遊歩道

英語を教えています。米国の大学院を卒業後、楽器メーカー、LAの音楽学校に勤務していまし…

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英語を教えています。米国の大学院を卒業後、楽器メーカー、LAの音楽学校に勤務していました。第二言語習得理論に基づいた授業、コーチングを行っています。趣味はピアノと韓国語の勉強。

最近の記事

英語コーチングってなに?

英語コーチング、ここ10年ほどで 急激に広がってきました。 私自身も英語コーチとして活動する1人ですが 英語コーチングって、習うのと何が違うの? とか 高いけど、意味ありますか? といった 質問もよくあります。 英語のコーチングは「ガイド付きの旅行」というと イメージしやすいかもしれません。 見知らぬ街を1人で旅をするのはなんとも心細いもの。 特に、 東北の秘湯をめぐりたい とか ローマでギリシャ建築を見たい、など 具体的な目的がある時にはなおさら 「よく知ったガイドさん」

    • 英語も運動も。習慣化のコツはハードルを下げること。

      私は運動が苦手で特に好きでもありません。 何かスポーツをやってもうまくできないし、 昔から足も遅いし、、、 でも、運動は体にいいので いつもやらなきゃやらなきゃと 思っていました。 ジムに行ったり、水泳に行ったりしたこともありますが なんとなく続かない。 そんな私ですが、 今は毎日四キロのウォーキングをしています。 もう歩かないと気持ち悪いです。 そして、ウォーキングでは物足りなくなって ついに走り出しました。 まさか、この私が走るなんて、という感じです。 苦手なものに取

      • 再生

        振り返れば奴がいる

        このBGMが大好きでした。

        • 「ビバヒル」で知った「Pretty good!」

          とてもマニアックな話で恐縮です。 80年生まれの私が 90年代、中高時代、英語を勉強しながらよく見ていた 「ビバリーヒルズ高校白書、青春白書」は いわゆる「青春もの」の大ヒットシリーズでした。 今のようなネットの時代ではないので 週に1度、NHKでの放送を楽しみに見ていました。 自宅のテレビで音声の切り替えがようやくできるようになった頃で 英語の字幕は見れなかったと思います。 そんなわけで、 英語にしてしまうと日本語がわからないので 日本語を見て、それからまた英語を見て

        英語コーチングってなに?

          英語学習:ドラマや映画で英語は学べる!?

          ドラマや映画をみて、 字幕なしでわかるようになりたい なんて思ったこと、あると思います。 英語を教えていて ドラマや映画を使った学習っていいんですか とか どうやればいいんですか と聞かれることも多いです。 ドラマや映画を使った学習は 「長期的には」オススメです。 教科書から学べない、生きた英語を学べます。 一方、TOEICで〇〇点達成したい、とか テストで平均点以上をとりたい、 といったような限定的かつ短期的な目的がある場合は 直接的な効果は薄いことがありますので注

          英語学習:ドラマや映画で英語は学べる!?

          単語は多角的に攻める!

          単語を覚えるって大変ですね。 ほんと、簡単には覚えられません。 覚えたと思ってもすぐ忘れます。 記憶定着のポイントとしては、 ● 触れる頻度を上げる。  ●「書く/言う」など “運動“ を伴う練習をする → とにかく多角的なアプローチです。 一つの方法にだけ頼ってはつまらなくなって 「覚えられない〜」という焦りにもつながりやすいのです。 私自身、韓国語の単語を覚えるときも ● ワークで単語のクイズをやりつつ、(書く) ● デュオリンゴをやりつつ、(聞く、言う) ● Y

          単語は多角的に攻める!

          英語学習がマンネリ化していると感じたら

          学習のマンネリ化は 単純にトレーニングに「飽きている」 または 今やっているトレーニングが「簡単すぎ」で 次の課題を認識できていない状態ではないかと思います。 なので、これまでと 「違うこと」や「少し難しいこと」に 挑戦するタイミングかなと思います。 テスト系はわかりやすく現状を数値で把握できます。 例えば、TOEICなどで現状を把握すると 次の目標を設定しやすくなります。 あとは、英検の1つ上の級に挑戦するのもいいですね。 実践的に課題を見つけたい時は、 日常会話は卒

          英語学習がマンネリ化していると感じたら

          英語学習:やる気を上げる、授業/レッスンの活用法

          語学学習を続ける上で大切なのは「習慣」 毎日やることです。 毎日続けるために必要なのは努力や忍耐というより「報酬」 またやりたくなるような「快」が大切です。 「快」こそがやる気メーターを上げてくれます。 学習上の「快」で最も大切なのはやはり 成功体験だと思います。 どんな風に成功を体験するのかというと これはもう「準備」の一言に尽きます。 英語の授業があるなら予習をして 授業で1つでも多く正解できるようにする。 英会話があるなら、 今日は「これを絶対言おう」と決めてそ

          英語学習:やる気を上げる、授業/レッスンの活用法

          TOEICの点数は上がっているのに、会話ができるようにならないのはなぜ?

