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リアルな世界に触れてみようと改めて思った。

就職をきっかけに、大阪に来たのは2019年の夏頃。東京配属だと思っていたらなぜか大阪になってしまったのだけれども、知り合いはほとんどいなかった。TwitterやインスタとかSNSを使いこなせているわけでもなかったから、オンラインでのつながりも当時はなかった。

たまたまTwitterで見つけたゲストハウスがいろんなイベントをしてることを知って、読書会に参加したことで大阪に友人ができるようになったのだ。マーケティングを勉強するようなコミュニティを運営している団体さんで、その後自分もお手伝いさせてもらえることになった。

読書会やワークショップの企画をご一緒させてもらって、これから他の団体さんとコラボできたらいいなあと話していたところで感染症が流行してしまった。大阪に来て半年でこれから楽しむぞっていうときだった。

オンラインイベントが主流になって全国から参加できるようになったことで、マーケティングのイベントを自分たちで企画することもなくなって、自然にたたむことになってしまった。人それぞれ抱えているものもあったと思うし、ほんとに自然にって感じだった。

よく通っていたコワーキングスペースやゲストハウスも運営をクローズすることになって、僕にとっての行きつけはゼロになった。ひとりで移動してはいろんな場所に足を運んでいた日常はなくなって、手元に残ったのはスマホだけだった。2020年の半ばくらいからTwitterに時間をかけるようになって、オンラインでの繋がりが増えるようになった。でもどちらかといえば、県外の知り合いがますます増えていって、県内の知り合いはそんなに増えていない。

たまたまに来てしまった大阪は便利なんだけど愛着を持ててるかといえばそうでもなくても、自分だけが疎外されている感じだった。知り合いの多い関東に行きたい想いが強くなり、今いる場所から気持ちが遠のいているときだったんですが、ほどよい距離感で話せるコミュニティを大阪で見つけることがやっとできたのだ。アメリカ村のカフェを夜にBARとして使って運営をされてるみたいで、たまたまひとりで入ったのがきっかけだった。

週末何回かふらっと顔を出していると、以前お会いして人たちとの距離も縮まって、久しぶりにリアルな繋がりを感じることができた。周りの年齢は自分よりちょっと高めだけど、知り合いが少しずつ増えてきて、なんか感染症が流行する前の何か大切な時間を必死に取り戻しているかのようだった。今では住んでいる場所に愛着を持てるようになってる。

いつか自分の言葉や文章で何か一緒にできたら嬉しいなあと思っているし、自分だからこそ伝えられるようなものを見つけられたらいいなあと思ってる。最近どんなテーマで書きたいか自問自答しているんだけど、何か見つかりそうな気がする。なのでもうちよっとアメ村をふらつきたいと思ってます。

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