見出し画像

いざ熊野三山・熊野古道へ

 3日間、熊野古道を歩くツアーに参加してきました。感想は辛くて楽しい3日間でした。

 2月に腰を痛め、3月の福岡・奈良の旅でふくらはぎを痛め、登山入門というレベルでも以前行った乗鞍岳を思うと無理ではないかと諦め、1度キャンセルしました。

 でも、10年来行きたかった場所へ行けなくなるのかと、その日1日中、心がモヤモヤして、結局夜まだ空きがあったので、再申込み。
 かかりつけの整骨院の先生に相談。熊野に行く前に1度無理のない低山を登ってみてから決めたらどうかとアドバイスを受け、太平山神社奥宮へ行ったのは、キャンセル料の発生する前日。
 今年初登山で心配でしたが、ふくらはぎも痛むことなく2週間ワクワクした気持ちで過ごし、いざ熊野へ。

大門坂歩いた道を上から撮影

 小辺路、大辺路、中辺路と3日間で約22km。
平坦な道ばかりではなく、UP、Downの山道、石畳、石段それなりにハード。うん、少なくとも私にはハードでした。
 それでも、『かたりべさん』が一緒にいてくれて、歴史や山の植物、そこに暮らす人々の今昔の話などを聞きながら、思いを馳せながら歩いたり登ったりしていく道中は、学ぶことが多く楽しかったです。

神倉神社

 神倉神社に行き着くまでに、先の見えない石段があります。それでも登った先に現れたこの景色、突き出た岩の迫力は言葉では語れません。

那智の滝

 下からでも十分滝の凄さに感動しますが、300円と有料ですが、御滝拝所舞台まで上がって頂き、そこで受ける水飛沫と心地よい風、滝が岩を叩きつける時の身体に響く音。

 そこに行かなければ、体感できず、言葉で表現しづらいです。美味しいモノを食べた時の感想と同じでしょうか?
 
 熊野古道は、アクセスが不便です。
それでも、訪れていただきたいです。

このツアーに参加して気づいたこと

 私は、今回熊野古道を歩くことが目的でしたので「連れて行ってもらう」感覚で参加しました。
なので、宿泊先のアメニティ以外の下調べ一切せずにいたのです。
 授与品や土地の名産品、宿泊先のアメニティや設備の下調べは必須だと思います。

 このツアーの本来の目的は観光ではなく登山ですので、お土産を買う時間はありません。ですが、ちょっとの隙間に時間の余裕ができて、物色?できることもあるので、もしかしたらを念頭に調べておいた方が良いです。
 今回、同じツアーの参加者に教えて頂き、八咫烏のおみくじ引きました。『大吉』だったので、おみくじも持ち帰りました。

ケースが傷だらけになってしまいました
今年初のおみくじ


 それから、和歌山県は、みかんが名産品です。街のあちらこちらにみかんしか置いていないお店があります。今回は、登山でしたので夜疲れた身体にビタミンと思い1つだけ買いましたが、皮が硬くて剥けないので、自宅に持ち帰りました。もちろん、簡単に剥けるみかんもありましたが、1袋5〜6個入っていたので諦めて1個売りのみかんにしたのが裏目に出ました。
 参加者の中には重いけどお土産用とか、ひと晩で完食できるとたくさん購入している方もいました。

 あとは、宿泊先の近所のコンビニの有無です。
歩く旅は、水分が必須です。宿泊先にも自販機はだいたいあります。お水はありますが、イオン飲料はメーカーもまちまち。あっても売り切れはよくあります。
 夜は自由時間があるので、近ければ買いに行けます。
 それと、宿泊先によっては、朝食に牛乳やコーヒーが無い場合もあります(私は今回初めてそういうホテルに宿泊しました)ので、集合まで時間に余裕があったので、購入できました。

 ツアーの時は、単独行動は絶対できません。今回は、バスが停まった駐車場にほぼ自販機があり、トイレ休憩の際に買うことができました。
 ただ、それが登山出発地点だと靴紐を整えたり、準備運動等やることがあるのと、女子トイレは混んでるので時間がかかり余裕がありません。
 最初は多少重いですけど、前もってある程度準備しておくのが良いです。

 今回は、午前と午後に行き先が分かれていたこともあり、用意した水分の必要分だけリュックに入れて、残りはバスの中に置いておけたので少し楽でした。

 旅は、小さな後悔がつきものです。でも、それが次回に活かせれば良いと思います。
 
 知らない場所へ行くワクワク、もう1度行けるワクワク、旅って、長期でも日帰りでも日常のモヤモヤを晴らしてくれるからやめられません。
 今回の旅は、『死ぬまでに行きたい』場所でしたので、また願いが叶いました。

 お付き合いありがとうございましたm(_ _)m
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?