続けることも企業の責任である

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第11回芦沢啓治さん(芦沢啓治建築設計事務所代表)の授業をリアルタイムでまとめています。

<学んだこと>
・石巻工房をボランティアからビジネスへ
 ①土俵が経済になるので、中途半端なものでは話にならない。
 製品だけじゃなくて、ブランド、価格が適切でないといけない。
 ボランティアは同情も含めて評価されている部分があるが、ビジネスになってはならない。
 これをビジネスにしてやるということは、辞められないということ。
 家具は数年後に壊れたりする。その時に石巻工房を辞めていたらダメ。
→この考えはとても勉強になり、ハッとさせられる部分があった。
 企業は自身が継続することも社会(顧客)に対しての責任であるし、それがブランドになっていくのだと実感できた。
最近は持続可能といった言葉もあるが、これが複雑にブランドを紐付いて語られることが多い。企業/ブランドの持続しなければならない責任を、最もシンプルに言い当てられた様に感じた。

<メモ>
・普段は住宅やお店などの建築業や家具などのプロダクトデザインも手がける
・それと同時に、事務所の二階がゲストハウスになっていて、学生とかインターンとかが滞在(ミラノ工科大の学生も多い)
・クライアントはリピーターが多い
 (仕事はしやすいが、幅は狭い)
・ロイヤリティドリームは無理。1つの当たり製品をつくるよりも、100個の製品を作る。
・石巻工房(約10年前〜)
 ボランティアで集まったメンバーで、石巻の将来を語り合うようになった。
・なにかできることはないか?と考えていた時に、「時代屋」というお店が自分でお店を建て直していた。GWにはお店が再開されていて、それはすごいことだった。
・客が押し寄せた。
・自分でお店を直したから、お店が注目されたんだと考えた。
・僕が100人いたら、100人分のお店を作れるが1人しかいないので、そういう公共の工房を作ればよいと考えた。
・月1回来る位の外者が公共工房を作っても、最初は馴染まなかった。
・友人とバーを建て直して復興バーとして営業して、人々が集まるお店を作った
・アメリカのハーマンミラーが家具を通じた支援をした。家具をあげただけでは、一時的なサポートだが、家具の作り方を教えた。
・ボランティア→ビジネスへ
 持っている商品を売る
 仮設住宅の縁台からスツールに変えて、自分で作れるキットとして販売


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