TOEICの点数は上がっているのに、会話ができるようにならないのはなぜ?

TOEICで700点、800点など、
かなり高いスコアを獲得できているのに話せない、、、、
その理由は意外と単純で

話す練習をしていないから。

なので900点や満点を目指せばいい、というものでもありません。
実は日常会話程度なら
英検3級(中学3年生)程度の文法+よく使う会話フレーズ
でかなり事足ります。

「話す」というと一見単純なことのようですが、
単語、文法、フレーズ、構文を
状況に合わせて瞬時に使い分け
組み合わせながら作文する、
という複雑なプロセスを経ます。

話すためには、
これらを無意識かつ反射的に行えるようになる
必要があります。

バッターが投手の投げる玉をどんなに研究して
カーブだ、直球だ、と見分けることができるようになったとしても
実際に打つ練習をしないと、当然、打ち返せないのと同じで、
瞬間的に体が反応できるようにならないと
テンポよく会話できるようにはなりません。

話すときに単語だけ出てきてしまうのは
単語を単体で覚えているから、そして作文の練習不足です。

例えば、会社で「コピーして欲しい」
と言いたいときに、
瞬間的にcopy が出てくると思います。
まあこれでも通じるのですが
ネイティブはmake a photocopy of
を使います。

フレーズが出てくるようにするためにはまず、
状況(場面)とフレーズ(言葉)をセットにするイメージで
状況に応じて適切なフレーズを
瞬時に出し入れできるレベルまで定着させます。
実際の場面に遭遇できるのが現地の生活ですが、
想像でも、漫画を見ながらでも
場面とフレーズが結びつけばいいのです。

次に、意識するといいのが作文です。
英語の文章には必ず主語と動詞が存在します。
日本語と英語は語順が大きく違うことが
日本人にとって英会話が難しい原因の一つです。
また日本語は主語を省くことができるので
私たち日本人は主語を入れないで話す習慣があります。

英語の基本要素である「主語」と「動詞」から
文章を始めることを徹底的に意識しましょう。

目の前の景色や今日の出来事、
自分の気持ちを
主語、動詞を意識して
頭の中で英作文してみましょう。
独り言もたくさん言ってみましょう。
日記を書くのもいいです。
自分の生活の全てを英語に置き換える練習をしましょう!

最後のポイントは
子供に話す時のように、シンプルな言葉を使うことです。
日本語を考えると、どうしても難しい言葉になりがちなので
その「訳語」を探すのが大変です。
子供に話す時のような、簡単な言葉に置き換えると
英語にもしやすくなります。


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