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毎日超短話562「鍵アカ」

知り合いのような友だちのような子の心のドアをノックした。

「そのドアは鍵アカだから、こっちから」

友だちにも恋人にも入れない場所は、確かにわたしにもある。いつか誰かに渡したいその鍵を、まずはその子に渡そうと思う、なんとなく。



一年前の超短話↓


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