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不思議話

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いわゆる不思議話とか。
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石の質・大きさとエネルギー

最近、石たちがかわいくて仕方ありません。暇さえあれば、布団の上に好きな石を並べてゴロゴロしています。至福の時間ですね! 私は今、どうやら静寂の空間で「何もしない喜び」を感じるのが最も幸せであるようです。外に出て人と会い、様々な経験をして刺激を受けることも大切ですが、今は「静」の時間を思いっきり楽しんでいます。 寝転びながら石たちを眺めていると、不思議な感覚に包まれるようになりました。一つは、すごく明るい気持ちになるということ。例えば前日、仕事で失敗をして落ち込んでいたとして

3年3カ月

その方と初めてお会いしたのは、2015年10月のこと。季節は秋に移り変わっていたけれど、暑さの残るよく晴れた日だった。彼はテレビで拝見するよりも小柄で、静かで、しかしその眼光は非常に鋭く、底知れぬ雰囲気を漂わせていた。当時、御年81歳。現役のジャーナリストだ。 彼はゆっくりと椅子に腰掛け、じっと私の方を見た。 「今日は、TPPの話をしようと思う」。 静かに、はっきりとした声で話し始めた。   彼は若い頃から報道のタブーに果敢に挑み、時代の寵児からマフィア、宗教法人、

一期一会

どこかの地で、たまたま誰かと知り合って、話してみたらとても楽しくて、一緒にはしゃいで、時間があっという間に経過して──。こんな時間がいつまでも続くといいな。別れ際に「また会おうね」と約束して、きっとまたいつか会えると再会を信じた。けど、その日は二度と、やって来ないかもしれない。 先日、両親と、息子と、私の四人で軽井沢に行ってきました。親族との旅行は久しぶり。ゆっくり紅葉と温泉を楽しもうと、大分前からワクワクしていました。 宿泊先のホテルには温水プールがあり、子どもたちに大

断捨離したいと思う時

お世話になっている方のブログを読んでいたら、「断捨離をすることは単にモノを捨てるのみならず、本人に関わる物事が大きく動くという現象と、あらゆる意味で不要な縁が切れていく現象が同時に現れる傾向が強くなる」というフレーズが目に飛び込んできて、買い物に行く予定を急遽キャンセルし、断捨離を開始しました。モノを入れるより、モノを捨てる方が先だ!!と。 昨年の9〜10月あたりに自分史上最大規模の断捨離を行いました。きっかけは、「いつも持ち歩いているバッグ、もう少し軽くならないかな……」

「怒り」という鍵

感情とは、自分がどういう思考パターンを持っているか、浮かび上がらせてくれるもの。中でも、特に重要なのは「怒り」です。怒りはあらゆる感情の中でも最もエネルギーを使うもの。つまり、自分にとって最も大事にしているものに反応すると思うのです。 もうちょっと深掘りすると、それは幼少期に受けた傷、欠乏感、つまり本能的に感じた危機感がそこに繋がっています。もっと言えば、幼少期どころか、過去生の名残もあるかもしれません。それは無意識の深い深いところに蓄積され、行動パターンとして姿を現します

願いを叶える、ということ

引き寄せの法則、なんていうと陳腐になってしまうのですが、願いが叶う時ってどういう時でしょう。 どんなに願っても叶わない時があるのに、ふと願ったことが瞬時に現実となる時もある。その違いって何だろうとか、どうすれば叶うのかなとか、色々思い巡らせてしまいます。 以前、ある方に教えてもらったことがあります。 映画「ピノキオ」に流れる、「When you wish upon a star」という歌。ここに大事なメッセージが詰まっているんだよ、と。 「When you wish

本当に大事なもの、を見つけるヒント

自分にとって本当に大事なものは何か、というものは、分かるようで分かりにくい場合があります。一番分かりやすい基準は、非常に苦しい状況に陥った時に道しるべのように心に浮かんでくるもの。それが本当に大事なものです。 私はこれまで好き勝手に生きてきて、本当に人でなしなんじゃないかと思われるほど奔放に生きてきたので、大事なものは自分だけだろうと思われても仕方ないんだけど、やっぱり好き勝手にやり続けていると壁にぶち当たるわけです。 好き勝手にやって何のストレスもないですよって人は、完

振動数

何らかの現象が、時間とともに徐々に強度が弱まっていくことを「減衰」といいますが、人の感情もそんなものだなと思うこの頃です。何らかのショックがあって、感情がほとばしり、上がったり下がったりしながら時間とともに減衰してゆく。人というのは基本的に前進するものだと私は思っているのですが、感情が減衰していく過程で、人はらせんを描くように成長していくような気がします。 まあ、簡単に言えば、3歩進んで2歩下がるを繰り返すような。 何かの本に、「2000年前の人間が、現代の人間を見たら、