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今年の振り返り

仕事を中心に今年を振り返ってみようと思います。

参加した現場は、合計43現場。

映画が8本(内、学生映画2本。声の出演1本。)で、他は、TVドラマ、CM、企業PV、スチール、TV番組の再現、超有名ロックバンドのLIVE用映像、大学の卒業制作用ムービーなど、バラエティーに富んだ現場に参加させていただきました。

とは言え、これではまだまだ少ないです。

選考に落ちた作品やCMは毎月のように目にします。その度、めちゃくちゃ悔しい思いをしています。

メインに近いお仕事はまだ少ないし、正直、僕自身の単価も低いので、もっと現場に出ないと厳しいです。

いろいろな現場に参加させていただいた中、印象深いのは、やはり、𠮷田恵輔監督の映画『ミッシング』の現場に参加できた事。

どこに出てるのかはまだ言えないので詳しくは伏せますが、地方ロケに泊まりで行けたのも、今年掲げていた目標の一つだったので、それも叶って嬉しかったです。

あと、昔から知り合いの監督の現場に2つ参加できた事も印象深かったです(まだ非公開なので、お名前は伏せます)。

一つは、CMの現場で、これまた知り合いのカメラマンとご一緒して、「ひょっとしたら居るかも」とは思っていたけど、そういう再会も嬉しかったです。

もう一つは、映画の現場で、ちゃんと台本に自分の名前が入っているのを見た時は、やっぱり感動しました。

やっぱり、映画の現場はいいですね。

とは言え、圧倒的に多いのは広告の現場で、CMの現場に参加させていただいていると、制作さんや、技術スタッフの方に顔も覚えてもらう事も増えてきていて、現場終わりの挨拶の「またお願いします」が本当になる事もあり、ご指名いただく事もあって、地道に続ける事の大切さを感じたりします。

そういえば、「超有名ロックバンドのLIVE用映像」の超有名ロックバンドが本当に超有名過ぎて驚きました。

お会いした訳ではないのですが、その映像がどう使われるかをディレクターさんに教えていただいた時は、ちょっと震えました。

実は、今も絶賛全国ツアー中で、僕も一緒に(映像だけですけど)全国ツアー中です笑

来年初旬くらいまで続きますが、すでに全公演ソールドアウト状態なので、どうなっているのか見られないのが残念です…。

ライブDVDとか発売されたら買うしかないのか…。

現場に行って感じるのは、徐々に待遇が良くなってきていると感じます。

制作さんの手際が悪すぎて最悪な現場も正直ありますが、それは、その方の経験値の問題で、現場全体としての雰囲気は良くなってきている感じがしました。

依然として、朝4:30に集合するとかという、時間的に過酷なものはありますが、それはCMとか撮影期間が短く、時間的拘束が決められている現場では、まだ仕方のない事かもしれません。

あと、現場でたまーに誰もが知るレベルのタレントさんとお話させていただく機会があるのですが、よく良い芸能人ほど腰が低いといいますが、あれは、腰が低いのではなくて、相手に対してリスペクトを持って接しているという事なのかなと感じました。

メンタルがボロッボロのボロ雑巾みたくなる時がありますが、そういう方とお会いするだけで、力や元気をもらえます。

逆に、リスペクトがなく、人を物扱いしてくる人がすぐ分かるようにもなってきました。

そして、仕事のできる技術スタッフさん、制作さんを見ていて感じるのは、仕事ができる人ほど「現場を楽しんでいる」という事です。

「楽をする」のでもなく、「適当にやる」のでもなく、「楽しむ」。

メリハリが利いてるというか、オンオフが上手というのか、仕事をこなした上で楽しむカッコいい大人を何人も見る事ができたのは、今年得た大切な財産の一つだと思います。

そして、「プロ」として現場に立つという事はどういう事か、という事も考えさせられます。

まだ少ないとは言え、前に比べると現場に参加できた数は倍くらいにはなっていて、そこでお世話になった皆さま、ありがとうございました。

そういえば、今年は、映画祭での出会いや再会からも刺激をいただきました。

初心を忘れずに、挑戦し続ける姿に目から鱗が落ちました。

そんな刺激をいただける皆さまと作品でご一緒できるように、来年も頑張ります。

現場に行っても、行かれなくても、映画を観ても、天気が良くて「撮影日和だな」と思ったりする度に、「芝居が上手くなりたい。役を生きたい」と思います。

この気持ちが無くなるまでは続けていくんだと思います。

今年、お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

それでは、皆さま、よいお年を。

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