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怒らない理由

*カバー写真のイラストは大昔、多摩美の学祭で買ったもの。購入後、A4の作品をくるくるっと巻いて「はい」ってカジュアルに渡してくれたのもグッときた。スギモトユウヤさん作。


なんで怒らないの??
って異物を見るような顔で眉間に皺寄せられたり、笑われたりしながら何度聞かれたことか。
私からしたら、なんでわさわざ怒るのか…って呆れちゃうくらいなんだが、これに根っから同意してくれる他人には未だ出会ったことがない。

負けん気が強いだけなのかもしれない。言い返せないから強がってるだけなのかもしれない。あるいは怒るべきところなのに理解してない馬鹿なのかもしれない。とか色々考えてはみたものの、やっぱりただ怒るのはどうしても非効率的で、それに費やすエネルギーも、時間も、後の心労、周りへの影響その他含めて勿体無いの一言。私の大事な時間と呼吸、脳のCPUはそんなクソみたいなトピックに費やすためにないんだけど。

怒りたくなる原因になったものの対応はする。冷たい頭で順序立てて対処すればいいだけの話なんだけど、なぜそこに気持ちを盛り込んじゃうのか…
わかるけども、なんとなく。人間だし。
でもやっぱり無駄が多い気がする。
あとそこで感情を抑えてる側の人間に対して馬鹿にしやがってと逆上するのには参る。馬鹿にもするだろうがと内心思ってるけど。

そんなことよりもっと楽しいことに時間と気持ちをもってけるようにエネルギー使えばいいのに〜〜
それができないご身分なのだろうか。

自分の場合はとにかく情報を頭に詰め込むことで荒れそうな波を抑える。新しい知識を得るごとに自分にいいことしている気がして落ち着くから。元々知識欲が満たされることに快楽見出すタイプだから使える手であって、万人には効かない。
根本解決の手順に関係ない荒れた感情の波を落ち着かせる時のマイライフハックだ。ちなみに目で追う本より耳で聞くものの方が効き目が早い。

たまにやっぱりその場でパッと発散できたらな〜とも思う。
ただしそれには相手への信頼も結構必要になってくる。この人なら受け止め切れる、読み取って同じくらいの熱量で返してくれる可能性が高い、っていう算段がとれたら安心してワッとなれる気がする。
自分がいつも「甘えている」と自覚できる人たち、家族や近い友人とかならできるかも。何ならたまにちいさなポーンはやっているかもしれない。キレキャラに思われがちなのってこれなんだろうか。近しい相手にこそ丁寧でありたいんだけどな。

いやしかし自分が知っている範囲が全てだと思っている奴はやっかいだ。反面教師ではないがあらゆる場数を踏んでいきたいと思う。でもこれもいる場所によってはただの苦労損になりそうでどっと疲れる。

気苦労の少ないメンバーや満たされる環境という意味での居心地の良い場所は手を伸ばして探していかないとないんだろうな。

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