2023.5 市井ウォッチ21 お母さんの気持ち

シニア女性らの井戸端会議こそが日本の「世間」の縮図である。 これはそのウォッチの記録である。

▼母の日(ふつおた的小話)

職場に母は2名いる。
お子さんたちがもう20~30代の、ベテランお母さんだ。

マダムAは、マリメッコのスニーカーをもらったそう。
先週はこの話題で持ち切りだった。

別にマダムAは自分からそれを言ったわけではない。たしなみというものがある。もらった当人は、静かに履いて過ごしていただけである。
白地に赤系のマリメッコの花柄の縁取り、ピンクの靴紐。
でも・・・目ざとい他のマダムがすぐ言及!
「かわいいスニーカーね!」
そして娘さんからもらったの、という話が聞けたのだ。
この職場は、母にならなかった人も、そういう話を聞いたら「いいですね!」「いいお子さん!!」と思い切り褒める。
そういうところはいいなあと思う。

その後、マダムBがこの話を自分の娘さんにしたところ、その時は「ふーん」という反応だったそうだが・・・。

「一番欲しいものをくれてん!」

それは・・・

「Diorのボディクリーム!」

(´ω`)

「他の人にプレゼントする用に買って、その時娘も一緒におってなあ、『お母さんも買ったらええやん』って言ってくれたんだけど、でも自分にはちょっと高いからと思ったから止めたの。それを娘が覚えていてくれて」

いい話ーーーーーー!

「もったいないから、めっちゃめちゃ延ばして塗ってるわ! うっすく!」

そこはたっぷり使いましょうよ~(笑)

もしかしたら、お母さんがもらって一番うれしいのは、
「自分で買うにはちょっと高いけど、あったらとてもいいもの」
なのかもしれない。

(私は今年も、小さなカーネーションを送りました。)

▼KABUKI

私としては、まだ全く事件の詳細が明らかになっていないし、当事者が亡くなっているし、誰も責めたいわけではない。もしそれが罪になることなのであれば司法の手で裁かれることだし、罪にならないことだったのであれば本人の意向次第だろうと思う。

これまでの経緯から「今日の職場はもうぜったいこの話になるやろ」と思って、朝から身構えて出かけていったが、出ている情報が少なすぎたらしく”月並みな”会話に終わった。

「なんでやろなあ」
「なんか大変やったんやろねえ」
「セクハラの記事もあったけどねえ」
「でも梨園でセクハラなんて忘れられるから、大したキズじゃないよねえ。ヒロコだってさあー!」
(※ヒロコというのは中村芝翫・三田寛子夫妻のことだと思われる)

そして、舞台好きなマダムより「代役の若手がすごい!」という知見が披露され、あの名跡はどうなるのか、誰が継ぐのか、という予想が語られた。
私含め他の人たちは歌舞伎の知識がないので、へえええと思って拝聴した。

なお、私は「(当代=五代目)團子」を「だんご🍡だと思っていたが、その人によれば「だんし」と読むらしい。

へえええ。知らなかったなあ。

と、ここまで書いて、一応Wikipediaで調べてみたところ、どうやら

「だんこ」

と読むらしい。本人のインスタにも「Danko」と書いてあった。

へええええええええええええええええええええええ。

私は歌舞伎を生で見たことはほぼない(1回くらい?)のだが、
「中村家のなんとかちゃん、初舞台で奮闘!」という密着テレビ番組とか、歌舞伎のお家出身の芸能人の情報(結婚、出産などなどなど)を追っている。主に伯山ラジオで。(←TBSラジオ「問わず語りの神田伯山」)

・・・歌舞伎役者からしたら一番めんどくさい人種だろう。
いや歌舞伎は好きですよ! 人形浄瑠璃より言葉が分かりやすいし、衣装も派手だしきれいだし!!!! 見たい。でも高いのよーん。
道頓堀の松竹座には一度くらい行きたいものだが。


▼女の一生における「寒がり・暑がり」

職場にもありがたいことに冷房が入った。
しかし私は「超」寒がり。冷房は夏ギリギリまで要らないと思う人間である。

すると、とあるマダムが意外なことを言った。

「若い時は冷え性だったけどねえ」

え?!?! 逆では?! 
年上の女性たちの方が「寒い寒い」言う印象がある。

マダムたちの話を総合するとこうだった。

《女の一生》
子ども期(暑がり)

思春期~(冷え性)

更年期~閉経(暑がり)

老年期(冷え性)

マジかよ!!!!!!

女性、大変すぎじゃね!!!!!!

更年期の発汗やほてり(ホットフラッシュ)は聞いたことがあったが、こんなに変わるのか・・・やっぱり女性ホルモンのせいなんだろうか?? 

炎上案件だと知っていてあえて言うが、「レディースデイが特別待遇」という方は、一度女性の身体になってみてほしい。
毎日毎日細かく体調の乱高下があって、本当に気分がすっきりして気力も体力も充実しているのは、月に何日もない。
初潮が来て、月経が終わるまでの何十年間、ずーーーーっとそうなのだ(もちろん個人差はある)。

レディースデイ。
レディースランチ。
そのくらいは、いいじゃないですか・・・?
まあ男性にもいろいろ人には言えない苦しみがあるのだろうけど。

▼結論

老若男女みんな、生きてるだけで偉い!


▼市井ウォッチのもと→「やばい私、やばい国」
https://note.com/yudetaito/n/n8334a1546e1a

▼構成員はこちら。
職場は女性のみ若干名(40~60代)。結婚していて子どもがいる人と、独居独身子どもなしの人がいます。

発言は再構成して収録。ソースや真偽は不明です。

今週はここまで。



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