          TOEICで700点、800点など、 かなり高いスコアを獲得できているのに話せない、、、、 その理由は意外と単純で 話す練習をしていないから。 なので900点や満点を目指せばいい、というものでもありません。 実は日常会話程度なら 英検3級(中学3年生)程度の文法+よく使う会話フレーズ でかなり事足ります。 「話す」というと一見単純なことのようですが、 単語、文法、フレーズ、構文を 状況に合わせて瞬時に使い分け 組み合わせながら作文する、 という複雑なプロセスを経ます。

          TOEICの点数は上がっているのに、会話ができるようにならないのはなぜ?

          日本語で言えないことは英語でも言えない。

          英語を話す上で意外と大切なのは、 自分の意見を持つことです。 誤解のないように通じる程度の英語力はもちろん必要ですが、 正しさにばかりこだわっていても進めません。 これは日本人同士のコミュニケーションと明らかに違うと思います。 共感より断然「自分の意見」です。 なんなら共感も自分の意見に基づいて、ということになります。 常に「What do you think?」と聞かれることを想定して 自分の考えを日本語でも言えるようにしておくと役立ちます。 意見を作るのは超簡単、2

          日本語で言えないことは英語でも言えない。

          先生ってありがたい。

          私は中学から英語を学んだ。 紆余曲折ありながらも、 アメリカの大学院で学べる英語力を日本で身につけ 現地でも当然学び続けた。 さらに第二言語習得のプロセスについても専門的に勉強し 自分が英語を教える仕事をしているので、 「外国語を学ぶ」ということについては 少し、いや、けっこう自信を持っていたのだけど 2年ほど前に韓国語の勉強を始めて、 「先生」の役割を改めて考えることになった。 私が英語を勉強していた時代は主に90年代。 今とだいぶ違う 笑 最近は音声を聴けるアプリがとて

          先生ってありがたい。

          「できない」に向き合う

          「あなたの勉強方法、間違っていませんか?」 といった類の広告を見るたびに心が痛む。 間違った勉強法なんてない。 いつから教育は不安産業になったんだ。 「シャドーイングって意味ありますか?」 みたいな質問を受けるたびに思う。 意味のないトレーニングはない。 正解、間違い 意味がある、意味がない 勉強に白黒つけようとすると疲れてしまいます。 最もらしい学説もいつどうひっくり返るかわからない。 登る道は人それぞれ。 「できないこと」を「できる」に変えているか、 そこだけ気

          「できない」に向き合う

          音読が最強。

          お勧めの学習方法は?と聞かれたら 私は迷わず「音読」と答えます。 音読を面倒くさがらずにコツコツ続けた生徒さんが 着実に伸びていくので 音読の凄さを改めて実感している今日この頃です。 「神授業」で有名な先生方も音読を推奨しています。 音読と言うと小学校の宿題で、 なんでこんなことをやるんだろうみたいな ちょっとめんどくさい宿題のイメージもありますが… 外国語として英語を学ぶという観点からいえば、 単純に「単語」と「文法」の両方を強化することができる。 言葉として最も重

          音読が最強。

          手段を目的にしない

          TOEICが流行っている(ような気がする。)そして流行っているからビジネスとしても広がっているし、教える側としては需要が増えてありがたい。でも一方で、英語教育に携わる人間として、TOEICの勉強というのは英語習得のための手段ではあっても目的にはならない。というようなことをぼんやりと考える。 「テスト勉強」は「正解」があるので、ある意味、楽だ。語学学習において、テスト勉強をしながら知識を得るのは、もちろんとても有益で必要なことだと思う。でも、実際に英語を使おうとしてみると、言

          手段を目的にしない

          英語学習の基本3要素。

          1. 時間の確保 とにかく継続的に時間を取らなければ始まらない。 2. 繰り返し →英語に限ったことではないけれど、同じ内容を何度も学習し、納得しながら、自然に覚えてしまうほど繰り返さなければ使えるようにならない。 3. 鈍感力 →自分がどれだけ伸びてるか、気になるのはとてもよくわかる。でも、身長と同じで、牛乳をたくさん飲んだからといって、変化はすぐに現れない。気づかぬ振りして6ヶ月は続ける。

          英語学習の基本3要素。

          捨て身の"girl".

          girlの発音は難しい。 でも、どうしてもできるようになりたい。 高1だった私は2年下の後輩に頼んで、必死で教えてもらった記憶がある。 彼女はアメリカからの帰国生で、 「小さいときだったから全然喋れないんです。」 と控えめに言いながらも、1つ1つの単語の発音がとても美しかった。 ガーる ぎゃーる グルー 彼女の真似をしているつもりが、どうも違う。 正しい音が出せない。変な音になってしまう。 日本人にとって英語の発音は本当に難しいと思う。 ずーっとgirlらしき音を私が発

          捨て身の"girl".