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岩木山

岩木のシンボル的存在、それが岩木山だ。別名津軽富士とも言われるその山は標高1625mある。中学校の時の文集で挑戦してみたいこととして岩木山登山と書いたが未だに登ったことはない。

秋の岩木山


私が小学校5年生の時、近くの小学校が児童数の減少に伴い合併した。その時にその学校で代々受け継がれてきていた『おらだぢの山』という詩も私たちの小学校にやってきた。全文津軽弁で作られたその詩は地元の山岩木山に対する愛が込められていた。学習発表会や卒業式の際にみんなで朗読した。小学校の時に朗読した詩なのでうろ覚えなところもあるが私がとても印象に残り今でも覚えている一節がある。

『 おっこね台風来ればでったらだ手広げておらだぢを守ってくれる。悲しいごとあればあだまこ撫でておらだぢを慰めてくれる。あれはおらだぢのとっちゃだ。いや、おらだぢのかっちゃだ。そんな人間におらだぢはなる。』

津軽弁丸出しの詩の中には岩木山を誇りに思って生きて行って欲しいという作者の願いが感じられる。いつだってそばにいて、いつだって見待っていてくれる。
そんな岩木のシンボルとも言える存在が岩木山なのである。

雲に隠れた岩木山(春)
雪融けつつある冬

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