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想定を超えたデザインが生み出す、計算し尽くされた機能美エクステリア

施工前の状態。
南向きの明るいお庭ですが、通りに面していて、室内への視線が気になる配置です。
また、その接地道路は道幅が狭く、車のスムーズな出し入れのためのレイアウトにひと工夫が必要です。

そして、こちらが完成したエクステリア。

理想の広告でイメージを伝えて、スタートラインに

玄関に向けて敷地を斜めに切り取った駐車スペース。
気品が漂うタイルのデザインウォール。
美しい景観に、思わず立ち止まって眺めたくなるようなエクステリアが山下様邸です。
その完成度はカースペースのみならず、機能的で使いやすい駐輪スペースを含めた生活動線、視覚的なゾーニングに至るまで、きめ細やかな配慮が行き渡ったデザイン。

最初に「あくまで理想として…」と高級感のある外構の広告写真を持参して、プランナーにイメージを伝えたという山下様ですが、これが功を奏し、当初の想定を超えたデザインに仕上がりました。
こうしたチラシや雑誌の切り抜き等でも、ご自分たちのイメージを何となく伝えておくことはとても大事なプロセス
プランナーがお客様の嗜好やご要望を知るための近道になるのです。

個性的でありながら格調高い雰囲気を漂わせたファサードは、街並みの中に埋没しない上質な空気感により、道行く人の脳裏に残るような洗練された佇まいです。

道路から眺める門袖エリアのデザインウォール。
シックなタイルのコンビネーションと鮮やかな緑が調和し合い、やわらかな空気感を生み出します。

道路の狭さをスッキリ解決。快適性と心地良さを生む至高のエントランス

整形地に建つ山下様邸は、南側に主庭と駐車スペースを想定した敷地が、綺麗な形で確保されていますが、問題は前面道路の狭さ
大きな車を出し入れするには、一般的な縦列駐車や方向転換による駐車方法では、切り返しなどが難しく、レイアウトに工夫が必要でした。
さらに、南向きに位置するお庭では、人目を気にせずにお子さんたちを遊ばせたりしたいところ。

それをスッキリと解決しているのが、建物に対して大胆に斜めに切られたレイアウトです。
三角形の上半分はお庭、下半分は駐車場とアプローチというレイアウトは、車の出し入れがスムーズにできるだけでなく左右に余裕を持たせ、乗り降りも快適

傍らには人の出入りの動線もしっかり確保されました。
アプローチとなるステップは、タイルの色を変えて、その色彩の対比視覚的な認識はもちろん、デザイン的にもスタイリッシュで印象的なエントランスを演出しています。
まさに、快適性と心地良さを併せ持つ至高のエントランスが完成しました。

夜のアプローチは、ステップの蹴込み部分に仕込まれたバーライトで、浮遊感のある演出に。
グランドライトにより、壁に映り込んだ草花の陰影が趣を感じさせます。

デッドスペースを活用して、広さと明るさが感じられる駐輪スペース

外構の中でも、ないがしろにされやすいのが、自転車を置くための駐輪スペース
お子さんが生まれる前や、小型の自転車を使う幼児のうちは、あまり重要視されないことも多い場所です。
ところが、外構もお部屋と同じで、収納場所が無いと景観的にもゴチャついてしまうだけでなく、出し入れも不便になってしまうもの。
日々頻繁に使うことも想定すると、最初の段階で明確にゾーニングしておくべき重要な場所でもあります。

山下様邸のご家族にとっても、駐輪スペースは外構に求める必須条件でした。
とはいえ、お庭や駐車場に加え、駐輪スペースまでも道路に面した敷地に詰め込もうとすると、それぞれが結果的に窮屈な場所になりかねません。
そこで考え出されたのが、お庭でもガレージでもないデッドスペースともいえる、建物と敷地の境界の間にある側路部分

道路からはお庭への出入口となるスライド門扉を開け、お庭の横を抜けて行けばスムーズに駐輪できる位置です。
さらに、足元にはやわかなアイボリーのタイルを斜め貼りすることで、実際の面積以上の広がりが感じられ、上部にはクリアマットの屋根材を採用したことでやさしい光が差し込みます。
限られた場所を上手く活用できているだけでなく、プラスαの快適性を備えた駐輪スペースは、雨に濡らしたくない物の屋外収納としても使えそうですね。

山下様邸の外構デザインはまさに計算され尽くした「機能美」。
無駄のない設計の中にも、美しく潤いのある景色と快適性の溢れるエクステリアといえそうです。

駐輪スペースは玄関ポーチと印象の異なるホワイト系のタイルを斜め貼りして、広さと明るさを演出。サ
イクルポートも設置したので、雨に濡れるストレスもありません。

限られた空間でありながら眺めて憩える、潤いのあるお庭

駐車スペースと塀を隔てた三角形の主庭は、言ってしまえば変形スタイル。それに加え、門塀ともなっているデザインウォールに囲まれていて、外側からは圧迫感が感じられるのでは…?とも思えます。
ところが、中に入ってみると内部は驚くほど落ち着く空間です。

コンパクトながら、色鮮やかな芝生と表情豊かなタイルが目を安らがせ、一部には家庭菜園や、風情のある枝ぶりのシンボルツリーも
リビングから伸びるテラスのベンチに腰掛ければ、涼しい木陰が味わえそうです。
人目を気にせずゆっくり過ごせるお庭は、お部屋から眺めた時の景観も計算済み。
洗練されたデザインウォールを背景に、緑のある景色が楽しめる配置です。

お庭はシンボルツリーをやわらかにライトアップ。
ほのかな光によって、枝葉や壁の表情豊かなタイルが浮かび上がります。

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