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毎日超短話403「若葉マーク」

鳥が隊列を成して飛んでいる。旋回するとき、ハートマークようになっているとぼくは思う。

「あ、若葉マークみたいだね」

隣の年上の彼女は、ぼくにそう言う。彼女はぼくに恋をしていないんだな。繋ごうと思った手を、気付かれないように戻して「そうだね」と、微笑む。



一年前の超短話↓


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