恵 田 侑 典

俳優と監督、時々キャスティング。脚本・監督・主演作「RICE BALL」が、アカデミー…

恵 田 侑 典

俳優と監督、時々キャスティング。脚本・監督・主演作「RICE BALL」が、アカデミー賞公認映画祭の第41回クリーブランド国際映画祭、第42回アトランタ映画祭に正式出品。脚本・監督・主演を務めた短編映画が、2021年カンヌ映画祭批評家週間の最終選考に残る。

最近の記事

東京藝術大学大学院映画専攻19期冬期実習上映会「dappi !」

東京藝大映画専攻19期冬期実習作品『声よ』に出演させていただいています。 上映会は明日からです! 日程:3月30日、31日 時間:午前の部:10:30〜 午後の部:14:00〜 場所:東京藝術大学馬車道キャンパス 料金:無料 申込:https://forms.gle/VjwpToHw3B15e2xi9 まだ、午前の部は席があるようです。 なんと今作では、14期生修了作品『透明の国』(嵐組)でニアミスしていた佐々木詩音くんと、18期生修了作品『雲ゆくままに』(楊

    • 俳優ワークショップをします。

      何の因果か、ワークショップの講師をする事になりました。 以前も、某有名事務所のワークショップをやらないかというお誘いがありましたが、「まだ、人に教えられるほど演技に通じている訳ではないので」とお断りしました。 しかし、今年の目標が、「昨年より無理をする、挑戦をする」だったので、これは、今自分が立ち向かう新しい挑戦なのかなと思って、やってみる事にしました。 よく、「演技のワークショップ」とか、「映像演技ワークショップ」とか言いますが、僕は、自分のワークショップを「俳優ワー

      • 東京藝大 映画専攻 18期生修了上映会『PLAYLIST #18』@渋谷

        遂に明日から「東京藝大映画専攻18期生修了上映会」が開催されます。 僕は、楊礼平監督の 『雲ゆくままに』 に出演させていただいています。 上映は、3月17日(日)と19日(火)のそれぞれ21:00~。 上映前の予告はなく、本編からの上映となるので、ご注意ください。 会場について、嵐のように過ぎ去った印象ですが、まだ思うところがある方もいらっしゃると思いますので、来る、来ないのご判断は、皆さまそれぞれに委ねるしかないと思っています。 ただ、藝大の映画自体、映画祭に入選

        • 『悪魔がはらわたでいけにえで私』

          昨日、ギリギリまで待った仕事の連絡が結局バラシだったので、 急遽『悪魔がはらわたでいけにえで私』を、ヒューマントラストシネマ渋谷に観に行くことにしました。 毎度、頭の中でこの映画のタイトルを思い出そうとすると、 「悪魔がはらいたで…」と、お腹の痛い悪魔の話になってしまいます笑 前身となる短編の『往訪』は、以前観たことがあって、そこから2篇追加して3部構成の長編映画化したという事で、どうなっているのかと思っていましたが、予想の斜め上を行っていました。 大体のゾンビ映画は、

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          第9回 あわら湯けむり映画祭で『ケンジとヒロシ』が上映されます。

          「第9回 あわら湯けむり映画祭」で、出演・プロデュース作の『ケンジとヒロシ』が上映されます。 (※大石時代の作品なので、大石でクレジットされています) 第1回目の時に、『岐路』を上映していただいて以来で、最近は映画祭に行った監督達の楽し気な様子が見られて、いい映画祭に育っていっている様子を伺っています。 9回も続けられてきた事も素晴らしいですし、映画祭の努力と、出品者のいい関係が見えて、めちゃめちゃいいですね。 何と言ってもすごいのが、以前は、伊豆とか福岡とかありました

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          東京藝術大学大学院 映像研究科映画専攻 第18期修了制作上映会

          キャストとして参加している作品もあり、もはや例年のごとくではありますが、今年も藝大の修了制作上映会に足を運んできました。 以下、若干のネタバレもありますので、ご注意の上、読んでください。 『いつか逢える』 後半、主人公と新しく出てくる人物との関係性を探るのがちょっと大変だったのと、ラストの方も、時間軸が分からなくなって、ちょっと混乱しました。 ただ、回想シーン(と言っていいのか)をあんな風に表現するのは初めて見ました。 黄彬彬監督の前作の短編映画も拝見させていただき

          東京藝術大学大学院 映像研究科映画専攻 第18期修了制作上映会

          第4回 SAITAMAなんとか映画祭

          第4回 #SAITAMAなんとか映画祭 のチケット販売が開始されました。 他にも、上映スケジュールや招待作品も発表されています。 監督作『森の秘密』が上映される3分以内の部は、 日時:3/2(土)11:00会場 11:15(上映開始) 13:15(終了予定) 会場:RaiBoC Hall レイボックホール 料金:1500円(各部門ごと)/ 全席自由席 となっています。 HPからは、作品紹介やコメントも見る事ができますので、他の作品もチェックしてみてください。 様々

