子供の邪魔をしてるのは?…え?わたし
最近、子供さんのお宅へ伺うことが増えている。
う〜ん。
他人が見たら、子供とただ遊んでいるように見えると思う。
もしくは、ただ眺めているだけ。
いわゆる「障害」と言うものを持つ子の所に行くのだけれど、
「障害って、ナニ?」
と、思う。
育てる親御さんのこれからの不安を考えれば、そう言う枠を作って何かしらする事は必要なのだろうとは思うのだけど。
一対一で向き合っていると、その子の個性としか思えないと言うのが、私の感想だ。
みんなしっかり自分の意思を持ち、それぞれの興味を示して来る。
だってさ、普通にいる大人だって、色んな人がいるよね。
老若男女、グラデーションで同じ人はいなくて凸凹だ。
ふと思うのは、折角の凸凹なんだから、助け合うための凸凹かもよ…と、思ったりする。
子供たちの所に伺って思うのは、
大人はいかに子供の邪魔をしているか
…だ。
子供の集中力は凄い。
一瞬で目の前の今に集中する。
集中力は金魚より短いと言うのを聞いたことがあるが、とんでもない。
子供たちは、息をするのを忘れて集中する。
ところがだ。
大人はそれの邪魔をする。
「宿題はやったの?」
「お風呂に入って。」
「これ片づけなさい。」
「これはこうやるのよ。」
「これはやっちゃダメ。」
大人は大概、
集中出来ない。
集中していない。
集中力がもたない。
頭の中のお喋りがあるのが普通。
今日あった出来事が頭をぐるぐる回ったり、明日の予定を考えたり、止まることを知らない。
でも、子供は違う。
一瞬で集中していく。
もしかしたら、
アレやっちゃダメ、コレやっちゃダメと、
大人の頭の中のぐるぐるを子供に伝え、子供の集中力を低下させる訓練を大人はしているのかもしれない。
その証拠に、大人の頭の中は常にぐるぐるしている。
もしくは、ぐるぐるし過ぎて、ぐるぐるしていることさえ気付いていない。
大人は本当に正しい事を伝えているんだろうか?
ん〜🤔 はて、さて…。
大人が子供の集中を邪魔してしまうのは、自分もそう育ったから…と言う理由だろう。
理由のもう一つは、
子供の集中しているものが大切とは思えないから…だろう。
大人は、明日の予定や準備そんなのが大切に思うから。
でも、子供は今目の前の「それ」が面白いのに。
そうやって行くうちに、
頭の中がぐるぐるの大人が沢山出来上がる仕組みらしい。
集中は究極のリラックスでもあり、何かを生み出す根源なのに…。
鬱病も増えるわけだ。
そう考えると、
頭の中がぐるぐるした大人より、目の前のものに集中出来る子供の方が、正しく生きれているのかもしれない。
事実。
子供は沢山の事に気付かせてくれる。
子供の目線で一緒にいるのはとても楽しい。
せめて、子供の邪魔だけはしないように気をつけて行きたいな…。
そのくらいしか出来ないっぽい。
明らかな余談だけれど、
子供から大人は見えるけれど、
大人から子供は見えない…。
不思議だね。
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