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アヴィニョンからポン・デュ・ガールにバスで行く方法

ユネスコ世界遺産にも登録されている、古代ローマ時代に作られた水道橋 Pont du gard が見てみたい!とアヴィニョンに滞在しました。そこから私が使った公共交通機関での行き方をシェアします。
アヴィニョンの観光案内所で聞いた方法をベースにしたもので、情報は2022年11月時点のものです。

事前の情報収集@観光案内所

アヴィニョン滞在の方は、こちらの観光案内所に行くと情報収集できます。
OFFICE DE TOURISME D’AVIGNON
41 cours Jean Jaurès
84004 Avignon

ポン・デュ・ガールにバスで行きたいことを伝えると、バスターミナルの場所や便数が少ないことなどなど、英語で親切に教えてくれました。
コロナ明けの日本人は珍しいらしく、アヴィニョンに来てくれてありがとう、とまで言われました。日本はまだコロナ終わった感無いですからねw
けっこうな偏見と私的な感想を1回だけ挟ませていただきますが... フランスでこういうありがとう言われると思ってなかったー!!! (ほんと、ごめんなさい)  です。

下調べ

経路検索の色々

  1. Googleマップ
    → 何とバスルートは出ませんでした

  2. Lioのアプリで検索

  3. フランス国有鉄道のアプリ(SNCF Connect)で検索

2, 3 についてはもちろんどちらかでOKです。普段Googleマップに頼って移動する私は、初めて使うフランスのアプリだとちょっと心細く、SNCFのアプリでもダブルチェック。同じ結果で安心したところの画像は以下。

時刻表

バスを運行しているLiOのオフィシャルサイトでは時刻表は見つかりませんが、調べていると最新版に行きついたので、一応こちらにリンクします。
以降時刻表の読み方を載せますが、経路検索だけで不安のない方は読み飛ばしてください。

時刻表の読み方(スキップ可)

上のリンクより時刻表をご覧いただく前提で、以下抜粋の画像を載せます。
バスの便数は、バケーションシーズンか否かなどで増減します。
時刻表はフランス語が分からなくても色で判断できるようになっているため、まずは年間カレンダーで乗車日の色を確認します。

年間カレンダー

時刻表で 乗車日の色 + ●がある部分が、当日運行しているバスとなります。

往路の時刻表(抜粋)

バス停名は囲いの部分で、その左はエリア名です。
ブルーのマーカで、私が使用した出発/到着のバス停名と時刻を強調しています。一番上の紺の帯は曜日です。ラッキーなことに乗りたい便は曜日が違っても同じ時刻だったので、すみません、曜日表記は深く勉強しておりませんが… 曜日の頭文字からすると、以下と予測します。

多分こんな感じという参考程度にどうぞ

表まで出しておいて何ですが、紺の表記についてはご自身で調べていただければと思います(__)  なお休日は日曜ダイヤだそうです。

必要情報(路線・バス停名、料金)のまとめ

路線: 115番  Avignon - Alès
バス停名:
    行き(アヴィニョン発):Gare Routière d’Avignon / PEM
    帰り(ポン・デュ・ガール発):Rond point Pont du Gard
料金:片道1.50ユーロ

いざ出発

乗車場所

行きのバス停は、PEMというバスターミナル で、列車の Avignon Centre 駅と隣接していますので、見つからないことは無いでしょう。

出発のバスターミナル(PEM)入口

バスターミナルに窓口があったので、乗車チケットが買えるか聞いたところ、一般の路線バスのチケットはドライバーから購入せよとのことでした。
バスと、隣接駅の列車の出発ホームを確認する表示が並んでいました。

出発するバス停番号を確認

乗車する Alès 行きのバスが出発する19番に向かいます。

QUAI 19 (19番) : 乗車する115番Alès行きのバス

チケット購入

乗車時にドライバーさんから現金で購入します。往復券は扱っておらず、片道のみ販売しているそうです。これがチケット。バーコードがついていますが、機械での読み取りなどは無く、持ってればOKです。

車内の様子

内装は観光バスの作りで、USBで充電もできます。

バス停名は近づくと車内アナウンスが入るのと、電光掲示板による表示もあるので、降りるタイミングで困ることはありません。
ドライバーさんによると思いますが、道中ノリノリなラジオがかかっていて、アナウンスも入るとカオスでした。笑

実はチケット購入の際、ドライバーさんに「ポン・デュ・ガール行きますよね?」と聞いておきました。乗車時のコミュニケーションの一環程度に。すると下車する際に、車内中のライトをビカビカに点灯してくれ(それまでやや暗い)、「マダーム、ポン・デュ・ガール!」 と親切に教えてくれました。

下車して目的地へ

バス停

行きと帰りのバス停名は少し離れています。Google マップでは以下のように表記されているところです。マップの下に写真も付けておきます。

行き(降りる方):右上の Rond-Point du Pont du Gard (Station Bus)
帰り(乗る方):左下の Vers-Pont du Gard

行き:下車するバス停
帰り:乗車するバス停

ポン・デュ・ガールまでの道のり

バス停から徒歩で10分かからない程度です。降りれば道路に表示がたくさん出ている + 観光バスも同じ方向に向かっていくので、迷うこと無く到着できます。

徒歩中に見かける表示の一例

着きました!

料金

何と、水道橋周辺を見て歩くだけなら無料でした!
公式サイトから入場料がかかるものと思っていたので驚きました。サイトの記載は、ミュージアムなどの有料エリアに入るための料金だそうです。
インフォメーションで日本語のパンフレットももらえたため、ポイントも見逃さずに回れて、かかった費用はこれだけでした。

アヴィニョンからの往復のバス代:3ユーロ

感想

バスのドライバーさん、ポン・デュ・ガールのインフォメーション、お土産ショップ、レストラン、全ての方が、フランス語が分からないんだなと察すると、すぐ英語に切り替えてくれました。
礼儀として、挨拶やお礼などはフランス語を使うようにしていましたが、次に会話を振られるとフリーズ傾向だったので…
さすが観光地という感じで、本当に皆さんに親切に対応いただき、すごく行ってみたかった場所が、とても素敵な思い出の場所になりました。

路線バスでも大変満足でしたし、一般のツアーを利用すれば、専門の方のより詳細なガイドなどが聞けることと思います。皆様の旅行プランの参考になれば幸いです。

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