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比較

アドラー心理学について学び感じたこと

ヨガをしていて「今ここ」を感じることの重要性、そこには比較はない、良い悪い、出来た出来ないなどのジャッジをしない。サッカーを初めて20年以上、プロとして5クラブ経験して、常に評価があり、ジャッジされる環境にある。競技場の特性的にしょうがないことではあるし、勝負があるからこそモチベーションにもなる。ただ、過度に結果に意識してしまう、自分の価値観でジャッジしてしまうと、心は疲れてしまう。楽しむことが出来なくなってしまう。では、どうすればいいのか。上手に比べる必要がある

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理想はゴールでは無く、あくまで自分がより良くなるための人生のコンパスにすぎない。 「この方向性だな」と思う程度で、そこに絶対の幸せがあると思うと悪循環に陥ってしまう。幸せは理想のゴールに存在しているのではなく、今この瞬間にある。 集中するのは、あくまで「今ここ」です。そして私たち人間は、常に相対的マイナスから相対的プラス、つまり「より良い方向」へと向かおうとする力が働きがあり、この「比べる」という行為は、本来のその人にとっての「より良い方向」へと向かうための人間に備わった機能である。

まずは、自分の目標や価値観、どうなりたいかを正確に知る必要がある。理想や手段とゴールを間違えず、今ここを常に意識してみると冷静に自分を俯瞰して見れること、心にスペースを作ってあげる、心に余裕や思いやりが持てると思う。また、自然と自分とそれ以外を「比較してしまう」ことはしょうがない事、より良い方向へと向かおうとするのは本能である。自分の価値観でジャッジしないこと。

僕も「良い悪い」「出来た出来ない」「他人より優れている優れていない」など、自然とジャッジしてしまう癖がある。自分の価値判断をやめて、代わりに「便利か不便か」を考える。「今、そう考えて行動することは、自分が身を置く対人関係や集団にとってプラスに働くか、マイナスに働くか」ということ。常に本来の目的を忘れずに、「その目的を自分も相手もOKなかたちで叶えるために便利なのはどうすることか」を考えてみる。

海外でサッカーしていて、自分の価値観から多くをジャッジしてしまう。「練習に遅刻しないのは人として当たり前」「あいつはゴールしたのに僕はできていない、外人選手として無能だ」すべてネガティブジャッジだし、大切な事や目的は、チームの勝利、サッカーを楽しむこと、サポーターや応援してくれる仲間、家族のためにある。理想とゴールを理解する、便利か不便かで考えてみる。そうすると言葉や行動が変わる。上手に比べることが出来れば、全てがポジティブに変わるし、今ある幸せに気づくことができるのでは

Day off

【川畑悠吾】海外サッカー選手
1994年生まれ(27歳)/東京都出身/海外プロサッカー選手/メンタルアドバイザー資格保持/全米ヨガアライアンス(RYT200)保持/サッカーをメンタルやヨガ哲学から考える『哲学とサッカー』無料マガジン公開中

【Notoを書く理由】
僕自身が学んだ事や経験をより自分のものにするためのツールとしてnoteを使って発信。僕を含めたすべての人が元気になったり、幸せになれば嬉しいです。

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