【SF】Blake Snell獲得

STも終わりに近づきLADとSDは一足先に開幕を迎えた2024年シーズン、SFに大物が一人加入しました。 

昨年のCY賞投手Blake Snellが3月18日に2年62M(オプトアウト付き)の契約でSF移籍が決まりました。
元々200M規模の大型契約を希望しており、NYYからの6年150M(昨年加入のRodonの162Mを上回る用意もあったとの噂ですが)を断ったものの希望通りの契約が得られず、オプトアウト付きの短期契約を結びもう一度希望の長期大型契約へ向けて勝負をする決断をしたようです。


契約の詳細

2024年が15M、25年が30M(オプトインした場合)、signing bonusが17Mという契約になっています。
signing bonusは2026年の1月に支払われるようです。

メリット

エースのLogan Webb(と今年からSP転向のJordan Hicks)以外フルシーズンMLBで戦った経験のないルーキー3人(Kyle Harrison,Keaton Winn,Mason Black)という開幕ローテが予想されていたのでSnellの加入によりMLBでもトップクラスのワンツーパンチとなり一気にローテの厚みが増した印象です。

デメリット

Snellは先日加入したChapmanと同じくQOを受けているので補償としてドラフト3巡目指名権を失い、INFAのボーナスプールも0.5M減少します。
そして贅沢税計算上の年俸は第二段階の257Mを超え贅沢税の支払いが発生します。
これにより有望な若手が獲得しにくくなるという大きなデメリットやCY賞をを受賞した2年以外は規定到達0の不安定さというリスクを抱えてまでもいい時の圧倒的な投球という大きなリターンを取りにいったところに今年に賭ける本気度が伝わって来ます。

感想

個人的にはQO物件のSnellより非QO物件かつ安定感のあるMontgomeryやRay、Cobb復帰までの繋ぎ(+夏のトレード要員)として安値で獲得できるLorenzen、Clevinger、Cuetoあたりで済ませて欲しかったという気持ちもありますがSnellの好調時の支配力や投球の質はここで名前を挙げた誰よりも高いと思うので大型契約を得るための就活の1年としてチームをプレーオフに導くような活躍に期待したいです。
Snellの獲得で前年のCY1位(Snell)と2位(Webb)が揃うことになり、これは2002年のAZのCurt SchillingとRandy Johnson以来の出来事です。
SnellとWebbにはSchillingとJohnsonのような圧倒的なデュオになってもらいたいです。

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