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小学校PTAのデジタル化 最初に取り組んだポイントについて

今日のテーマはPTAです。

私は子どもの通っている小学校で、PTAの業務のオンライン化の取り組みに関わりました。
なぜ取り組みを進めたのか。そこでのきっかけは「学校から保護者の方への連絡手段がない」ということでした。

2020年、コロナで小学校が休校になった時に、学校側は、保護者の方に連絡する手段を持っていなかったんですよね。なので、メールなどで情報共有ができなかったんです。
休校がいつ明けるかわかりませんでしたし、コロナが落ち着いたとしてもまた休校になるかもしれないのに、連絡手段が無いのはまずいと思ったんです。

学校は通学する前提で作られているので、それができなくなった時の連絡手段がちゃんと用意されてなかったんですよね。
こういう分野であれば私も何かしら子どもたちのために学校の力になれるんじゃないかと思ったんです。


当時のPTA会長がオンライン化にも積極的な方で、休校になった時にオンライン化を進める目的で、新しく「オンライン委員会」を立ち上げたんですね。そこで私も協力したいと思い、手を挙げました。

まず、そもそも委員会に集まることができなかったので、Zoomを導入しました。これで委員会自体が一気にオンラインでもできるようになったんです。

今までの委員会のやり方は本当にアナログでした。まず学校の集会室を予約するために学校に行って、予約表に記入しないといけなくて、わざわざ予約するために学校に行かなきゃいけなかったんです。これがずっと代々引き継がれてきたんですね。なので、Zoomを使ってオンラインで会える環境を作りました。


次は保護者と連絡を取れる手段をしっかり作るために、保護者のメールアドレスを集めようとしたのですが、その際大きく二つのハードルがありました。セキュリティーの面と、メールを使えない人はどうするんだという問題ですね。
セキュリティに関しては、セキュリティポリシーを積極的に行っている近隣の小学校のサンプルをいただいて、それをもとにうちの学校のセキュリティポリシーを作りました。


もう一つの問題は、「メールを使えない人は置き去りにするのか」という声が上がったことですね。「弱者を見捨てるのか」というような、「平等」という言葉が頻繁に飛び交いました。

実際にメールが使得ないと答えた人は調査の結果5%ぐらい当時はいらっしゃったんですよね。
その方にはどうしようかという話になったんですけど、そこは別に本質的じゃなくて、我々がやりたかったのは、メールで受け取りたい人がメールで受けとることのできるように選択肢を増やすというというものだったんです。

一方メールがどうしても使えない環境の人のために、プリントを渡したり学校にプリントを取りに来てもらったりするなどの選択肢も残すという形で進めました。今までは「メールを使えない人がいるからメールは駄目」だったんですよね。
最終的にはメールアドレスは99.9%集まって、先に案内したいものはメールで送るだけでOKになり、プリントの印刷も必要なくなりました。

このように半年ぐらいかけてオンラインで情報共有ができるような環境を作ることができました。参考になれば嬉しいです。


他にもいろんな取り組みをしたので、また今後紹介していきたいと思っています。以下の記事でも、詳しくまとめているので、興味がある方は是非お読みください。


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