革製品の魅力はいろいろありますが、中でも「革を育てる」ことを楽しんでいるかたは多いのではないでしょうか。

yuhaku は独自の染色技術を用いていることもあり、実際に使用したらどうなるか、というお問い合わせは店頭でもよくうかがいます。
革の変化は日々の接し方や使用頻度によって大きく異なり、同じ経過を辿るものは一つとしてありません。
使ってみて初めてわかること……とは知りつつも、やっぱり気になりますよね。
そこで今回はスタッフが実際に使用しているアイテムをご紹介いたします。

本日のアイテムはショルダーポーチ。
yuhaku を代表するシリーズ「Veratula（ヴェラトゥーラ）」に、昨年加わったばかりのアイテムです。

・品名：YVP074 ショルダーポーチ    
・カラー：パープル
・使用歴　約1か月半
基本的にお仕事用のポーチとして使っています。休憩時間などは、そのまま外出もできて便利です。

さて、使用歴は1ヶ月半と比較的新しいアイテムではありますが、果たして変化は現れているのでしょうか？
実際の使用感と共にご紹介していきます。                                    

染色部分は、手染めを施したカーフスキン。
yuhakuの代名詞ともいえる独自の染色技術により、透明感と深みを兼ね備えたグラデーションが美しさを引き立てています。

前面ポケット

片側にマチがあり、スマートフォンがおさまるサイズ。
ぴったり収納でき、とっさの出し入れも片手でスムーズに。
窮屈さもないので、一緒にボールペンを１本入れています。                                

中央ポケット

使い始めは革がかたく何を入れてもおさまりが悪かったのですが、だいぶ馴染んできました。
店頭に立っている時は手袋を、外出の際はキーケースをここに。メモ帳やリップクリームを入れていることも。
エコバッグを入れても便利そうなので、最近はちょうどいいアイテムを探しています。

背面ポケット    

「お財布エリア」として使っています。千円札はそのまま、一万円札は二つ折り。
中に仕切りがあり奥側は少し浅いので、コインが取りやすいです。
名刺とショップカードも数枚こちらに。

お手入れと経年変化について    

先日突然の雨で濡れてしまったのですが、特に跡などは残りませんでした。
傷が目立つ気がしたので、水分を拭き取るついでに、少しだけ圧力をかけながら乾拭きしました。

全体的に艶が増し、立体感が出始めています。
色味はやや落ち着いたでしょうか？艶が出たため少し質感が変化し、見え方が変わった気がします。                                
クリームやクリーナーはまだ一度も使用していません。

かけた手間暇に応えてくれつつ、時に思いもよらない変化を見せる革素材。
これからもこちらのポーチはじっくりと育てていきたいと思います。
今後も当ブログではスタッフによるリアルな使用感や実際の経年変化などもご紹介していきます。
次のアイテムも、お楽しみに。

＊今回ご紹介しましたアイテム「YVP074 」は、こちらからご覧いただけます。

（追記）
＊その後の様子はこちらから
【スタッフレビュー】ショルダーポーチを育てています。vol.2（2021年9月）
【スタッフレビュー】ショルダーポーチを育てています。vol.3（2022年4月）