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幸福論

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勝手に何かを好きになる。
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雨の降る中、自転車飛ばして君に会いに行った

昨晩、珍しく息子が机に向かっていた。宿題なんてするわけがない。何をしているのか、何となくすぐに分かった。 「手紙書いてるの?」 そう尋ねると、息子は「なんで分かったの?」という顔をしながら頷いた。 終業式の日、隣の席の女の子から手紙をもらったという。ピンク色の封筒の中、ピカチュウのかわいい便せんに、大きくて拙い字で息子に宛てた言葉が並んでいた。夏休みに遊べる日にちと時間、そして、「もし遊べたら、ちひろくんの家の近くの駐車場に行くね」と書いてあった。 その女の子Yちゃん

「あああもう自分ダメ」って責めてしまう時

どうもこんにちは。皆さん、今、どんな気持ちで生きてますか? 今回は、どうしても自分を責めてしまう時にどうやったら復活できるのか、ということについて語ってみたいと思います。 言われた仕事ができない時、役割を果たせない時、それによって周囲に迷惑をかけてしまっている時。たぶん、多くの人は「なんで自分、こんなにダメなんだろう……もう存在自体消えた方がいいわ」とか「20メートルくらい穴を掘って入って籠もりたい」とか「全てを捨てて南国に行きたい」とか考えて自分を責めてしまうんじゃな

空白の10年

全国を転々としていた大学時代の後輩くんが埼玉に来ているというので、めちゃめちゃ久しぶりに会うことになった。SNS上では割とやり取りをしていたんだけど、実際に会うのはもう10年以上ぶり。   私が当時所属していたのは、「旅行企画研究会」という名の、ふだん何をしているのかさっぱり分からない部であったが、かつて安倍晋三氏がこの部に籍を置いていた経緯もあり、学内ではれっきとした「部」として認知されている。余談だが、安倍さんは文化祭の季節には毎年部長宛にサイン色紙を送ってくださっていた