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【ぼやにっき】8月末、会社がなくなります(仮)

「8月の末で工場をたたむことになりました」

この言葉を耳にしたのは4/2の朝。
エイプリールフールの嘘ではなかった。

わたしともうひとりの同僚は朝礼には出ていない。
ほかの職員たちとは個別に聞いたので、この言葉を聞いた時のみんなの様子はわからない。

まさに「青天のへきれき」とはこのことだ。

でもわたしには「曇天のへきれき」だった。
なぜならわたしは経理だったからだ。
今年の仕事始めの新年恒例会で、材料の仕入れ代があがるも売り上げはなかなか上がらない。逆に減る一方だ。

コロナの時に国から補助金の支払いも去年の秋口から始まっていた。
ちょうどこの金額分くらいの赤字とのこと。

いつも「今年は厳しい」と聞いていたが、
この時ばかりは(こりゃ、12月まで持つかな?)ととっさに思った。
資金繰りの状況が芳しくなかったからだ。

去年から始めたAI画像生成。
これが何となく自分に合っているような気がして、半年くらい本腰入れてスキルを身に着けよう。
PCを思い切って、今自分が出せるなけなしの財力で
画像生成メインのハイスペックに買い替えたのも
この考えの基盤つくりのためだった。

そして先月。

一か月の資金繰り状況をみて
「来月は何とかなるとしても2か月、3か月後マズくないか!?」
なんとなくそう思ったけれど、いまいち現実味がなかった。

そして今月。

一気に現実味が増した。
というか、一気に現実になった。

幸か不幸か、わたしは経理につき
8月決算その他で12月末までは働けるようだ。

とはいえ、Xデーは4か月後だ。
それまでに職を決めて、早めに退職する社員もいるかもしれない。
さらに4か月後は、わたしもXデーだ。

この歳で事務職の正社員は難しいだろう。
今年は弓道もできないかもしれない。

なぜなら『黒歴史』のおかげで貯金ができなかったからだ。
来年、職が見つかるのかわからない。
退職金だけでは1年も持たない。

最近大きな支払いが次々と終わってきていた。
貯金も少しずつしたり、
母を旅行もかねて弓道の遠征に連れて行ったり、
来年は車も買い替えようと考えていた。

いろいろ楽しみなことを考えていたが、
やはりわたしはお金を楽しく使うことはできないのだろうか?

否。

このまま何もしなければ弓道の第一線で活躍できないのは間違いない。
日常生活だって、もっともっと我慢の生活になる。

どうせダメだとわかっているならば、あと4か月。
がむしゃらにあがいてみることにした。

4か月でダメならまだあと4か月ある。

副業と向き合ってから約3年。
少しずつだけれどスキルはついてきていると思う。

今がそのスキルの力量を試す時なのかもしれない。
順調の進んでいるとき、これからというときに、
必ず邪魔が入る。
まるで「調子に乗るな」と言わんばかりに。

逆にもしかしたらいままでのこの「邪魔」は自分の力量を推し量る機会、
弓道でいうところの「審査」なのかもしれない。

だったらやってやろうじゃないか。
4か月後にまた「ぼやく」ときまで。

諦めるときは死ぬ時だ

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