デザインはゴールではなく手段

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第4回川上元美さん(川上デザインルーム代表)の授業をリアルタイムでまとめています。

<学んだこと>
多岐にわたる分野の作品をご紹介いただいた。
まず驚いたのはその分野の多様性。家具を中心に活動されているのかと思っていたが、パソコンなどの家電から建築物まで、その領域はとても広い。
そして、そんな作品の中で一番驚いた作品は旭硝子の「マイミュート」。
マイミュートについてはこちら

リンク先を見れば分かるが、まったく目に見えない部分をデザインしている。
ガラスとガラスの間で、防音効果をもたらす構造をデザインしたというのだ。まさに機能と形をデザインしているのだと思った。

川上さんは冒頭で「最近は、自分たちが学んできたデザインだけでは仕方がない」というお話を雑談の様にポロッと投げかけていた。

デザインをゴールではなく、手段として捉えて、様々な分野に提供している川上さんのスタンスを感じた。

<メモ>
・デザインが求められる時代になった
・自分たちが学んできたデザインだけでは仕方がない
・旭硝子のマイミュートの構造デザイン
 →デザインと設計が同義であると実感する事例
・常にアンテナを張っている。引き出しを絶えず持っておき、チャージすることが大事。興味を持って、蓄える感覚。
・多岐にわたる分野の知識は、大学時代に様々な分野にチャレンジした経験が生きている。
・折りたたみ椅子が一番思い出深い。

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