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旅行者もお得になるオランダ鉄道NSアプリ - 使用のコツと乗車体験

オランダ旅行の鉄道移動ではNSアプリが大活躍だったので、初めて使った際の戸惑いなども含めてご紹介します。日本から観光される皆様のお役に立てれば幸いです。情報は2022年11月時点のものです。

お得なところ

サービスカウンターか券売機で購入できる紙チケットもありましたが、2022年1月より、紙チケットは購入ごとに1ユーロの追加料金がかかるようになり、アプリなどのe-ticketだとプラス料金無し、とのことです。公式サイトより。紙チケット保持の煩わしさからも解放され、これはよさそうです。

チケット購入

アプリの準備

アプリはこちらからダウンロードできます。
言語設定は Meer > Taal > Nederlands を English で英語になります。

言語をオランダ語から英語へ

チケット検索

一般的な流れで迷わず進められます。一応画像を付けます。

左:出発/到着駅と出発日時を指定するか、すぐ出発したい場合は空欄のまま、Plan your journey で列車を検索。
右:出発時刻を指定すると、それに一番近い列車が強調されていますが、乗車したいものを選択。

左:詳細を確認する画面で内容を確認します。乗り換えがある場合は、ここに情報が出ます。問題無ければ Buy train ticket で次へ。
中:購入枚数、片道、往復などを選びます。往復チケットの場合は、復路も同日に利用しないと無効になります。 Next で次の画面へ。
右:Initials Last Name を入力して Next で支払いへ。

支払い - 初回

さてここでクレジットカードが通らない問題が発生しました。

Pay ボタンで支払い画面へ

カードは、VISA、Master、Amexを受け付けるアイコンが確認できますので、全部試したところ、この時は以下結果となりました。

  • VISA

  • Master

  • Amex … カード会社の認証で、SMSにワンタイムパスワードが送られてくる仕組み (海外でもSMS受信できる番号の必要あり)

とりあえずAmexで購入ができました。

支払い - 2回目以降

ブラウザ +  VISAカード
別の機会にですが、アプリではなく、Webサイトから購入したら違うのか?と試したところ、VISAカードがすんなり通りました。
再度アプリ + VISAカード
さらに別の機会に、やっぱりアプリでVISAカードから試したところ、すんなり通りました。

理由は分かりませんが、クレジットカードは1回はじかれても諦めず、カードや、アプリ/ブラウザなど変えて試してみると通るかもしれません!

チケット入手

無事支払いが済むと、E-ticket ボタンより、チケットにアクセスできます。列車を指定して購入しましたが、チケットには乗車日のみ明記され、時間の表示はありませんでした。

ブラウザから購入の場合は、e-mail でチケットのリンクが送られてきます。スマートフォンでリンクをクリックするとNSアプリが立ち上がり、同様に2次元バーコードが表示されます。

ブラウザから購入が完了した画面

あらためてチケットを確認したい場合、一瞬どこにあるか分からなくなるのですが、 More > My tickets からアクセスできます。

チケット確認場所

いざ乗車

駅の表示で情報確認

乗車駅に着いてみると、乗りたい列車に何か怪しい赤文字が表示されています。アプリで確認すると、該当の列車はキャンセルになっていました。

公式に確認していませんが、以下の持論により手持ちのチケットで乗車にトライ。(心配な方は駅員さんなどに確認されてください)

  1. チケットを確認する限り乗車する列車や時刻は限定されていない

  2. チケットを購入したので乗車する権利はある

というわけで、Intercity という列車の予定でしたが、同料金で同じ行先が表示されていたSprinter という列車に乗ったところ、問題無く降車駅の改札を出ることができました。ちなみに違いは以下だそうです。公式サイトより。

  • Sprinter: 短距離移動目的の各駅停車

  • Intercity: 中・長距離移動目的の大きな駅に停車する列車

乗車中のアプリ活用

NSアプリは、列車が今どこを走っているのかもリアルタイム表示してくれます。オランダ語の社内アナウンスが聞き取れないため役に立ちました。
また画像の囲み部分で、その列車が提供しているものが確認できます。(左からWi-Fi、トイレ、電源、車いす用スペース、自転車を置くスペース)
さらには囲みの下部分、列車の絵は該当の列車のに合わせて変わります!外観が正確な絵で表現されているため、全く迷わず乗車できました。これには感動しました。

余談ですが、この列車の絵が実物と一致する件、この後の旅にて、フランスの国鉄アプリも同様な仕様なことに気づきました。ヨーロッパでは当たり前なのでしょうか!?

まとめ

  • ユーザー登録不要で簡単にチケット購入ができる

  • スマホで全てが済む
    - 紙チケットはもちろん、よくある交通系ICカードも増えない

  • アプリの情報が詳細かつリアルタイムで助かる
    - 今ココ走ってますが明確
    - 乗車する列車の絵がリアル
    - 遅延の場合〇分遅れの表示(画像で説明していませんが出ます)

  • クレジットカードが通らない場合がある(が、何とかなりそう)

以上、最初は試行錯誤しましたが、チケットが買えてしまえばアプリでお得かつ詳細な情報表示で、困ること無く旅行ができました。


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