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気持ちよく去る君

一回りくらい下の同僚が退職。退職したいみたいな話は前から聞いていたので驚かなかったが、ついに来たかぁと言う感じで今日を迎える。

爽やかに、感謝の気持ちと、私たちのやっている事業の意味を素晴らしさを伝える最後の挨拶。あぁ、私はそんなに上手くできないから、この子は若いのに本当に器用だなぁと思った。

そして仕事終わりに仲の良いメンバーだけで飲みに行った。いやぁ、楽しかった。

性別が違っても、年が離れていても、バックグラウンドが違ったとしても、それぞれの国で一緒に頑張ってきたというのは本当に感慨深くて、いい仲間だったなぁとつくづく思う。悩みに共通点があったこともあり、個人的に話すことも多かったこの子。淋しくなるけど、清々しくサヨナラできた。

***

不思議なものである。

あんなに会話ができないBさんと全然違う。たぶん過ごした時間とか内容ではなくて、心の部分で接した量が違うんだろうなと思った。「あぁー、わかる!」を心から今日連発していて、そういうことなんだと思った。

同じものを見て感動を共有するとか、同じ時間を過ごして共有するとか、楽しい時間を共有するとか、それよりもきっと私には、遠くにいても声を聞いてなくても、しんどいことをお互いで乗り越えたり、苦しいときに知恵を出し合って答えを出したり、やばい案件を笑い飛ばしたり、仕事だからかもしれないけども、私に必要なのってもしかしたら仲間みたいな人なのかもって思った。

あ、別にこの超年下男子が男としては興味はない。仲間として、後輩として、可愛がっていたし、尊敬していたし、オープンに話せる関係だったのが、なんかすごい奇跡だったなあと思ったのである。

新しい国と職場と仕事と、活躍を大いに期待してるぞ、若者よ。社長とかになったら雇ってもらいたい。マジで。