          第4回 SAITAMAなんとか映画祭

          新しい1年が始まりました。

          映像の持つ、伝える力と、エンタメとしての力、変に混同せず、どちらも必要だし、どちらも信じて、自分にできる事をその都度精一杯頑張っていきたいと思います。 2024年 初日の出

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          今年の振り返り

          仕事を中心に今年を振り返ってみようと思います。 参加した現場は、合計43現場。 映画が8本(内、学生映画2本。声の出演1本。)で、他は、TVドラマ、CM、企業PV、スチール、TV番組の再現、超有名ロックバンドのLIVE用映像、大学の卒業制作用ムービーなど、バラエティーに富んだ現場に参加させていただきました。 とは言え、これではまだまだ少ないです。 選考に落ちた作品やCMは毎月のように目にします。その度、めちゃくちゃ悔しい思いをしています。 メインに近いお仕事はまだ少

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          『森の秘密』

          第4回SAITAMAなんとか映画祭の3分以内の部に、監督作『森の秘密』がノミネートされました! 募集要項の1番目が「ユーモアのある作品であること」だったので、認めてもらえて嬉しいです! あるんです、ユーモア。 最後まで観ないと分からないやつが。 観たあとに、石を投げるのだけは勘弁してほしい感じの。 「3分映画宴」で上映された際に、全米が失笑したと噂の。 その時、審査員の方に、「最後の男の人の表情が良かった」と言っていただいたそうで、そこを評価していただいて嬉しかっ

          『市子』

          この年末に、観たい映画がドドっと来ています。 『PERFECT DAYS』、『王国(あるいはその家について)』、『枯れ葉』、『ファースト・カウ』、そして、『市子』 今日は、『市子』を鑑賞。 過去に犯罪を犯した人が名前を変え、別人として生きてきて、失踪して、その近しい人が過去を追うという構図の物語は、過去何作かあります。 近い感じの作品で言うと、ヴェネツィア、釜山、カイロで高い評価を受けた『ある男』。 (『ある男』は、親が犯罪者で、その事実から逃げるために戸籍を他人と交

          短編映画『5月24日(日)』

          新作の短編映画『5月24日(日)』(脚本・監督・編集・主演・プロデュース)が、「第3回MBT映画祭」に入賞しました! とにかく、上映の機会を求めていた本作。その機会をいただきまして、本当に嬉しいです! 3年前に撮影して、いろいろと問題や変更もありつつ、映画祭への応募も続けていて、48個目の応募でやっと上映の機会を得る事ができました。 もはや執念です。 日時は、2024年1月13日(土)開場12:30 開演13:00 場所は、よみうり大手町ホール(東京都千代田区大手町

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          感情演技について

          「感情演技」という言葉を聞くと、その言葉を知らない・初めて聞くという方は、どうしても 「感情的に演技をする」 という印象を持たれるかもしれない。 それは、俳優の中にも、監督の中にも居ると思います。 でも、感情演技とは、 その役が、その映画の中で、最終的に何を成したいか、どういう目的を持っているか、という事を脚本から読み解いて、そのために一つ一つのシーン、それこそ一つ一つのセリフの感情を読み解いて、その感情を自分に引き起こさせる自分の中の体験と結び付けて、役と自分を同

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          映画『ミッシング』

          映画『#ミッシング』(監督:𠮷田恵輔)に出演致します。 この映画の話がある前に、ちょうど𠮷田監督の映画『BLUE/ブルー』を観ていて「いつかご一緒したいなぁ」と思っていたので、決まった時は思わず、CMの現場中だったのですが「やった!」とガッツポーズが出ました。 2024年公開です! お楽しみに! #𠮷田恵輔 #石原さとみ #青木崇高 #森優作 #有田麗未 #小野花梨 #小松和重 #細川岳 #カトウシンスケ #山本直寛 #柳憂怜 #美保純 #中村倫也 https://

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          映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』

          今月の3日に公開だったそうなんですけど、忙しくて全く気付かずに、公開日から10日くらい経ってやっと公開している事に気付いて、急いで観に行きました。 実は、エンドロールに名前は出ていませんが、撮影にちょっとだけ参加させていただきました。 割と想定していた感じに映っていました。 どこにいるかは、観てのお楽しみという事で。 試写等で観る機会はなかったので、実はどんな内容なのか観るまで知りませんでした…。 元々映画は事前の情報はあまり入れずに観たい派なので、「まあ、題名の通

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          映画「福田村事件」

          気付いたら地元の映画館でも上映されていたので、観てきました。 いつものように、事前に情報はなるべく入れず、ただただ起きる出来事を体験。 詳細は省きますが、 「知らない事」の弱さ 「知らせる事」の大事さ 「知った事」への判断力、理解力 「きちんと知る事」の重大さ 「情報操作」の恐ろしさ 「大きい声(音量的な事ではなくて)」の力 などを感じました。 いや、体感したと言った方が正しいのか。 僕自身、映画になるまでこの事件の事は知らなかったので、知らないままでい

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