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「何者」でなくても「何者か」になれる場所を見つけつつある話。

ここ半年で、私の生活に欠かせない場所が増えました。
その名は、「小杉湯となり」。

昨年の4月、就職のタイミングで高円寺に引っ越し、職場と学生時代の友人以外コミュニティを見つけられずにいました。そんなときに出会えたのがとなりでした。

一言で言うと、私は児童館みたいなところだと思っています(笑)
一人で本を読むときもあれば、イベントをすることも。行けば誰かがいて、頑張ってもいいし頑張らなくてもいい場所です。

となりには、本当に素敵な人が沢山います。
その人と話し終わるころには1人知り合いが増えていたり、
その人が加わればどの企画も順調に進んでいたり、
とんでもない熱量でみんなを巻き込んでくれる人がいたり、
安心する声で、おつかれさま、おやすみを言ってくれる人がいたりする、そんな場所です。

職業として振り分けられることのないみんなの良さが、たっくさん転がっています。
ここで、優しい気持ちでい続けられることが本当に嬉しい。

仕事は難しくて大変に決まっていると頭では分かっていながらも、就職してから現在まで、不甲斐ない自分にずっとモヤモヤする日々が続いていて。
私が貢献したい相手に「ありがとう、助かってるよ」と言ってもらえるような仕事がしたい、その目標に新人もベテランも関係ないはず、と、大きな口を叩いていますが、
分からないことが不安で、なかなか一歩を踏み出せない自分が情けなくて仕方ないんです。

そんなとき、となりで、色んな役割を分けてもらいました。
本屋さん、かき氷屋さん、字を書く人にもなれたし、そろそろ畑を守る人にもなれそうです(笑)


少し気分が落ちているとき、声をかけてもらうことも救われるけれど、「自分も誰かの助けになれることを実感する」ことがもっと大切な気がしていて。
いくらお金をかけてもできないようなことを実現できちゃう。本当にすごいことだと思うんです。

自分が何者かを口にするより、
■やりたいことをやりたい!と言って、周りに頼ってみること
■素敵なものには素敵!と素直に言うこと
■常にオープンでいること
そんなことを心がけるようになりました。

そうすると、自分が何者か(どう見えるか)は、周りが決めてくれることが増えた気がします。
その方向性がまちがってないのは、私が好きなものを好きだと言えているからかも。うん、そこが大事なのかもしれない。

7月、8月と、となりから特に楽しい思い出をたくさん受け取ったので、感謝の意をこめて。

銭湯に入って、また明日から頑張ります♨️

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