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英会話上達のカギは「魂」の入ったことばかどうか

 ふだん見聞きする英語、特に日本人が翻訳した英語表記がなんとなくヘンだな、と感じることはありますか? 

 文法は完璧なはずなのに、翻訳機が訳したように不自然な英語。学校のテストでは丸をもらえるかもしれない。でも、肝心のニュアンスや個性はまったく伝わらない英語です。

 商品やメニューなど「いちおう英語表記もつけてみた」だけのやっつけ作業的な英語だったり、サービスの良さが伝わらなかったり。

 いい加減な英語表記を見ると、私は「あ、この企業はここには力を入れないんだな」「手を抜いているんだな」という印象を抱くことがあります。魂の入っていない、ただの文字の羅列にしかなっていない英訳に、企業のプライドを感じられないのです。

 これまで、英語方面への努力がいい加減だなと感じる大手企業はたくさんありました。効率を考えて、翻訳は外注。外部の人間がただ訳すだけなので、企業理念やニュアンス、商品のキャラクターがまったく反映されていません。

日本人のクセ

 変な英語になってしまうもう一つの原因は、(英会話で伸び悩んでいる人はなんとなく気付いてると思いますが、)日本人の作る英語の文章には独特のクセがあり、まじめに英訳しすぎていたりするので実際あまり伝わらないのです。

 また、へんな英語というのは言いたいことがないときに発生しやすいです。ポリシーやコンセプトが弱かったり、そもそも熱意が弱いときです。商品のどこに注目してほしいのかが定まっていないとおかしな英語になったりします。

言語は入れ物、魂が必要

 私の英会話レッスンやコンサルティングでは、「発信者の個性・キャラクター」を重視します。つまり、ちゃんと自分のことば・自分の声になっているかどうか

 そして実はこのことは、英会話力を伸ばす上でもいちばん大事なポイントなのです! このことが理解できると、英会話力はぐんぐん伸びます。

当サイトの活用法


 へんな英語はどうして生まれるのか……そもそも日本語と英語は何が違うのか? 読むだけで、簡単に喋れそうな気になってもらえたら嬉しいです。

 英会話上達の近道は、欧米の文化と国民性、とくにアメリカ人(的な)思考回路を理解すること。そして自分がしゃべるときには意識的に回路を切り換えるのがコツです。切り換え方はレッスンやコンサルティングでおしえています。

 下記の読み物は、「トライアル(有料の体験レッスン)」の役割も兼ねています。これから英会話に挑戦したい人にも役立ててもらえたら嬉しいです。

 ちなみに当ブログで扱う英語とは、主にアメリカ英語を指すこととします。世界各地ではさまざまな種類の英語が話されており、そもそも標準値を設定すること自体がむずかしいので、英語マインドを体得するうえで一番分かりやすいのがアメリカ英語という考えを前提に進めていきます。

 ブログ記事では、日常で出会ったへんな英語を取り上げることもありますが、指摘や訂正が目的ではありません。なぜその表現になってしまったのかということに加えて、英語の回路に切り換えればまったく別の表現に生まれ変わる! ということを一緒に楽しんでもらえたら幸いです。

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