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兵法の極致

皆さまこんばんは、弓削彼方です。
本日は「兵法の極致」について解説していきます。
前回の話で「兵法は基礎からじっくりと学ぶ」と言う話をした後に、今日は「兵法の極致」の話と聞くと、話が飛び過ぎではないかと不安になる方もいるでしょう。
今回は、兵法を学んだ先の目標を明確にしておくと言う意味で、この話をすることにします。
分かりやすい動画の解説を、ぜひご覧下さい。

李衛公問対の中に「兵法書では色々と書かれているが、その中で一番大事な話は主導権を握る事に関してである」とあります。
兵法の極致とは、戦場で敵も味方も関係なく、全てを自分の思い通りに動かせるようにする事だと述べられているのです。

思い通りに動かすとは、敵と戦いたいと思えば敵を誘い出すことができ、敵と戦いたくないと思う時は敵が動けない状態を作れる事です。
これが主導権を握ると言う事です。

戦場で主導権を握るには、戦いの駆け引きを学び、この駆け引きについて来られる軍隊を作らなければいけません。
そのような軍隊を作るには、兵士を訓練し軍法などを整えなければいけません。

戦いの駆け引きを身に付け、立派な軍隊を作るには、兵法を基礎からしっかり学び、学んだことを一つずつ実行する必要があります。
ここで前回お話しした「兵法は初級から始めて、しっかりと基礎を身に付ける」と言う話に繋がります。

前回と今回で兵法の学び方と、その学びで目指すべき目標が明確になりました。
これで本格的な兵法講座に入る準備が整ったのです。
次からは、兵法書を読みながら色々と学んで行きましょう。


本日の解説は以上です。
それではまた、次回の講義でお会い致しましょう。

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