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リアルタイムで触れてきたもの(スーパー戦隊シリーズ編)

子供の頃、リアルタイムで触れたコンテンツに対する思い入れは、おそらく誰もが持っているもの。

もちろん、触れたときの年齢や環境にも依る部分はあるが、それが人生を左右することは、私の事例でも明白であろう。

特に幼少期に於いては、「三つ子の魂百まで」という言葉のとおり、どんなに年齢を重ねようとも、失われることは稀だ。

私が最初に観たスーパー戦隊シリーズ(当時はそのようなくくりは存在しなかったが)が「バトルフィーバーJ」だ。
作中に登場するバトルケニアに憧れるあまり、将来なりたい職業に「野生の戦士」と答えてしまったことがある。

続いて「電子戦隊デンジマン」ならびに「太陽戦隊サンバルカン」あたりまでが、スーパー戦隊にリアルで憧れを持っていた時期だったと思う。

以降、「大戦隊ゴーグルV」「科学戦隊ダイナマン」と来て、「超電子バイオマン」あたりで徐々にフェードアウト。

戻ってくるきっかけになったのは「五星戦隊ダイレンジャー」だった。

大学受験が早く片付き、授業も短くなったので、学校から家に帰り、何気なくテレビを観ていたとき、飛び込んできたのが、最終回間近で、超絶怒涛の盛り上がりを迎えていた「ダイレンジャー」だった。

これがきっかけで、特撮ヒーロー好きの血がふたたび騒ぎ出し、また、大学進学のため、親元を離れ、一人暮らしをするようになってからはガッツリと観る4年間が続いた。

ちなみにこの間に放映されたのが「忍者戦隊カクレンジャー」「超力戦隊オーレンジャー」「激走戦隊カーレンジャー」「電磁戦隊メガレンジャー」

その中でお気に入りなのは「カーレンジャー」。
若さゆえ、少し斜に構えた特撮の見方をしていた時期に、不条理な展開やメタ発言を含むギャグ要素がマッチしたのだろう。

紆余曲折があった就職活動の末、玩具メーカーの入社内定を受け、「星獣戦隊ギンガマン」がスタート。仕事で何かしら関わることになるかもしれない!という思いから、改めて真摯に観るようになった。

就職のために上京し、初めて後楽園ゆうえんちで観たヒーローショーも「ギンガマン」で、研修でも何かと触れることが多かったこともあり、思い出の多い戦隊のひとつだ。

初めて、そして現時点で唯一、商品開発(と言っても1アイテムのみだけ)を任されたのが「救急戦隊ゴーゴーファイブ」
この頃になってくると、徐々に「仕事の一環」として観る方向にシフトしていった。

その次となる「未来戦隊タイムレンジャー」が始まる頃は、以前書いたように、上司のパワハラで心を病んでいたので、仕事のことを思い出さないためにも、殆ど観ていなかった。

その後、他の仕事に就き、自分にグッとくる作品を観る(逆に観ないものは観ない)ようになる。

観ていたのは「忍風戦隊ハリケンジャー」「特捜戦隊デカレンジャー」「魔法戦隊マジレンジャー」

しばらく間が空き、「海賊戦隊ゴーカイジャー」で舞い戻る。
「ゴーカイジャー」がスーパー戦隊シリーズの総決算的な内容だったこともあり、ここで燃え尽き症候群状態に…。

それから回り回って、ふたたびスーパー戦隊シリーズに関わる業界に戻ってきた。
その頃放映中だったのが「手裏剣戦隊ニンニンジャー」。ただ、直接的に案件へ関わることもなかったため、さほど観るには至らなかった。

自分が直接的に案件として関わることになったのが「動物戦隊ジュウオウジャー」
しかしこの頃、仕事のストレスがかなり蓄積されていたためか、第1話の視聴が途中までしか出来ないまでに追い詰められていた。

休職期間を挟み、復職して少し経った頃に関わったのが「宇宙戦隊キュウレンジャー」だ。
第1話が放映された頃には、だいぶ精神的にも落ち着き、普通に観ることができるようになっていた。

で、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に至る。
この作品へのハマり具合は以前書いたとおり

スーパー戦隊シリーズひとつとっても、その時その時で関わり方が違うので、こんなにも差が出てしまう。

人生いろいろ、戦隊もいろいろ。
たぶん他の人にとっても、その時の立場や環境で、シリーズの捉え方が違うのではないだろうか。

その辺を語り合ってみるのも、面白そうだ。

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