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リゾートホテルを思わせるラグジュアリーな異空間エクステリア

お住まいの設計後、エクステリアのご計画を始められた松本様。
建物の大きさを優先することで、玄関前のスペースが小さくなってしまったことを気にされていました。
その他に
・お車2台、自転車3台を置けるスペースがほしい。
・クローズエクステリアで安心且つ落ち着きのある空間にしたい。
・植物の管理は最小限に。
・ホテルのようなラグジュアリーな雰囲気がほしい。
といったご要望も頂きました。
施工前の状態がこちらです。

そして、こちらが完成したエクステリア。

2台あるお車はガレージに入れ、防犯対策もしっかりと計画。
ガーデンスペースは完全クローズで生活感を感じさせない工夫が満載です。ライティングや空間の切り取り方にもこだわりました。
リゾートホテルのような豪華絢爛なガーデンスペースの完成です。

玄関前の目隠しは建物のイメージから

玄関を開けた時に家の中が見えてしまうというのは、居心地の悪いものです。
エクステリアにおいて、プライバシー確保のためにも目隠しは重要なポイントになります。
松本様邸の目隠しはバルコニーにある縦格子の目隠しからイメージしました。
お住まいのデザインに合わせて縦板フェンスで目隠し
ファサードとお住まいに一体感が出るので、お住まいがより印象的なものに。

目隠しも兼ねたデザインウォールは、道路境界ギリギリに立てるのではなく、玄関に近づけることで奥行きを感じさせます。
白い外壁に黒のデザインウォールを合わせることで、空間が引き締まります。

広がりを感じさせるアプローチと駐車場は天然石で繋がりを

玄関と前面道路までの距離が短いことを気にされていましたが、階段の取り方に工夫を加えることで、限られたスペースも有効活用でき、空間に広がりを感じさせることができます。
その工夫とは一段目を駐車場の方まで広げることです。
こうすることで玄関まわりがこじんまりしたスペースになることなく、空間全体が広がったように感じられます。

階段は重厚な雰囲気を持った黒の乱形石で和の要素を取り入れた落ち着いたデザインに。
アプローチの階段が駐車場まで伸びたことで、自然と玄関へと導かれますね。

乱形石のように特徴のあるデザインの場合、見せ方によっては重々しい印象になってしまうことがあります。
「重厚でありながら重々しくない」このバランスを保つためにアプローチの階段は床面に付けず、宙に浮いたようなデザインにしました。
地面から隙間をつくることで重々しいイメージにならず、重厚感だけを感じさせることができます。

そして、アプローチから続いた先にはご要望でもある2台分の駐車スペースを確保。
乱形石のアプローチに対して駐車場の前は方形石でデザインし、視覚的にエリア分けをしています。
素材を変えても色調や重厚感のあるデザインは統一されているので、駐車場とアプローチのイメージが分断されることなく繋がりが生まれました。

夜になるとラインの光が足下の安全を確保します。
また駐車場まで伸びた光がお車を止める時の目印にもなります。

玄関前の顔とも言えるデザインウォールはバーライトとグランドライトの合わせ技で、より印象的に見せる工夫を施しました。

ホテルライクな洋風ガーデン

リゾートホテルを思わせる大判のタイルテラスはお部屋と繋がるようにしました。
タイルテラスをお部屋と同じ高さにするとお部屋が広がったように感じられます。
ガーデンスペース一面にはフカフカの人工芝を敷設しました。
メンテナンスフリーな人工芝は一年を通して緑を感じられます。
ポイントで植栽を入れていますが、エリアを限定し管理しやすい工夫を施しました。

松本様邸の広いガーデンスペースをぐるりと囲う塗り壁はアプローチとは対照的に白くすることで、洋風なイメージに。
さらに目隠し壁に柱を付け、デザインのアクセントをプラス
この柱のアクセントは控え壁を利用してデザインの中に組み込みました。
控え壁とは、高さのある壁をつくるときにメインの壁を補強して倒壊防止をするための補助的な壁のことです。
等間隔に付けられた柱のアクセントによってラグジュアリーな雰囲気を演出。
そして、柱の中央は黒く塗り上げることで、アプローチのシックなデザインと、さりげなく繋がりを持たせています。

駐車場とガーデンスペースを隔てる壁も白の塗り壁に。
アールのデザインが特徴です。
ガーデンスペースの中心にカクカクした壁があるとせっかくのくつろぎスペースが硬い印象になってしまいます。
丸みを出すことで、空間が柔らかくなり圧迫感も和らぎます
アールの壁がアプローチや駐車スペースを隠しているので、通りを歩く人、車や自転車などの生活感のあるものが見えることはありません。
プライベートな空間でご家族の時間を満喫できます。
小さいお子様がいらっしゃる場合、クローズされた空間で遊ばせてあげられるのは安心ですね。

タイルテラスには気持ちを落ち着かせる効果のある青いグランドライトを入れ、日々の疲れを癒す幻想的な空間に。

控え壁を利用した柱にはバーライトを仕込み、間接的に空間を照らしています。
やわらかに照らされたガーデンスペースは心に穏やかさを与えてくれることでしょう。

お部屋からの眺めにこだわった和庭空間

洋風なガーデンスペースの一画には和庭スペースを設けました。
洋風ガーデンは使って楽しいお庭に対し、和庭は眺めて楽しむスペース。
特に和室からお庭を眺めた時の景観にこだわりました。

花壇には黒のピンコロ石を使い、和の趣を演出しています。
タイルテラスと花壇の間には砂利を挟むことで、「タイル」と「ピンコロ石」という別々の素材がぶつからないようにしました。
異素材がベタッとくっつくと、まとまりのない印象になってしまいますが、砂利がクッションになり自然な景観をつくり出します。
また、タイルテラスよりもピンコロ石の高さを少しだけあげることで、花壇が浮かび上がり際立った存在になります。

植栽はモミジ、ツツジ、クロモジ、ナツハゼを選定。
樹種だけでなく、高さや幅、幹の色にまでこだわりました。
黄緑色の幹をしたもみじ、赤い幹のナツハゼなど、紅葉以外にも幹と葉のコントラストも楽しめます。

植栽を引き立たせるための背景は、杉板模様のRC壁を再現したタイルでつくったデザインウォール。
杉板の模様が植栽ともよく馴染み、植栽の美しさを強調します。

タイル貼りのデザインウォールは位置を少しずらし、白い塗り壁よりも和室側に配置しました。
壁と壁の間に隙間ができることで圧迫感を軽減。
また、風通しが良くなり、植物にとっても適した環境になります。

その他の写真は、こちらからご覧いただけます。

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