メロンと母の教え
先週も今週も空気階段の踊り場は面白かった。
先週は「マネージャーへのプレゼント」について、久しぶりに揉めていた。
まぁかたまりさんのほうが、ちょっと悪いとは思うけど。
簡単に言うと、もぐらさんに何も言わずに、自分だけ送別のプレゼントを用意していたのだ。
これは「社会」という面倒な世界に生きている全員が出会ったことのある普遍的な問題だなぁとしみじみ思った。私も気遣い屋さんの前で、もぐらさんと同じような気持ちになったことがある。
でも言えない。それを喧嘩して、言い合えるのが良いところだと思う。これぞ教養バラエティ!私も人生をうまく生きるヒントを頂いております。
今週はメロンを通して、もぐらさんが得た「母の教え」についてです。ほのぼの良い話なので、これはぜひradikoで聴いてみてください。
それで思い出した話。
私の母は髪を切ったら気付いてほしいし、新しい料理を作ったら「美味しいね」と言われたい乙女のような可愛らしい女の人です。一方では、子供の頃は気付かなかったけど、女の人らしい芯の強さがあって、尊敬しています。
時々、やっぱり十二分に影響を受けていて、やれやれと思ったりする。その中で好きな影響もある。
前職の時、職場の先輩とファミレスで昼食を注文し、先輩の食事がなかなか出てこなかった時に、ふと私が言ったことがある。
「きっと今一生懸命作ってるから、より美味しいものが出てくるんじゃないですか?」
すると、先輩は「いい考えだね。俺は絶対そんなこと思えなかった」というニュアンスのことを言った。
そこで、はっとした。母が外食の時に、私の食事が遅い度に言ってくれていたことを何気なくそのまま言っていたのだと。
お母さんは私に優しい考えを教えてくれていたんだ。忘れたくない感覚だと思った。
私はまだ仕事以外はステイホーム継続中です。人と食事するって、毎日だと面倒だと思っちゃうけど、幸せなことですよね。
もぐらさんはメロンを家族で美味しく食べた。メロンって一人暮らしだと本当に食べない。最後に食べたのはいつだろう。
セブンで冷凍のメロンを買ってみたけど、あんまり美味しく感じなかった。明日の朝は、パン屋さんで買った美味しいメロンパンを食べて、月曜日を乗り切る。
夏の夕食後に、丸いメロンを切り、スプーンで種をくり抜き、お皿に乗せて渡す。テレビを見つつ、思ったより甘いね、なんて言い合いながら食べる。
そんな日が来るといいな、と日曜日の夕方に思った。
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