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10/3.【ニュース訳】日本の店は増税に大急ぎで対応

タイの新聞『Bangkok Post』から、ニュースを1つ取り上げて日本語に訳します。

今回は、日本の増税が報じられていたのでそちらを。元記事はこちら。

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日本で消費税が8%から10%に増加し、食べ物と他の日用品には違う税率が導入されているため、店員たちは変化に適応しようと奮闘している。

低所得者への負担軽減を目的としたシステムのもと、食べ物への税率は、商品を食べる場所によって変わる。店やレストランの中で食べるときは10%課税され、テイクアウトは8%課税のままだ。

「今日は初日なので、レジで間違えないようにと思い緊張する。税率が同じならもっと簡単なのに」モスバーガーでパートとして働く67歳の女性は言った。

吉野家牛丼店の店員は、税率が違うことを知らせる告知文を入り口に貼った。

コンビニエンスストアのローソンでは、男性客が購入品のおにぎりとお茶を店内で食べるのではなく、テイクアウトした。

増税に伴い、値段を上げた小売店もある。

惣菜店を営む72歳の女性は、主力商品の焼売セットを50円高い750円に値上げした。「安いままにしたかったが、容器の値段が上がっている。なぜ今増税するんだろう、店の経営が厳しいときに」

スーパーマーケットでは、70代の買い物客が「年金生活者にとっては増税は重荷だ。現金で支払うため、キャッシュレス支払いに対するポイント還元プログラムは利益にならない」

このプログラムを活用すると、来年6月末まで、お客はクレジットカードやその他キャッシュレス支払いを使うことで、最大5%の還元率のポイントを受け取ることができる。

33歳の男性は「これから自分もキャッシュレス支払いに切り替えていくべきかな」

国内のレストランや商店では、新しい税率に大急ぎで対応していた。定刻にシステムのアップデートでできておらず、値段の表示ミスが起こった店もあった。

あるデパートでは、準備の遅れにより、11月頃までキャッシュレス支払いの還元ポイントを受け取ることができない。

主力コンビニチェーンのミニストップでは、深夜0時~3時の間、国内2,000店で数百個の商品が、税率10%のところ8%で売られた。

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広島に住んでいた頃、お世話になった英語サークルで「英会話を楽しく身につけながら、国際的視野を広めることが大切」と教わりました。サークルでは教材として『Asahi Weekly』を利用していました。タイでは現地の英字新聞から世界のニュースを知りたいと思っています。