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それは計画じゃなくて予定です

日本語って難しいよな。

タイトルにあるようにみんなは
「計画」と「予定」はどう使い分けている?

計画の話をしているのに、計画になっていない人をよく見かける。
意図的に使い分けている人はどれくらいいるだろうか?

最後まで読んでもらうとわかるのだが、この言葉の違いの理解不足のせいで日本人はPDCAが上手く回せないのではないかという仮説の元書いている。



全然違う言葉のように思ったんだが、説明しろと言われると難しかったのでGoogle先生に聞いてみた。

予定というのは問題に焦点をあてた後追いの問題解決の行動シナリオなのです。
一方、計画というのはチャンスに焦点をあてた、成長・発展のための、あなたの行動を根本から変えるような行動のシナリオです。
この違いを意識して、緊急ではないけれども重要な機会に焦点をあてた計画というものをより意識して時間を投入してみてください

なんだか、難しいね。



違いを探してみよう!

予定にあって、計画に無いもの。
計画にあって、予定にないもの。

ここからは僕の思考なので、
当てはまらないかもしれないが、みなさんも考えてみてください。

予定のイメージ

  • 旅行などの日程

  • カレンダーの日々(サムネイルの写真のような)

  • やるって言って実際にはやらないこと、ひっくり返る前提のもの

  • 2-3週間くらいの漠然としたもの


計画のイメージ

  • 詳細に組まれている

  • 例えば夏休み最終日 8/31(過程ではなく期日)

  • やらなきゃいけないこと

  • 年単位(数週間ではない)


別のサイトではこのように述べられている。

一般に「予定」は、「前もって決めている行動の内容や日時など」という部分に重点が置かれる
(中略)
「計画」の語の重点は、「将来にあることを実現させたいという意思」の部分に置かれるのが通常です。

「予定」「計画」の意味と違い - 社会人の教科書 (business-textbooks.com)

どうも、決定的な違いはなさそうだが、果たして本当にそうだろうか?


じゃあ、英語で考えてみるか?plan とschedule の意味の違い

plan も schedule も日本語では「計画」や「予定」と訳されることが多いためひとくくりにされがちですが、この両者はその指し示すものが違います。

plan は「計画」という意味を表すもっとも一般的な用語で、多くの場合 plan の前後で計画の内容が述べられますschedule は、計画(plan)を実行するための時間的枠組みを指す語で、単体で「時間割」「時刻表」(=timetable)という意味も持っています。前後では時刻や順番などを表す内容が語られます。schedule が計画そのものを表すことはありません

plan と schedule の違い(計画、予定) | 英文法と瞬間添削で学ぶ英作文のフレーズフレーズミー (phrase-phrase.me)

どっちも「計画」になっているが、Googleで辞書的に検索すると
「予定」を英語に訳すと「Schedule」
「計画」を英語に訳すと「Plan」となるようだ。


予定は前向き、計画は後ろ向きに考える

めちゃくちゃ参考になるサイトが見つからなかったので、
僕なりの定義を伝える。おそらく合っていると思う。

予定は、今の時点から順番に何を行っていくか?と考えたときに使う。
逆に計画は、終点(締め切りなど)が決まっていて、
そこまでにどうしていくか?というときに使っているように思う。

計画はゴールから逆算して考えろ!なんていうよね。
締め切りから考えて、一週間前までには社内でレビュー出来るようにする。なんていう考え方が計画だと思う。

つまり、計画には中継点(マイルストン)を置いて、そこまでの進捗を評価することも含まれている。


例えばフルマラソンで…

僕はフルマラソン(42.195Km)を2度走ったことがある(半分パワハラ、半分ワルノリ)のだが、その際には、「走り切る計画」を立てていた。

当時(今も)僕なんてのは、スポーツマンだった見る影もなく、身体が大きくなってしまった。もちろん、ある程度トレーニングをしてマラソンの準備をしたものだった。目標は完走!ただそれだけ。
そして市民マラソンなので、時間制限も緩めになっている。制限時間を守ってギリギリでも、「フルマラソン完走!」という称号を得たかった。

制限時間は7時間
その時、トレーニングで走ったことがある距離と時間は、20kmを2時間なら無理なく、何度か走ることが出来た。2日に1日くらいは5~10kmを走っていた。

記憶は定かではないが、制限時間は35km地点までに5時間以内で到着すれば失格にはならない、それくらいだったはず。

初動は人数も多く、ペースはゆっくりになるはず。ゴタゴタに巻き込まれず、ペースを考え、10kmを1時間を目指した。中間地点を2時間ちょっとで回れれば、35kmを5時間で何とかなるだろう。
エネルギー不足を補う携帯エナジーゼリー等、準備完了。計画通り25kmくらいまで3時間で走れれば、あとは歩いたって2時間もあれば10kmくらい行けるぜ!それくらいの予定で考えていた。

と、まあ計画通り6時間くらいで完走することが出来た。
これを完走というのか?歩いたじゃん!!
なんていう厳しいことをいう人は、走ってから言え。走ったことない人の話は聞こえません。ハーフマラソンは走った内に入りません。
脹脛(ふくらはぎ)とむこうずねの筋肉同時にツッたことあるんか?どっちにも伸ばせないんだぜ!!


PDCAの"P"は"Plan"だからね!

もう一回言うよ、

計画には中継点(マイルストン)を置いて、そこまでの進捗を評価することも含まれている。

日本のビジネスマンの多くは、PDCAって言いながら予定を立てがちだ。
言い換えると、
ゴールをたてない、進捗を評価しない、達成基準もない
PlanじゃなくてScheduleになってしまっている。

計画と予定の違いを意識していないってことは、
ゴール設定、マイルストン設定、評価基準を置いていない

って事とイコールだと思うんだ。



まとめ

今回は
予定(Schedule)と計画(Plan)を区別してつかえていない人は
PDCAが理解できていない説を唱えました。

あぁ、確かになぁなんて思った人の中には”ギクリ”となった方もいたかもしれません。また、「なんかうまく行かないなぁ」とか、「あの人が仕事進まない理由が少しわかった」なんてことも思われるかもしれませんね。

大丈夫、今からやれればよい。
最初からすべて解っている人なんていないんだから。
「誰も教えてくれない」と思わず、「誰からでも学んでいく」姿勢を持てれば、前へ進めるはず。

頑張っていきましょう!

最後まで読んて頂きありがとうございました!


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