Windows Subsystem for Linuxを導入しようと思った。が、しかし…

前回記事でWindowsを再インストールしたので
開発用でWSL(Windows Subsystem for Linux)を導入すべく
ググっていたところMSの以下の記事に行き着き読んでみると

ん、、これは・・?

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Windows Insiderは昔から聞いたことあるものの
WSLのインストールが簡略化できるのは初耳だったので
このWindows Insider Programについて調べてみた。


Windows Insider Programとは・・

公式の記事はこちら

Windows Insider Program(以下WIP)は簡単にまとめると
現在公開されているWindows10の公式リリース版の次期プレビュー版がいち早く試せるようになるコミュニティのこと。

ここに参加するとハードウェアや構成、設定の違う環境で検証できたりユーザ機能のフィードバックが得られたりすることが可能になる。

また実際に参加するにはWindowsのアカウントが必要になる
Windowsマシンで利用しているのであれば、そのアカウントがそのまま利用できる。

詳しい内容については@ITの記事が参考できるので
時間に余裕のある人はぜひ。
ここでは簡単にまとめるだけにとどめておく。


WIPに参加すると選べる3つのチャネル

WIPには3つのチャネルが存在し、
それぞれで異なった環境を利用することができる。

Devチャネル

正式版リリースに関係なく最新の機能や環境がいち早く利用できるのが特徴。
ただし、それがいつ正式版で実装されるかは不透明だし
そもそも安定性が低く改善するポイントも多く含まれていることもあり、
検証を重ねた結果、「実は不要なものだった」というように
実際にローンチされるかさえも定かではないものが多いので
Microsoftとしても高い技術力を持ったユーザ向けの機能として位置付けている。

また、仮にこのDevチャネルから離脱したいという場合は
再度Windowsのクリーンインストールが必須になるので
いつでも抜けることができるわけではないのでその点をよく理解したうえで利用するのが望ましい。


ベータチャネル

Devチャネルに比べるとリリース速度は遅いものの
Microsoft側で検証された後に更新されるので
信頼性という意味では非常に高く、Devチャネルで得られたフィードバックの影響も大きいのが特徴。

実際に利用しているソフトウェアの動作が可能なのか検証するのうち早期段階で行うもの。
アーリーアダプターや組織内技術者向けのチャネルという位置になりそう。


リリースプレビューチャネル

このチャネルではベータチャネルよりさらに正式版に近いものがリリースされる。
要は最終検証用のチャネルでもある。

正式版に近いチャネルということもあり安定性は非常に高いが
更新速度はほかのチャネルと比べるとゆっくりで
細かなものが週に1度あるかないか程度になるらしい。

なお、プレビューリリースとベータについては
正式版がリリース開始とともに離脱が可能になる。


結論・・?

「兎にも角にも最新機能を使いたいし、どうなろうが知ったこっちゃない」というくらい振り切れるならDevチャネル。
正式版より少しだけ早く評価したいならプレビューリリースチャネル。
とりあえず新機能がどういうものか興味だけというのならベータチャネル
といった選択が理想なのだろうが、基本的にはやはり動作検証をするプログラムだということを念頭に置きたい。

自作のシステムやソフトウェアの検証をするのにサブPCでWIPに参加する形がベストで、
するマシンが1台だけしかないというのなら仮想マシンを使うか、参加自体を見送る方が無難と思われる。

今回のはしりのようにただ、WSLのインストールがコマンド一つでできるから試してみたいという運用だけなら避けるべきなのかもしれないが
個人的に試してみたいという好奇心も駆り立てられるのでなかなか悩ましい・・

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