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【営業 データ分析】 KPIダッシュボードでMTGの質を上げる! Googleスプレッドシート使ってるならこれで決まり & 比較してみた

ども、スタートアップで働くなかしま(@nakashimayugo)です!

日々ExcelやGoogleSpredsheet上で数字と格闘していると思いますが、表管理だけでなく、グラフ化、そしてダッシュボード管理はしているでしょうか?

人の脳は表を理解しにくいので、グラフで視覚化してあげると理解が進みます。表とグラフの使い分けは絶対値が必要かそれとも比較がしたいのかを区別すると良いかと思います。(分類データは表になりますが)

Spreadsheet内のグラフを共有していないか?

さて、本題です。

”表からグラフ化すると分かりやすいよ” という議論を経て、”グラフはダッシュボードで管理をしようよ” という話です。

ExcelやGoogleSpredsheetを利用してKPIを管理する際、この様な構図を良く見ると思います。僕自身この形で人に共有することがあります。

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しかし情報量が多く視線がばらつきます。また複数のグラフを行き来する場合スクロールしたりシートを変えたり・・・一番最悪なのは別ファイルや別サービスを探しに行くことです。こういった作業でMTGの時間が過ぎていくと発表者も聞き手もうんざりしてしまいます。これは本当に避けたいですよね。

こういう時ダッシュボードは非常に役立ちます。MTGに”必要な情報”を”よい塩梅の粒度で”共有する為にもダッシュボードを別で用意すると仕事がうなります!

GoogleSpreadsheetのデータなら、ダッシュボードはGoogleサイトを使うべし

さて、ここからいくつかの方法でダッシュボードを簡単に作る方法を紹介しますが、GoogleSpreadsheetを使っていて取扱うデータもビジネスのものであれば結論Googleサイトを使うことがオススメです。

理由は純粋に一番簡単・楽だからです。下に具体的なイメージを載せますが、5分もかからず作ることができました。(グラフの数字をデタラメにするのに10分ぐらい使ってしまいました)そのくらい簡単にできるので「まだMy ダッシュボード持ってないよー!」って人は是非試してみてください。

まずはあまり奮わなかった方法を紹介した上でGoogleサイトでのダッシュボード作成について書きます。

【 ✕ 】 GASスクリプト・HTMLでダッシュボードを作る

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まずGASのスクリプトファイルでダッシュボードをつくる方法を見ていきましょう。作り方はこの記事この記事を見ると分かりやすいですが、GASのスクリプトからHTMLファイルを作成し、WEBアプリとして公開。そのHTMLファイルにグラフを埋め込むという方法です。完成形はこんな感じです。

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これはコレで悪くないのですがいくつかデメリットもあります。(あくまでダッシュボードをつくるという目的での見解)

・GASとHTMLを多少理解している必要がある

・WEBサイトとしての扱いなので、グラフを追加する度に公開設定を更新しないといけない&読み込みがおっそい

・サイトの公開範囲を社内に限定しても、グラフは”公開”してしまうのでセキュリティ的にちょっぴり怖い

逆にメリットとしてはGASで連動させられるので、BOTと連動させてグラフ化したり、動的に表示を変えたりしたい場合は有効です。

【 △ 】 Googleデータポータル(データスタジオ)でダッシュボードを作る

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Googleデータポータルを使うと、SpreadsheetだけでなくGoogleAnalyticsのデータや外部DBのデータも引っ張りダッシュボード化できます。またBIツールとしてもそれぞれのデータを結合したり探索的にイジイジしたりと非常に幅が広がります。(個人的に使うシーンがあんまない気がしているが高度な事をしたい人はいいかも)

使い方はこちらの記事に委ねますが、例えばこんな感じで顧客の認知フェーズからサービスの利用フェーズまで一枚にまとめることもできます。

- GoogleAnalyticsでPR・マーケの着地点としてオウンドメディアやHPの流入数・チャネルデータを引っ張ってくる

- Spreadsheetからセールスの商談数・属性データを引っ張ってくる

- 社内DBからカスタマーサクセスのユーザーの活動ログデータを引っ張ってくる

グラフを入れるとこんな感じで作れます。かなり自由度高く作れるのでこのデザイン性のなさは僕個人の力量に由来しています。データポータルは悪くないです笑。

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デメリットとしては、Spreadsheetでグラフ化したものをインポートできず、データポータル上で再構築する必要がある為手間がかかります。自由度と難易度のトレードオフです。

僕のようなMTG前に「やっべグラフ共有しないと!」という人間は、もっと簡単にできる方法がいいですよね。

【 ◎ 】 Googleサイトでダッシュボードを作る

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まずサイトの用途に「セキュリティで保護された会社のイントラネットで情報を共有する」とありますね。バッチリ用途にマッチします。

詳しい作成方法はこちらのサイトに委ねますが、作成を始めるとこのような画面になり右のサイドバーからグラフを始めとした様々な情報をドラッグ&ドロップで入れていくだけです。サイズやレイアウト調整もマウスだけで完了します!

完成形はこの様な感じ。作成時間はおよそ5分です。(そんなにかかってないかも)

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ちなみにGoogleの他のサービスとしてカレンダーやスライド、ドキュメントも埋め込むことができます。今週の動き方や顧客からのフィードバックを一覧にしたりすると、定量データと合わせて定性的な仮説、またアクションの予定を一度に共有することもできます。

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別シートにまとめるのは?

もっと簡単に別のシートにグラフを並べればいいじゃん!という意見もあると思いますが、Googleスプレッドシートは拡大・縮小やスクロールの操作性がいいとは思えませんし、不要なシートが多い場合にはロードも時間がかかります。またどのシート?ということもよくあり、個人的には上記の様にシンプルにペライチのダッシュボードをつくる方がよいと思います。


方法論は好みの問題ですが、質の高いMTGを行うためにも是非ダッシュボードにまとめてみてください!

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