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ホームスクーラーの夏休みとパジャマ

ホームスクーリングという学び方を選択している我が家の子どもたち。
夏休みになってからというもの、私が帰宅すると、「お母さん、じゃじゃーん!」パジャマ姿で玄関に顔を出し、「朝からずっとパジャマでいました」アピールをするようになりました。
今回は、そんな彼らの行動にどう対応したかについてお伝えします。

ホームスクーラーの「夏休み」

我が家には小6長男、小4長女、小1次男と3人の子どもがおり、ホームスクーリングをベースにしつつ、フリースクールに通ったり、学校の部分利用をしたりと、各自で選んだ学び方をしています。

子どもたちが通っているフリースクールは、学校の夏休み期間と連動してお休みになるため、ホームスクーラーの我が家でも「夏休み」っぽい空気が流れています。

これまで子どもたちは、日中にフリースクールに行くという楽しい用事があったため、出発時間までには着替えて身だしなみを整えていました。
しかし、出かける用事もなく、心ゆくまで家に居られるとなるとその自由度を実感するためか、あえてパジャマから着替えずゆったり過ごします。

その上で、仕事から帰ってきた私に「うわーワルしてるねー」と言ってもらうべく玄関に登場、という冒頭の行為に出る訳です。

パジャマで過ごすのはそんなにいけないこと?

この「ワルしてるねー」という茶化すような私のリアクションは、意識的に行っています。
すでにパジャマで過ごした後の子どもに対して「なんで着替えてないの、恥ずかしい!」と叱ったとて、時間は巻き戻せません。つまり、この瞬間に叱っても、意味がないどころかお互い気まずくなるだけなのです。

しかも、急な来客があったときや、急に出かけたくなった時にパジャマで困るのは子ども本人であって、私ではない。
こうやって、課題を分離することで、随分と気持ちが楽になります。

・叱るタイミングはいまが適切なのか
・叱る必要があるほどその子の人生にとって重大なことなのか
この2点を意識すると、「あー大したことじゃぁないな」と思えてきます。

ついでにいうと、私自身も子どもの頃、用事が入っていない日に丸一日パジャマで過ごして、何とも言えない解放感と背徳感を楽しんだ経験があるので、なにかを言えた立場ではありません 笑

大切な注意事項

最後に1点大切なことを。
我が家には3人の子どもがいますが、全員がパジャマで過ごしているわけではありません。
でもここで、「この子です」と特定するのはプライバシーの侵害だなと感じるので、そのあたりはボカしています。
彼らの尊厳は守りつつも子育てという非常に私的なことを伝えていくって、バランスが難しいなーと改めて感じました。

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それでもやはりこの「パジャマで過ごすワルー」な行為が3~4日続くと、さすがに気になります。
そこで次回は、私が子どもたちとどんな話し合いをしたかについてお伝えします。
↓次回↓

日中は服に着替えるものという自分のモノサシを自覚する。
子どもの行動にどこまで責任を感じるか。この辺りについては、西野博之さんの講演からも学ぶことがありました。
↓こちら↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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