研磨で真っ

      • 良い音のする楽器の正体

        楽器を作るブランドとして“良い音のする楽器”を作りたいと思っている訳なんですが、、 幸いAddictoneの楽器は第一線の現場でミュージシャンが多く使用してくれており、少なくとも良い楽器が提供できているという自負はあります。 どうやって良い楽器を作るかというのは実は非常にシンプルだと思っていて、 それについては今までの投稿の中でも触れてきているのでそちらを読んでもらえればと思います。 そしてまた別でも書いていきたいと思っています。 今日は良い音の正体について、、、な

        • 原点回帰? トラッドなモデルもやってます。

          さてさて最近も色々と忙しくさせてもらっています。 今日はですね、こちらの1本の紹介と 最近のAddictoneの動向をお知らせいたします。 ARENAというモダンなオリジナルモデルをリリースしてからは ストラトやテレ、ジャズマスなどの元々作っていたトラッドなモデルは作る機会が減ってきてしまっていましたが やはり10年ほどブランドをやっていて最初の8年ほどはトラッドなモデルを中心に作ってきてミュージシャンにも多く使用してもらっていましたので。 しかもAddictoneのビルダー

        ハンドペイント仕様のARENA

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        • 日記
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        記事

          オリジナルモデルARENAの開発

          今から2年前2020年の春くらいからNEWモデルの開発を始めました。 ちょうどコロナが国内に入ってきて色んなことがストップし 世の中ライブとかイベントがみんなキャンセルされ今後の状況も全く見えない、、、という頃にNewモデル【ARENA】というモデルの開発を始めました。 もちろんその頃にはまだARENAというモデル名はなかったですが。 この頃はAddictoneを始めて8年くらいで、まだAddictone独自のモデルというのはまだ持っておらず ストラトやテレ、ジャズマスター

          オリジナルモデルARENAの開発

          Addictoneの歴史を振り返る④

          Addictoneの立ち上げるにあたっていくつか拘りたいポイントがあって 1つ目は、 いかにも”The 日本製!!”って感じよりUSA製っぽいギターを作りたい 2つ目は 製作ではボディ材や、ネック材にこだわりたい(重さや、材そのものの質) 派手なトップ材や希少材とかではなく、ベースとなるボディ材のアルダーや、マホガニー、ネック材のメイプルなど拘りたいと考えていました。) 3つ目は 完成時のセットアップにも拘りたい。 いわゆる工場出荷時的なものではなくすぐに現場

          Addictoneの歴史を振り返る④

          Addictoneの歴史を振り返る③

          さて、ギターを作るにはどうしたらいいか。本当にそこからのスタートでした。普通なら、まずギターが当然作れてて そこからブランドとしてどうやって売ろう? なんですが僕の場合は肝心なギターを作るところからのスタートです。なんせ一度も作った事もなかったので笑 最初にわかっていた事は 実際に作って売られてるギターの多くは 結構よい値段で売ってるギターでも買ってそのまま現場で使えるという事ほとんどなく セットアップをきちんとやらないと使えないため、まずギターを買ったら最初にやる事はかか

          Addictoneの歴史を振り返る③

          Addictoneの歴史を振り返る②

          ブランドの立ち上げを考えてからは割とすぐに動き始めました。 かと言って何か具体的なプランがあったわけでもなく、具体的にどうやってギターを作るかは全く決まっていないままスタートしました。 今思うとどうするつもりだったのか、、 自分が興味あることでミュージシャン以外でやってみたいと思っていたことを模索する中で ある日突然ギターブランドをやると決めた。ほんとにある日突然。 実際には、ギターではなくエフェクター作りからスタートしたんですが、 ギターを作るには材を用意したり、塗装をし

          Addictoneの歴史を振り返る②

          Addictoneの歴史を振り返る①

          歴史って言っても大した昔でもないのですが、来年がAddictoneの10周年ということもありちょっと振り返って見ることに。 Addictoneの歴史の前に個人的な歴史になってしまいますが、、 2012年に立ち上げた、、、ということなんですが正確に何月というのは覚えていません。 話はその少し前に遡ります。 僕は2010年頃までバンドや講師などをやっていて音楽だけでそれなりに生活もできていたのですが長年の不規則な生活のせいもあったのか体を壊し入院をしたんです。入院は2、3週間

          Addictoneの歴史を振り返る①

          工房?orメーカー?

          Addictone Custom Guitarsは(会社名は合同会社Addictone)は たまに国内ギター工房って言い方されることがあるんですが、、、 正確には工房ではないんです。というお話。 じゃあ何なんですか? 合同会社Addictoneはメーカーです! で”Addictone”というのは合同会社Addictoneのやっているギターブランドなんです。 工房とメーカーの違いってなんでしょう? これはごっちゃにされてる事が結構あります。 ざっくりというと、、 工房とい

          工房?orメーカー?

          Addictone はカスタムショップ

          ちょい長めの投稿です。暇でしたらお付き合いください^^ Addictoneでは最近70万、80万を超えるようなスペシャルな仕様のギターを連発してリリースしていますが、けしてハイエンドギターを作りたいとか高級路線にしたいという意図は全くもってありません。 ギターブランドにはよく”Custom Shop”と言われるディヴィジョンが設けられることがありプロミュージシャンや契約しているアーティストが使う楽器を専門に作ったりカスタマイズする部署だったりします。メーカーによってはレギ

          Addictone はカスタムショップ

          ギターブランド設立もうすぐ10周年

          noteを登録して9ヶ月放置していました。 特に理由はないのですが、登録したものの書き始めることなく、FacebookやTwitter、インスタもやっているのでなかなか新しいnoteに投稿するというのを足踏みしたまま時間が経ってしまいました。 でもなんでこのタイミングかというと、それも特に理由はないのですがもう2021年も終わろうとしているこの時期にふとnoteの初投稿をしてみようと思い立ちました。 僕のやっているAddictoneというギターブランドが早いもので来年で10

          ギターブランド設立もうすぐ10周年