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【PT×レーサー】レース活動って何やってるの??

ご覧いただきありがとうございます!
今回の投稿は、レーシングドライバーになるためにどのような活動を行っているかについて書いていきたいと思います。

カートトレーニング

現在第一線で活躍されているプロのレーシングドライバーの方たちも必ずと言っていいほど通ってきた道であるカートでのトレーニングになります。カート競技は、アマチュアからプロのドライバーの方まで幅広い年齢層に親しまれていて、モータースポーツ全体の入門用カテゴリーとして欠かせない存在になっています。入門用カテゴリーではありますが、最近ではプロドライバーもトレーニングでカートを走らせたり、レースに出場されている方もおられます。
カートでも箱車でもフォーミュラカーでもクルマを速く走らせるための「基本」が詰まっているのがカートなのかなと考えています。「カート」という言葉だけで行くとマリオカート?と勘違いされることもよくありますがイメージはマリオカートに近いと思います。バナナは飛んできません(笑)
カートにもたくさんの種類があり、誰でも乗ることができるレンタルカートや代表的なレーシングカート、最近盛り上がりを見せているスポーツカートなどがあります。
違いについてですが、レンタルカートはサーキットに常設されているマシンをレンタルして走れるカートになります。安全性や耐久性を高めたフレームに200cc前後の4ストローク汎用エンジン(レース専用ではない多様な用途に使えるエンジン)を搭載されていて、最高時速が約60キロになります。レーシングカートはレース専用のフレームに空冷の100cc程度の2ストロークのエンジンを搭載し、最高速度は約100キロを超えます。スポーツカートはレンタルカートとレーシングカートの中間に位置するカートで、レーシングカートの車体に4ストローク形式の210~270cc程度の汎用エンジンを搭載したマシンになります。

レンタルカート
スポーツカート
レーシングカート

基本的にカートトレーニングをする際は、レーシングカートをレンタルしていただいて、サーキットは主に神戸スポーツサーキットで走っています。1周が約1キロで50~52秒台で周回します。レーシングカートは15分を続けて連続周回するだけでもかなり体力を使います。いつも頭の中でどのように走らせるかイメージができ始めたときに、身体がバテてて言うことを聞かないというパターンがほとんどなのでまだまだ体力が足りていません。走らせ方も、タイヤを横に使ってしまう癖やすべてのコーナーに対してボトムスピードを落としすぎたりと課題はたくさんあります。各コーナーでブレーキングの開始ポイントやハンドルを切り始める位置、アクセルを入れるタイミングなど他にもたくさんの考えることが次々に来るので、考えながら走るいい勉強と練習になっています。

レーシングカートをレンタルしていたただいているのはレーシングカートエンジニアリングTIGRE(ティグレ)様になります。
レーシングカートで走ってみたい!という方はホームページの「お問い合わせ」からメールもしくはお電話で!!
リンクはこちら↓↓

シミュレータトレーニング

アマチュアからプロレーシングドライバーまで様々な方たちが練習に取り入れているレーシングシミュレータ。実際の車両や、サーキットをバーチャルで再現し、マシンセッティングやコースの走り方などをシミュレーションするものです。シミュレータで練習して、プロになったドライバーさんもおられます。レーシングシミュレータのことを簡単な僕なりの言葉で表現すると「めっちゃよくできたゲーム」です。ゲームと言ってしまえばそれまでなのですが、近年のシミュレータの再現度はゲームの枠を超えていて、かなり実車の動きに近づいていると言われています。レーシングシミュレータを使って練習することで、コースの記憶やライン取り、マシンの動かし方など様々なことを練習することができます。車両をクラッシュさせて壊したとしても修理代がかかることもないのでF1ドライバーからアマチュアまで多くのドライバーが練習に取り入れ、近年では練習のスタンダードになっています。

いつもシミュレータトレーニングをする際は、タイヤセレクト大田様で「8軸モーションシミュレータ」を使用させていただいています。タイヤセレクト大田様の紹介はまたの投稿にさせてください。

タイヤセレクト大田様のレーシングシミュレータ


僕が考える前提として、シミュレータでの練習は必ず実車に活かせると思っています。しかし、僕が感じたこととして、実車に似ている部分とそうでない部分があります。
これを踏まえて、僕がシミュレータトレーニングをどのように活かしているかについて書いていきます。正直なところ、僕自身も実車で走行している経験が少ないので、詳しいことは分かりかねます。あくまでも僕が感じたことなので一個人の感想として読んでいただければと思います。

