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画面の向こう

前回の記事を書いてから、なかなか大変だった。
この5月、6月を乗り越えられたのは画面の向こうに居たいつもの味方のおかげだった。(まとめて書くのは、いつも共感しながら拝見してる方の影響で。勝手にごめんなさい!)


【 梅田サイファー ビッグジャンボジェットリリパ 】

4月にリリースされたアルバム「ビッグジャンボジェット」はどの曲も大好きで、通勤中、ベッドに入った後も私を励まし続けた。

ゴールデンウィーク。私の住む地域からライブを見られることは奇跡で、このご時勢で苦労した代わりにやってきた贈り物だった。
しかも1カ月近くアーカイブがあるという椀飯振舞!楽しそうに力いっぱいラップする姿を観て、私は元気になった。連休明けも重くない足取りで戦いへ向かった。まさに「痛みを忘れるDrug」じゃなくてね、「痛みと向き合う勇気くれるMedicine」だと思う。(ライブの曲じゃないけど、この表現、とても好き。)

もう全部の曲が良かったのだけど、"始まりのストーリー"を初めてしっかり聴いて、真っ直ぐ響いた。昨日今日の話ではなく、長いストーリーと仲間があって、そこできっと救われてきた。私もなかなか弱い。何気ない日々に小さな傷を沢山負った時に、彼らがこれから助けになると確信した。


【 明日のたりないふたり 】

涙が止まらなかった。
「たりないところ」があったから、出逢えた人がいる。私が若さんと山ちゃんに逢えた理由でもある。
「たりないところ」があったから、苦労した。その経験を役立てて、言葉を掛けることができた日もある。
そんなことだってあったのに、私達はすぐ自分を責めてしまう。でも、改めて、たりないことを一緒に肯定したこの夜が私にとってかけがえのない励みになった。

そして、5万人がお金を出して、観たことも衝撃だった。もしかしたら世界には物凄い沢山の味方がいるのかもしれない。諦めている場合ではない。
最近は「たりない」ことをあんまり活かせてなかったな。"たりないふたり"を唄う彼らは若林さんにとって、歩く道の中で出逢えた最高の後輩だと思う。この道の先、上手くできた日に得られるのは、信頼できる後輩なのか、はたまた何か成果なのか。私もささやかであるのは大前提なうえで、自分の特徴や考えを誰かのために上手く使いたい。


【 あちこちオードリー 】

淳さんゲスト回。
若林さんがMCの苦悩を相談したところ、淳さんは理解してくれるスタッフさんの割合を「35%」だったと言った。
私はなんだか物凄く安心して、これまた涙が出た。
今、周りの人から理解されていないことは仕方がないと、背負っていた重い重い荷物を久しぶりに下ろした。あんなスターだってそうなんだから。

今週、上司に話の流れでその話をしてしまった。その席は本音で話したほうが良いと思ったから。「そう考えたら、35%以上増やせなくなるよ」と言われた。確かに淳さんは過去を振り返って、私は今後の話をした。その日また涙を流した。
自分を守ること。傷を負いながらでも結果として無意味でも、理解してもらうために戦うこと。歳を重ねる度に強くなり、弱くなる心を抱えれ、私は選択しなければならない。


別に繊細ではない。大きな音の中でも眠れる。
「考え過ぎじゃない?」たまに心の奥底から本音をすくうと必ず言われる。
確かに別にそんなに悩むことじゃない。それくらいは知っている。

考え過ぎて疲れた頭にスピーカーの中から、いつもの声が聴こえる。感謝の気持ちでいっぱい。画面の向こうで頑張る貴方に支えられながら、私はよく眠り、明日も戦います。


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