まず、シミュレータをやっていてここは似ているかもと感じたポイントについてです。
・タイムアタックをした際の自分が出したタイム
・ライン取り、ブレーキングの開始ポイント、ブレーキの踏み方と離し方
・各コーナーで危険なところを把握できる
・縁石に乗せたときのクルマの挙動がどうなるか確認できる

といったところでしょうか……。まだまだ挙げられると思いますが僕が思いつくのはこれぐらいです。

反対に、似ていないなというポイントについてです。
・全く同じ車両で練習しているわけではないので実車とシミュレータとの「車両の動きの違い」を埋める作業が必要になる
・ブレーキの踏みしろ、ステアリングの重さ
・恐怖感の再現
・コーナリングGがかかった状態でのステアリング、ペダル、シフト操作
等が考えられると思います。

ここまで似ているところ、そうでないところを挙げていきました。
結局のところ、シミュレータトレーニングで僕が1番大事にしていることと考え方は「実車っぽく乗る」ことです。
この先いくらシミュレータの技術が進化しても、似ているだけで実車と全く同じになることは何年たってもないと思います。ただ、実車と比べて参考にならないから練習にならないという考え方も違うと思います。
シミュレータから実車」→「実車からシミュレータ」とそれぞれのフィードバックを活かしながらシミュレータを活用していけば最短距離で効率よく、そして安価で成長できるのではないかと考えています。そのぐらい便利な練習手段なので利用しない手はないです。
必要なのは「実車に近い感覚で乗ること」とにかくこれが大切だと思います。


あ、僕そんなに実車で走ったことなかったです(笑)
偉そうにすみませんでした……。

軽耐久レース

去年の第2戦からエントリーさせていただいている軽耐久レースになります。TSタカタサーキットで行われ、シリーズ全3戦あるうちの第1戦、第2戦は3時間レース、最終戦は6時間レースという耐久レースです。この軽耐久レースも普段からお世話になっているタイヤセレクト大田様からエントリーさせていただいています。去年僕自身が「出たいです!」と社長に伝えて、「じゃあ、出てみる?いいよ」と言っていただき、走るチャンスをいただきました。参戦車両はアルトで型式はHA23Sになります。

軽自動車を使用してのレースではありますが、これもまた奥が深くて難しいです。パワーや馬力があるわけではないのでいかに各コーナーで速度を落としすぎず、アクセルの全開率を高められるかが速く走るカギになると思っていて、丁寧に操作して走らせるとてもいい練習になっています。

この軽耐久レース、今シーズン絶対に1勝を挙げたいと思っています。今までの最高順位は5位となっており、優勝は少しだけ遠い位置にあります。
ここまでこの軽耐久レースに本気で勝ちに行きたいのは理由があります。
その理由は、タイヤセレクト大田様のチームで出場させていただいているからです。
いつもエントリーするカートのレースはレンタルカートを使用してのレースのため、所属チームはなく個人だけでのレースエントリーになっています。優勝しても最後尾でも、出た結果は全部自己責任です。「楽しかったな」「悔しかったな」それで完結してしまいます。
ですが、チームで出場させていただいている以上自分だけのレースではありません。耐久レースとなれば、複数のドライバーが交代で走りながらマシンをゴールまで運ばなければなりません。
ドライバーはコース上に出てしまえば1人で走ることになりますが、マシンのメンテナンスやセッティングの調整などいろいろな方が関わって走れるのがレースなので常に感謝の気持ちを持って走っています。
それに加えて、毎戦少しでもマシンを良くしようとバネレートを変更したり、アライメント調整をしたりとレース直前まで準備を重ね、安全に速く走れるマシンを用意してくださっているので少しでもその気持ちに応えたいと思っていて、今シーズンにかける思いはとても強いです。


開幕戦は終了しましたが、第2戦は9月24日(日)3時間レース、最終戦は11月12日(日)6時間レースがTSタカタサーキットにて開催されますので、是非応援をよろしくお願いいたします。

タイヤセレクト大田様↓↓

次回の投稿について

長文になってしましましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。以上が僕が今やっているレース活動になります。
レースをさせていただく中で他にも色々な思いもありますが、それは別の投稿で書きたいと思います。

レースに関しての投稿を続けましたが、次回の投稿は学校生活のことについて書いていこうかと思っています。

よろしければ、フォローといいねをいただけると嬉しいです!
次回の投稿もよろしくお願い致します!!

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